対話が拓く地方創生──地域と人を繋ぐ情熱

株式会社まちづくり観光デザインセンター 代表取締役 加藤肇子氏

観光をきっかけに地域の魅力を掘り起こし、持続可能なまちづくりへと繋げる。

北海道を拠点に、全国の自治体と連携しながら地域振興を支援しているのが、株式会社まちづくり観光デザインセンターです。

今回は、代表の加藤肇子氏に、事業への想いとこれまでの歩み、そして今後の展望について伺いました。

地域と人を繋ぎ、ホスピタリティに満ちた社会をつくる

――現在の事業内容と、会社の理念について教えてください。

当社は「ホスピタリティに溢れる地域社会を対話を元にデザインする」ことを理念に掲げ、観光を軸とした地方創生のコンサルティングを行っています。

観光誘致にとどまらず、地域に眠る魅力を掘り起こし、戦略立案から実行まで一貫して支援している点が特徴です。

特に力を入れているのは、地域の食や文化、人々の暮らしを体験としてデザインすることです。都市部では得られない深いつながりを生み出す体験を創出し、交流人口や関係人口の拡大に貢献したいと考えています。

キャリアを活かし、地域の女性が輝ける社会を目指す

――起業のきっかけや、大切にしている価値観を教えてください。

50歳を過ぎての起業でしたが、組織にいる中で「もっと裁量を持って地域と関わりたい」と感じたことがきっかけです。

道新スポーツ、花新聞ほっかいどう編集長としての7年間、国交省関連団体での観光支援の7年で培った経験が、今の仕事に生きています。

特に私が大切にしているのは、地域に眠る女性たちの可能性を引き出すことです。

地方には優れたネットワークやアイデアを持つ女性がたくさんいますが、発言の機会が限られています。ワークショップを通じて、彼女たちの声を形にしていくことが、私の役割だと感じています。

主体性を尊重し、信頼でつながるチームづくり

――組織づくりで意識されていることはありますか?

社員数は多くありませんが、外部の専門家と柔軟に連携し、プロジェクトごとに最適なチームを構築しています。

社員の意見を尊重し、挑戦を奨励する文化を大切にしており、私自身も「年間7本の大型プロジェクト」「1/3の新規性」というルールを設けて質と新しさを両立させています。

社内外問わず、信頼関係はすべて対話から生まれると考えています。

最近では、若手社員が自ら新規事業を提案し、実現に向けて粘り強く行動してくれました。その姿に、これからの会社の可能性を感じました。

地域の女性リーダー育成に挑む

――今後の展望や、取り組みたいことを教えてください。

北海道で培ったノウハウを活かし、今は秋田、滋賀、香川、京都など全国に活動を広げています。

特に力を入れたいのは、地域に根ざした女性リーダーの育成です。

私と同じように情熱を持って地域に向き合える女性たちを支援し、それぞれの地元で活躍できる仕組みを整えていきたいと考えています。

地域に眠る「想い」を社会に届ける

――仕事以外の時間は、どのようにリフレッシュされていますか?

料理とガーデニングが趣味で、ストレスが溜まった日は、ハーブガーデンからバジルなどを収穫し夜な夜な冷蔵庫を開けてキッチンに立つ時間が何よりの癒しです。

47都道府県で唯一未訪問の福井県へ行くことを、ひそかな楽しみにしています。

仕事でもプライベートでも、私の情熱の源は「地域に眠る想いを発掘し、世の中に伝えること」です。観光地として知られていない場所や、これまで注目されてこなかった文化、地域の人々の声を、もっと多くの人に届けていきたいと考えています。

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