経営者の“右腕”を育てる現場から。田村有樹子が見据える、若者と社会の新しい接点

BACKMANの代表である田村有樹子CEOに、同社のユニークなサービスモデルと彼女自身のキャリアの歩み、そしてマネジメントについてお話を伺いました。

経営者に寄り添う“付き人(つきびと)”─若い力で支える「BACKMAN」という新しい形

まず、田村さんが代表を務められている「BACKMAN」について教えてください。

「BACKMAN」は一言でいうと、経営者のコンシェルジュサービスです。
付き人(つきびと)みたいなイメージで、経営者のすぐそばでサポートをする業務です。

私たちの特徴は、チームの若さです。一般的なエグゼクティブアシスタントとは異なり、チームメンバーは若く、素直で、学ぶ意欲にあふれています。彼らは学びを素早く吸収して、指摘を改善し、継続的にスキルを磨いています。

具体的にはどんな業務をサポートされているのでしょう?

業務内容は本当に幅広いです。

社長のスケジュール管理や調整、資料作成、経費精算、リサーチ、会食予約など、いわゆるバックオフィス業務全般をサポートします。

中には動画編集ができるようになったり、簿記や秘書検定などの資格を取った人間もいます。

加えて、サウナや会食の同席、別荘や家族旅行に連れて行って貰ったり、フェスやスポーツ観戦に同行させて頂くなど、一般的な仕事では考えられないような経験もさせて頂いています。

どの社員さん・役員さんより社長の機微を熟知している存在で、”社長のご機嫌”をBACKMANに聞いてくる人もいるとか。笑

BACKMANの特徴的なサポート事例などはありますか?

BACKMANはただのハイヤーサービスではありません。

スタッフの多くは、社長になりたい、何者かになりたいという想いを持っています。

でも、具体的な夢はまだ曖昧な子が多い。だからこそ、現場でいろんな仕事に触れて、いろんな事を感じ、自分の人生の基盤を見つけていって欲しいんです。

BACKMANは、時に社長の付き添いとして出張に同行し、会食の席に同席し、社内業務まで担う。「この人に何を任せようか」と日々考える社長たちにとっても、その存在は欠かせないものになっています。

田村さんご自身のこれまでのキャリアについて教えてください。

同志社大学を卒業し、テレビの世界に飛び込みました。最初に選んだのは、一流企業でもなく、華やかな表舞台でもなく、the裏方である番組制作のAD(アシスタントディレクター)です。

小学生でいじめを経験した後は”人から必要とされる人間で居たい”とずっと思って生きて来ました。
学生から社会人になる時もその想いは変わらず、仕事ができる人間になれば、必要とされるだろうと。

その後、自分がプロデューサーとして担当した番組で、司会者のキングコングの西野亮廣さんと出会い、これが”私の人生を変える転機”となりました。
紆余曲折有り、いつの間にか番組プロデューサーがタレントのマネージャーになる、という、業界でも稀なジョブチェンジを果たしました。

でも、今から思えば、能力云々というより、人間的相性がすこぶる良かった気がします。

BACKMANの代表に就任された経緯について教えてください。

マネージャー業を離れた後、誰のスケジュールにも縛られない「自由気ままな生活」を楽しんでいました。暫くしたら飽きるだろうと。

でも、めちゃくちゃ楽しかったんです。実際は、「ヤバい、これ飽きない!」って。

ただ、1年半ぐらいフラフラしてたら、バリバリ仕事をしている同世代から置いてかれるような謎の焦燥感に駆られて。「私、このままで大丈夫?」と。

そんな時、BACKMANの株主・溝口勇児氏から「田村さんにピッタリのサービスがある」と声を掛けて頂き、経営とかまるでわからないけど、やってみることに。アカンかったらやめたら良いか、と。笑

プロデュース能力が高い経営者の溝口さんが「ピッタリ」と言うんだから信じてみようと、そして、私自身、そう言えば、ずっと人のサポートをしてきたな、と。今までの経験を活かして、さらにはそういう人材を育てる事もできるかもしれない、と思ったんです。

BACKMANでの経験についてどう感じていますか?

BACKMANの業務には、小さな気配りが求められ、単純な業務でさえ、そこには責任と信頼が伴います。業務で大切にしているのは「伝える」ではなく「伝わる」ことです。

例えば、BACKMANがクライアント宛ての郵便物を忘れていて取りに行けなかった。

「もし、自分の大事な人からの荷物だったらどうする?何回も問い合わせない?なんとしてでも受け取らない?」など相手の目線に合わせたフィードバックを心掛けています。

BACKMANの若手たちはとても純粋で可愛いです。こちらさえ諦めなければ、彼らもちゃんと成長して行く。その姿を見るたびに「かなりの根気は要るけど、諦めなくて良かった」とパワーを貰ってます。

BACKMANでのチームマネジメントにはどのようなアプローチをしていますか?

参画してからのこの1年は私がサービスを知る為にも、現場主義を貫き、様々な立場でチームメンバーと密接に連携してきました。全員が互いに学び合い、成長できる文化を育むことに重点を置いています。

フィードバックを与える際は、何がうまくいかなかったのかを指摘するだけでなく、「なぜ」その背景にあるのかを説明しています。
具体的な例を挙げて、実生活の中で自分の行動を振り返るよう促すことを心がけています。

人に寄り添う組織を─田村有樹子が考える「マネジメント」とは

BACKMANを運営していくなかで、組織づくりについて意識していることはありますか?

私は優秀なBACKMANを育てたい訳ではないんです。

一流経営者に触れると、人格者だなぁと感じる場面が沢山あります。”人として”の部分を大切にして来た人たちだからこその結果だなと思うし、思いやりとか、責任感とか、人として当たり前のことを大切にして欲しい。その上にしか積み上がらない、と思っています。

私自身も、スタッフと一緒に沢山、学ばせて頂いています。

BACKMANのこれから、について

このサービスの魅力が広がることに対して、どのような期待を抱いていますか?

“すべてのBACKMANに転機を、そして自由を”というミッションなので、きっかけやご縁を大切にしたいです。
私自身も目の前の事や目の前の人だけは大切に生きて来ました。

そうした日々の積み重ねこそが、今の私だと思うし、BACKMANというサービスにも繋がっているかなと。
なので、何者かになりたい若者にとってのきっかけになれたら本当に幸せです。

最後に、これから挑戦したい若者たちにメッセージをお願いします!

たった1回の人生なんだから、失敗しようがとにかくやってみたら良いと思います。

やり直しができないなんて事はないので、「アカンかったらまた0からやれば良い」というメッセージを送りたいです、自戒を込めて。笑

もし、何かやりたい、でも、何をしたら良いかわからない人も自分には何もない、何もやれない、と思っている人も、誰でも唯一、今すぐやれる事は…自分の身を置く環境を変えることなので、そういう人は是非、BACKMANでお待ちしています。

 一流経営者のBACKMAN(付き人)をする1番のメリットは誰よりも長い時間一緒に社長と過ごせる、だからこそ、良質な学びが無限に有ります。

15分のミーティングの枠すら奪い合いされている社長との移動中の会話、フィードバック、車内でのMTGや部下との電話、指示の出し方や時間の使い方、ビジネス思考や人間力など、勉強になる事だらけなので非常にオススメです。

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