理念をエンジンに、成長をゴールに —— 山崎代表が語るブランドコンサルティングの本質

Brand ideaL合同会社 代表 山崎 浩人氏

ブランド理念から、マーケティング戦略・コミュニケーション戦術まで担い、企業の「見えない価値」を可視化する。まだ国内では数少ないブランドコンサルティング領域で、新たな地平を切り開いているのがBrand ideaL合同会社です。通信業界、広告業界の豊富な経験を背景に、現在はひとり社長として中小企業から大手企業まをで幅広く支援を行う山崎代表に、創業の経緯や事業への想い、そして今後の展望を伺いました。

伴走型支援で共に走り続ける

——御社の事業内容を簡単にお聞かせください。

シンプルに言えば「ブランドコンサルティング」です。日本では「ブランディング」という言葉がまだ人によって理解がまちまちですが、私たちが大切にしているのは「企業の本質的な価値をいかに探究し、訴求するか」という点です。イメージづくりや話題づくりの前に、まず理念を徹底的に掘り下げる。そして理念をエンジンにしつつ、成長を成果として実現することを軸にしています。

従来は大手企業向けに戦略を立て、一度の施策で終わるケースも多かったのですが、現在は中小企業の伴走支援にも力を入れています。成長するまで共に走り続ける「伴走型コンサルティング」こそが、これからの時代に求められる形だと考えています。

経営の面白さと世界の広がりに目覚める

——創業に至る経緯を教えてください。

ブランドコンサルを始めて15年ですが、会社としては昨年設立したばかりです。最初の会社は中堅の広告会社でしたが、TVCMなどのマスメディア全盛時代にその構造的限界を感じ、マーケティングに興味を持ち初転職。その後、ソフトバンク(当時のJ-PHONE)やクロスメディア関連の事業など、通信・広告・放送業界の戦略子会社CEOを2度経験、東日本大震災をきっかけにプレイヤー復帰宣言をし、電通グループや外資系のオグルヴィで独自のブランドメソッドを開発、自然と独立へと舵を切った形です。

実は独立願望は当初ありませんでした。ただ、39歳で初めて社長を経験したときに世界の広がりを実感し、経営の面白さに目覚めました。以降は「横連携」や「協業スキーム」を軸に、異なる業界をつなぐ役割を担ってきました。

一気通貫の支援体制が強み

——業界内でのポジションや強みはどのように考えていますか。

経営コンサルは戦略設計に強いが実務には弱い、広告会社は戦術に強いが理念や経営視点に乏しい。そんな中で、企業構造である「理念→戦略→戦術」を一貫して支援できるのが私たちの特徴です。またグローバルブランディングの知見、これを活かした大手企業での支援実績は、信頼性の面で大きな差別化要因になっています。さらに10年近く務めているブランドマネージャー認定協会の役員として、地方中小企業のブランディング支援にも力を入れています。

大きな学びが続く日々

——これまでで印象的な仕事はありますか。

いくつもありますが、自動車メーカー8社が協業した「Drive Japan」プロジェクトは、とくに印象深いです。競合するトヨタや日産等のメーカー協業キャンペーンを成功させたことは業界的にも衝撃的だったようで、業界団体のアウォードで「Web人 of the year」を受賞しました。

成長まで見届け、そして伴走すること

——今後の展望についてお聞かせください。

3つの方向性を掲げています。第一に、大企業中心だけでなく中小企業も支援すること。第二に、単発の施策ではなく成長まで伴走すること。そして第三に、中小企業を支援するネットワークを拡張するために、他の専門家やコンサルタントと協業モデルを構築することです。

ただ課題もあります。日本企業では経営層がブランディングの重要性を理解していないケースが多く、短期的な売上施策ばかりに走ってしまう。その結果、ある調査ではブランディングに取り組む企業は半数以下、さらに成功している企業はその半分しかないという状況です。この認識を変えることが最大のチャレンジだと考えています。

人とのつながりを大切にしています

——経営をする上で大切にしている価値観は何でしょうか。

私のキャリアの根底にあるのは「競争でなく共創」です。通信業界、広告業界、放送業界、どのプロジェクトでも一社単独ではなく複数の業界をつないで市場をつくることを意識してきました。その姿勢は今の仕事にも通じています。

プライベートでも「人とのつながり」を大切にしています。会社は1人でも、プロジェクトは常にその時に最適な外部の専門家とチームを組んで進める。孤独ではなく、むしろ広がりのある経営スタイルだと思っています。

そしてこれからは「共創時代の日本型ブランディング」を探求していきたいと考えています。

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