デジタルで「心の拠り所」を創造する30年。老舗IT企業が描く、未来の共存社会

エスアイマネジメント株式会社 代表取締役 藤村 基寛氏

IT業界の黎明期から30年。個別システム開発やEC構築、さらには寺院向けの独自ソリューションに至るまで、常識にとらわれない柔軟な発想と実行力で進化を続けてきたのが、エスアイマネジメント株式会社です。

代表の藤村基寛さんが大切にされているのは、「顔の見える仕事」と「お客様にとって本当に必要な提案をする姿勢」。

経営者としての歩み、社員との関係づくり、そしてITが心のインフラとなる未来について、お話を伺いました。

「お客様のシステム部門」として、課題解決に寄り添う

――現在の事業内容と、重視している理念を教えてください。

当社は現在、大きく3つのドメインで事業を展開しています。

1つ目は、業務に密着した個別のSI(システムインテグレーション)で、コンサルティングから保守運用まで一貫して担い、お客様ごとの「困りごと」に寄り添ったシステムを構築しています。

2つ目はECサイトやWebシステムの開発。協業先の弊社選定のエンジンをベースに、上場企業から個人商店まで幅広く支援しています。

そして3つ目が、震災後に始まった寺院向けシステム事業です。バーチャル参拝や墓所管理など、心の拠り所をデジタルで支えるこの取り組みは、今や売上の半分を占めるまでに成長しました。

企業理念としては、「お客様のシステム部門である」というスタンスを貫いています。

システムありきではなく、お客様の業務や課題を深く理解し、その立場で提案・構築する姿勢を大切にしています。

「生活の基盤を整えたうえで、全力で働く」──経営者としての原点

――経営者になられたきっかけや思いをお聞かせください。

高校時代からコンピューターに興味があり、新卒ではソフトウェア会社に就職しました。ですが、断片的な仕事に物足りなさを感じ、28歳で独立。当初はフリーランスで激務に追われる日々でした。家族を顧みる余裕もなく、「この働き方ではいけない」と気づいたんです。

その後、共同経営を経て、30代半ばで再び独立を決意しました。

「まず生活の基盤を安定させ、無理のない体制で、長くお客様と向き合いたい」。それが私の原点です。

実際に「競合の製品の方が良い」とお勧めしたときに、「でもあなたには残ってほしい」と言っていただいた経験は、何よりも嬉しかったですね。

主体性と信頼で育つ、柔軟な組織文化

――社員との関係性や、組織運営で意識していることはありますか?

当社では、社員の主体性を何より重視しています。社員には「自分の会社だと思って、自分で決めなさい」と伝えており、分社化した事業もいくつかあります。EC専門の会社や新規事業部門もそうです。

また、社内文化として「顔の見える関係性」を大切にしてきました。コロナ禍でリアルな交流が減った分、今後は月1の飲み会や年数回のイベントを再開し、信頼関係を再構築したいと考えています。

経験や年齢に関係なく、誰もが主役になれる会社にしたいと思っています。

共存する社会へ──未来の展望と挑戦

――今後の展望や、挑戦したいことを教えてください。

大きな方針としては、「サービス提供型」への移行を進めています。お寺向けシステムを筆頭に、個別開発からより多くの人に届けられる形に進化させることで、事業のスケールアップを図ります。

また、グローバル展開も視野に入れています。ECや寺院向けのサービスは、日本だけでなく海外でも需要があります。AIやクラウドなど技術の進化に対応しつつ、本質的には「お客様の困りごとを解決する」という軸をブレずに持ち続けていきたいですね。

生き物とお酒が原動力。「挑戦」を楽しむ多趣味な日常

――プライベートの趣味やリフレッシュ方法を教えてください。

「多趣味」が私の特徴です(笑)。ベースにあるのはお酒。経営者仲間との飲み会で多くの学びを得てきました。音楽や映画、スポーツ観戦も好きですが、一番好きなのは「生き物」。実家が犬のブリーダーだったこともあり、今でも熱帯魚や植物の世話をしています。

仕事でもプライベートでも共通しているのは、「新しいことに挑戦する」こと。世の中にないものをつくることにワクワクするんです。こうした好奇心が、経営のエネルギー源になっています。

今後も、技術の進化に振り回されるのではなく、「誰かの困りごとに真摯に向き合う」という姿勢を大切にしながら、エスアイマネジメント株式会社は“心のインフラ”として社会に寄り添い続けていきます。

社員一人ひとりの挑戦が、その未来を形作っていくはずです。

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