フリーランスの未来を支える「プログラム・キッチン」の挑戦――実力ある人材が活躍できる場をつくる

合同会社プログラム・キッチン 代表 岡 慶太郎氏

フリーランスとして実力がありながらも「実績がない」という理由で案件を獲得できずに苦労した経験から、岡氏はプログラム・キッチンを立ち上げました。SES事業やシステム開発支援、Web制作を軸に、新人フリーランスに活躍の場を提供する同社。そこには「挑戦する人が諦めなくていい社会をつくりたい」という強い想いが込められています。今回は、事業の現状や組織文化、そして今後の展望について伺いました。

フリーランスを支える三本柱の事業

――現在の事業内容と会社の特徴について教えてください。

当社はSES事業、システム開発支援、Web制作事業の3つを軸にしています。システム開発の中ではSES、請負、ラボ型といった形で幅広い提案を行っており、クライアントの要望に柔軟に応える体制を整えています。

立ち上げ時から意識しているのは「新人フリーランスを応援する」というビジョンです。実力があっても実績がないために案件を獲得できない人たちが多くいます。私自身がその壁に直面した経験があるからこそ、同じ思いを抱えている人を支えたいと思いました。心理的安全性や技術面でのサポートをしながら、安心して働ける環境をつくることを大切にしています。

現在は5期目を迎え、「新人フリーランスを応援する」というビジョンは大切にしつつ、さらなる高みを目指して、「フリーランスの居場所を作り、共に成長していく」ということも大切にしています。

挫折から芽生えた起業の原点

――起業に至った経緯や大切にしていることをお聞かせください。

私自身、フリーランスになる前はアルバイトをしながら仲間とサービス開発をしていました。2年間取り組んだものの営業がうまくいかず、解散を経験しました。その後フリーランスに挑戦しましたが、30社ほど応募しても案件を獲得できなかったんです。理由は「実力はあるが実績がない」というものでした。

ようやく案件を得てからは順調に進みましたが、その時の悔しさと学びが原点になっています。「実績がないから挑戦できない」という負の連鎖を断ち切りたい。それが会社設立の大きな理由です。

印象的な出来事としては、請負契約で大きな損失を出した経験があります。相手側のデザイン変更に振り回され、結果として1500万円近い赤字になりました。今では弁護士に契約を必ず確認してもらうようにしていますが、この失敗は経営者としての責任の重さを痛感した瞬間でした。

フルリモートでも孤独にしない組織づくり

――組織運営やメンバーとの関わりについて教えてください。

当社は創業当初からフルリモートを導入しています。現在40名ほどが業務委託で関わっており、北海道から沖縄まで全国に仲間がいます。孤独感を避けるため、Slack上にOJT用のチャンネルを設け、日常的に「わからないこと」をつぶやける環境を整えています。すると別プロジェクトのメンバーが自然に助けに入る文化が生まれ、横のつながりが強化されています。

また、月1回の面談や勉強会に加え、「ライトニングトーク(LT)」を実施しています。持ち時間5分で好きなテーマを発表する場ですが、AI活用や技術的知見だけでなく、海外生活の話や趣味の紹介など幅広い話題が共有されます。主体性を引き出し、知見を共有するこの取り組みは、社内の大きな活力になっています。

心を支えるコーチング事業への挑戦

――今後の展望や挑戦したいことについてお聞かせください。

直近ではコーチング事業に挑戦したいと考えています。SESで働く人の中には、将来への不安や精神的な疲弊を抱える方が少なくありません。そこで、技術支援に加え、心の面をサポートする仕組みを取り入れたいのです。

すでに社内で試験的に月1回のコーチングを始めており、好評を得ています。今後は外部にも展開し、プロフィールや実績を明示することで信頼性を高め、安心して相談できる場に育てたいと考えています。将来的には「プログラム・キッチンに所属すれば技術も心も支えられる」と言われるような存在を目指していきます。

猫とお酒でリフレッシュする日常

――仕事以外で大切にしている趣味やリフレッシュ方法はありますか。

インドア派で、ゲームやお酒が好きです。行きつけのバーを開拓するのも楽しみのひとつで、ふらりと街を歩いて気になった店に入ることもあります。そこでの人との出会いが新しい刺激になっています。

また、2匹の猫を飼っていて、写真を撮るのが日々の癒しです。散歩の必要もなく、自分のペースで過ごしてくれる猫との生活は、仕事で張り詰めた気持ちを和らげてくれます。猫や趣味の時間を大切にしながら、新しい挑戦を続けていきたいと思っています。

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