株式会社堅実不動産 代表取締役 船生裕也氏
公務員として安定したキャリアを歩みながらも、自らの未来に疑問を抱き、不動産投資の世界へと飛び込んだ船生氏。20代で投資に成功し、現在は株式会社堅実不動産の代表として、投資家へのコンサルティングやサロン運営、出版活動を通じて幅広い支援を行っています。今回は地元・福島への思いと、自身のライフスタイルを実践しながら描く未来像について伺いました。
不動産投資を人生に活かす会社の役割
――御社の事業について教えてください。
当社は不動産投資を中心にしたコンサルティングを展開しています。購入から売却まで出口戦略を重視し、投資家が長期的に成果を出せるようサポートしているのが特徴です。特に20〜30代や公務員の方からの相談が多く、「低い属性でも成果を出せる方法」を具体的にお伝えしています。
不動産投資は人生を豊かにする選択肢のひとつであり、無理に勧めるものではありません。ただ、正しい知識と戦略を持つことで、誰もが資産形成の可能性を広げられるのです。相談者の不安を取り除き、安心して一歩を踏み出せるよう伴走することを大切にしています。
公務員から投資家へ歩んだキャリアの転機
――経営者としての道を歩まれたきっかけは。
私はもともと公務員として働いていました。安定した環境ではありましたが、将来が見えすぎてしまうがゆえに、自由に人生を設計したいという思いが強まりました。そこで24歳で不動産投資を始め、勉強と挑戦を繰り返す中で成果を得られるようになりました。
当初は失敗の不安もありましたが、リスクをコントロールしながら実践することで自信を積み重ね、公務員を退職できたのです。自らの経験を活かして「属性や立場に関係なく挑戦できる方法」を伝えることが、現在の事業の原点となっています。
安心して挑戦できる環境づくりと信頼関係
――相談者や関係者との関わりで大切にしていることは。
不動産投資は金額が大きく、心理的なハードルも高いものです。そのため「信頼関係を築けるかどうか」が何より重要です。私は相談者の要望を一方的に受け入れるのではなく、メリットとリスクを正直に伝え、出口まで見据えた提案を心がけています。
また、運営する投資サロンでは60名ほどが参加しており、オンラインやリアルイベントを通じて情報交換や勉強会を行っています。仲間と学び合う場を持つことで、1人では不安だった方も挑戦できるようになるのです。そうした姿を見ることが私自身の大きな励みになっています。
スポーツと自然で心身を整える暮らし
――プライベートではどのようにリフレッシュされていますか。
最近は週4〜5回テニスを楽しんでいます。大会にも参加しており、競技を通じて得られる達成感が日々の活力になっています。長く続けられる趣味として、心身の健康を支える大切な習慣です。
沖縄ではサーフィンなどのマリンスポーツも取り入れています。自然に身を委ねる時間は、自分をリセットし新しい発想を生む源となります。こうした趣味を通じて「人生を楽しむ余白」を持ち続けることが、経営にも良い影響を与えていると感じています。
地元福島と全国への広がりを目指して
――今後の展望を教えてください。
直近の目標は「自分の体を自分でケアできる人を増やす」のと同じように、「自分の資産を自分で守れる人を増やす」ことです。特に地元・福島での活動を大切にしており、震災を経験した地域だからこそ、不動産を通じて安心できる生活を提供したいと考えています。
また、現在は二拠点生活に関する書籍を執筆中です。東京と沖縄での実体験をもとに、場所に縛られない働き方や暮らしのヒントを発信し、これからの時代に合ったライフスタイルを提案していきたいです。全国規模での情報発信を強化し、多くの人が自分らしい人生を選べる社会づくりに貢献したいと思っています。