ポップコーン株式会社 大澤 陽平 氏
学生や未経験者が短期間で大きく成長し、社会に通用する力を手に入れる。そんな場をつくることを理念に掲げるのが、SEOを中心としたメディア運営を行うポップコーン株式会社の代表・大沢氏です。
「自分自身の人生を取り戻す成長の場所」というビジョンを軸に、若者の可能性を引き出す環境づくりと、事業の多角的な展開を進める同社。
創業から現在、そして未来に向けた構想までを語っていただきました。
目次
若手が飛躍する「打ち込み」の文化と、成長を促す仕組み
━━ 現在の事業内容と特徴を教えてください。
弊社はSEOを軸にしたメディア事業を展開しており、FXや占い、仮想通貨など多ジャンルのメディアを自社で運営しています。
また、他社のドメインをお借りしてメディアを構築・運用し、発生した収益をレベニューシェアするモデルも取り入れています。
これにより、クライアント様は自社ドメインの評価を活かしながら、専門性の高いメディア運用をアウトソースできるというメリットがあります。
━━ 企業理念や社員教育における考えを教えてください。
「自分自身の人生を取り戻す成長の場所」になることをパーパスとして掲げています。
弊社では、学生や未経験者が短期間で圧倒的に成長し、上場企業のメディア運用まで担うような実例もあります。
これは、平成のメガベンチャーのように、熱量高く仕事に「打ち込む」文化があるからこそだと感じています。
この経験が、自分を深く知り、人生の選択肢を増やすきっかけになると信じています。
若い力が社会を変える──次世代の選択肢を創るために
━━ 経営者になったきっかけと、仕事にかける想いを教えてください。
もともと「独立してみよう」という軽い気持ちで起業しましたが、事業を継続していく中で、自分が提供したい価値が明確になってきました。
今では、若者たちが将来に希望を持てる社会をつくることが目標です。学生のうちから社会人以上に稼ぐ力をつけたり、留学したり、在学中に起業したりと、主体的に道を選べるような“選択肢”を提供していきたいと考えています。
━━ 印象に残っている経験について教えてください。
事業が軌道に乗り始めた頃、金銭的なトラブルに巻き込まれた経験があります。そのときに、人間関係やお金の難しさを痛感しましたが、同時に「お金だけが全てではない」と強く思うようになりました。
この経験が今の価値観につながっており、何よりも「人」と「成長」を大切にする経営を心がけています。
信じて任せる、だから育つ──組織を動かす「信頼」と「環境」
━━ 社員の育成で大切にしていることは？
「権限委譲」と「信頼」を大切にしています。明確な方向性を示しつつ、大きな裁量を与えることで、社員は自ら考えて動いてくれます。
弊社は、「指示待ち」ではなく、「主体的に挑戦できる人材」を育てる環境づくりを重視しています。
━━ 社内文化の特徴について教えてください。
弊社の文化は、言うなれば「成長志向のドブラック」です（笑）。ただし、これは長時間労働を強制するものではなく、自ら「打ち込みたい」と思える環境があるという意味です。
実際に、学生インターンが数ヶ月で飛躍的な成果を上げ、外資系企業に内定するケースもあります。これは、環境が人の可能性を引き出すことを象徴していると思います。
10年後の社会に変化を起こす、新たなプラットフォーム構想
━━ 今後の事業展開について教えてください。
3年後には、アフィリエイトやメディア、コンサルティングの各事業を分社化し、アメーバ経営を取り入れていきます。そして10年後には、実践的なビジネススキルを学生が身につけ、キャリアに直結する「学生インターンプラットフォーム」を立ち上げたいと考えています。
現在、上場企業から学生インターンの採用要望も多数いただいており、個人の成長がそのまま社会に還元される仕組みを本格化させていきます。
━━ 最後に、これから経営者を目指す方へメッセージをお願いします。
今の時代、事業のスタートに明確なビジョンがなくても構いません。むしろ、動きながら見えてくるものが本質であることも多いです。
重要なのは、挑戦し続けること。そして、誰と働くか、何に打ち込むかを真剣に選ぶこと。自らの人生を取り戻したいと願う人にとって、起業や経営はその選択肢の一つになり得ます。
自分の意思で未来を選び、他者の人生にも好影響を与えられる経営者が、一人でも多く生まれてくれることを願っています。
