“誰でもできる”会社づくりを目指して――現場主義が生んだ挑戦

ユナイテッドパーソン株式会社 代表取締役 武智佑介氏

業務用の電気無煙ロースターで、飲食業界の常識を変える――。
ユナイテッドパーソン株式会社を率いる武智佑介氏は、「安全で、おいしく焼ける調理体験」を追求しながら、飲食店の課題解決に挑み続けている。
本記事では、“誰でもできる会社”を理想に掲げ、信頼と誠実さを軸に歩みを進める同社の挑戦について伺いました。

電気無煙ロースターで飲食業界の常識を変える

――まずは現在の事業内容について教えてください。

当社は、業務用の電気無煙ロースターを中心に設計・製造・販売及び、テーブル、椅子、換気設備などの設置・販売・施工を行っています。2016年に創業し、今年で10期目を迎えました。現在は東京・品川に本社を置き、京都に営業所と修理サービスチーム、富山に製品管理倉庫があります。

電気ロースターの特長は、焼肉店の安全性とノンダクトで出来る初期費用の安さです。ガス式では難しい商業施設やオフィスビル内でも導入でき、煙や油の心配が少ないため、ダクト清掃や火災リスクも抑えられます。さらに、遠赤外線ヒーターによって「おいしく焼ける」点にもこだわり、焼肉店をはじめ多くの飲食店から支持をいただいています。
「ガスより火力が弱い」と思われがちですが、実際にはハイパワーで均一に焼け、メンテナンス性も高い。安全性・作業効率・味のすべてを両立した商品として成長を続けています。

サラリーマン時代の悔しさから学んだ「独立」の意味

――独立のきっかけを教えてください。

もともと私はフードプロセッサーのメーカーで営業をしており、サラリーマンとして働くことが好きでした。しかし、当時勤めていた会社が海外企業に買収され、突然の環境変化を経験したことが転機となりました。「自分の理想を形にするには、もう自分でやるしかない」と決意し、独立を果たしました。

最初は松茸と椎茸の間の子である「松きのこ」の栽培及び販売を行いながら、EISというインピーダンス測定器の輸入販売を行っていましたが、日本では医療規制などの壁があり、事業としては伸び悩みました。そこで、もともと経験のあった厨房機器の分野に原点回帰し、試行錯誤を重ねて現在の電気無煙ロースター事業にたどり着きました。

「おいしく焼ける」という価値を前面に打ち出すことで評価され、いまの基盤を築くことができました。経営者になって感じるのは、“責任を取る自由”の大切さ。決断も失敗も自分次第だからこそ、挑戦の意義があると感じています。

信用と働きやすさを大切にした組織運営

――社員の皆さんとの関係性については、どんなことを意識されていますか。

何よりも「信頼関係」を大切にしています。創業以来10年間、不良債権は一度もありません。お客様には誠実に向き合い、リスクや注意点も必ず事前に説明する。無理に売るより、納得して購入していただくことが、最も長く続く関係を築く方法だと考えています。

社員に対しても同じで、強い営業ノルマなどは設けていません。当社の営業は“売り込み”ではなく“提案”。お客様から問い合わせをいただき、デモや設計提案を重ねて受注に至ります。そのため社員がストレスなく働ける環境が整っています。

また、給与面も重視し、成果にはしっかりと還元する方針です。将来的には「誰でもできる会社」を目指し、特別なスキルがなくても1~2ヶ月で業務を習得できる体制を整えたいと考えています。属人化を避け、誰もが輝ける組織づくりを進めています。

業界の常識を超えて、広がる可能性

――今後の展望について教えてください。

まずは製品の認知度を高めたいと考えています。これまで広告や設計事務所様への営業を中心に展開してきましたが、今後はSNSなど新たな手法にも挑戦する予定です。

また、飲食業界向けの新商品開発も進めています。たとえば神戸牛専門店「神戸ビーフダイヤ」と共同で開発した“銅製の冷めないプレート”は、最後の一口まで温かいステーキを楽しめる革新的なプロダクトです。素材の特性を活かし、品質と演出の両立を実現しました。

将来的には、自ら飲食店を経営することにも挑戦したいと考えています。これまで460社以上の飲食店を支援してきた経験から、成功する店の条件を肌で感じてきました。その経験を活かし、「理想の飲食店」を自らの手で形にしていくことが、次の夢です。

「正直に生きる」という信念

――大切にしている価値観を教えてください。

大切にしているのは「正直に生きること」、そして「一期一会を大切にすること」。お客様や社員との出会いは偶然ではなく、必然だと思っています。そのご縁を大切にし、誠実に積み重ねていくことが、最終的に会社の信用や成長につながる。

これからも“誰でもできる会社”という理想を掲げながら、社員とともに挑戦を続けていきたいと思います。

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