「健康から地域を豊かに」─多角経営で未来を切り拓く、宮内さんの挑戦

地域医療と生活向上を目指し、多角的に事業を展開する株式会社ミヤウチメディカル代表取締役の宮内裕也氏。事業の原点から未来構想、プライベートまでたっぷり伺いました。

健康から広がる、地域貢献への挑戦

まずは、事業内容や強みについて教えていただけますか?

弊社はもともと整骨院の事業からスタートしました。
当初は保険対応が中心でしたが、慢性的な肩こりや腰痛など、健康保険ではカバーしきれない症状にも対応するため、自費治療にシフトしたんです。

施術では、首や腰だけでなく、体全体を調整する点が強みです。痛みの根本原因にも向き合い、ストレスのかからない体づくりをコンセプトとしています。

また、交通事故治療にも力を入れています。骨折などがなければ病院で「異常なし」と診断されがちですが、患者様の痛みや精神的苦痛に寄り添い、適切なケアと保障サポートを行っています。

さらに、再発防止に向けたパーソナルトレーニングにも取り組み、治療とトレーニングの両面から健康づくりを支援しています。

現在はさらに事業領域を広げているとのことですが、どのような展開をされていますか?

現在はリユース事業にも参入しています。

治療やトレーニングだけでなく、買い取りを通じて金銭的支援を行い、地域経済への貢献を目指しています。
リユース事業によって社会的課題の解決にも取り組みたいと考えています。

また、経営理念である「健康から生活を豊かに」を実現するため、不動産事業や民泊事業もスタートしました。身体的・精神的・社会的な健康をすべて満たすには、単に治療だけでなく、生活基盤そのものを良くする取り組みが必要だと考えているからです。

地域への貢献、そして従業員の生活水準向上を見据えながら、これからも挑戦を続けていきたいと思っています。

未熟な経営者としてのスタート─逆境を成長のきっかけに

健康を意識するようになったきっかけは何かありましたか?

きっかけは会社を引き継いだタイミングにあります。
親がもともと整骨院を営んでいて、当時は昔ながらのやり方だったので、売上もあまり良い状態ではありませんでした。

僕自身、親元を離れて東京で勉強していたんですが、わずか3か月ほどで親が癌を患ってしまい、やむを得ず実家に戻って事業を引き継ぐことになったんです。

本当はもっと自分を成長させてから戻るつもりだったので、計画よりずっと早いタイミングでした。

ただ、いざ経営のリーダーとして向き合ったとき、「健康とは何か」を本気で考えるようになりました。そのときから、健康や体づくりへの意識が強くなったと感じています。

将来的には経営者になる意識はあったのでしょうか?

東京でキャリアを積み、ある程度役職を得てから地元に戻ろうと考えていました。
経営に必要な経験やスキルがまだ足りないと思っていたので、もっと成長してからと考えていたんです。

親の病気によって計画は大きく変わりましたが、早まったからこそ「やってみないとわからない」という姿勢で飛び込んでいった感覚です。

実際に経営を始めてみて、壁や苦労に直面することも多かったのではないですか?

周りから見れば「大変そう」と思われていたかもしれませんが、僕自身はあまり苦労したという感覚はありませんでした。

むしろ「どうやったらうまくいくか」だけを考え、前向きに行動していましたね。
周囲の成功している整骨院の社長さんたちからアドバイスを受け、経営理念や技術コンセプトを曲げずにやり抜くことを徹底してきました。

何か問題が起きたときも、「どう解決できるか」という視点で考え続けていたので、大変だった記憶よりも前向きな記憶の方が強いです。

他にもお仕事で大切にされている価値観はありますか?

僕が特に大事にしているのは、「すぐにやること」と「素直さ」の2つです。

まず「すぐにやること」とは、課題やチャンスに対して即座に行動すること。スピード感を持って取り組むことで、物事は着実に前へ進んでいきます。

もう一つの「素直さ」は、成功している人の話を素直に聞き、すぐに実行に移すこと。

結果を出している人たちには必ず理由があり、まずは自分の考えに固執せず、受け入れてみる姿勢が重要だと思っています。
さらに、主張力も大切にしています。
自分の意見をしっかり持ちつつ、学び続ける柔軟さ。このバランスを意識しながら、日々行動しています。

信頼がすべて─仲間とともに作る組織づくり

社内の特徴や雰囲気について教えてください。

拠点が函館ということもあり、ワークライフバランスを大切にしている社員が多いです。仕事とプライベートにメリハリを持って働く文化ができています。

スタッフは整体院のほかにリユース、不動産、民泊事業にも携わっており、リユースに2人、不動産に1人、民泊は僕自身が直接見ている形ですね。

拠点が分かれていると、社内コミュニケーションが希薄になりがちですが、何か工夫されていることはありますか?

コミュニケーションは意識的に取るようにしています。
整体院はナンバー2の社員が現場を見ていて、日々の変化もすぐに共有できる体制を作っています。

リユース事業は僕自身が現場に入ることが多いので、直接社員とコミュニケーションを取るようにしています。こまめにミーティングを行い、現場の状況を把握することを大切にしていますね。

ナンバー2の方とはどんな関係性なんですか?

彼は大学時代の同級生で、柔道部で共に汗を流した仲間です。
一度は大学を離れましたが、再挑戦して国家資格を取得するなど、努力を重ねました。

最初は「難しいかもしれない」と思ったこともありましたが、あきらめずにやり抜く姿を見て、「この人と一緒にやりたい」と感じ、何度も声をかけました。

精神的に厳しい時期も乗り越え、今では組織の中核を担う存在に成長しています。

トップではなくナンバー2として、僕を支えながら組織を支えてくれる、信頼できるパートナーです。友人同士のビジネスは難しいと言われますが、僕たちはうまくいっていると思います。

地域を支え、日本を変える─目指す未来と挑戦

今後、社員の皆さんとどんな未来を描いていきたいですか?

まずは、当社に入社してくれた社員一人ひとりの生活水準を上げることを大切にしています。

もうひとつの軸は、地域への貢献です。

函館では人口減少が進んでおり、今後さらに地域経済が縮小する懸念もあります。

だからこそ、雇用を増やし、地域全体を活性化させる取り組みに力を入れたいと考えています。社員の生活水準を高め、働く環境や地域を守り、良い循環をつくる。

これが、今後も変わらない当社のビジョンです。

全国展開への思いもあると伺いました。

成功支援事業については、地域だけでなく、全国へ良いものを広めていきたいという思いがあります。
現場で培った技術やノウハウは、多くの人にとって価値のあるものだと自負しています。地域に根ざしながらも、全国に貢献できる企業に成長していきたいですね。

今後、新たにチャレンジしてみたい事業はありますか?

現在は民泊や不動産にも取り組んでいますが、今後は第一次産業、特に農業の分野にも関心を持っています。

例えば、今後食料問題が深刻化したときに、自分たちで食べたいものを作れる力があったほうがいい。それは社員にも還元できるし、地域にとっても価値のある取り組みになるはずです。

お米の問題なども身近な話題になってきているので、食の自給自足にも一歩踏み出せたらと思っています。

仕事も人生も全力で─情熱と素顔に迫る

お仕事以外で、何かハマっている趣味などはありますか?

正直、仕事が趣味みたいになってしまっている部分が大きいですね(笑)。
テレビを見ていても、つい「これってこういう戦略なんだよね」って家族に話してしまったり。嫁にも「アニメですら仕事の話するの、あなたくらいだよ」と言われます。

プライベートではご家族との時間も大切にされていると伺いました。

はい、家族は4人で、上の子が3歳、下の子が0歳です。
今は夜の時間は絶対に家族と一緒に過ごすと決めています。
夜ご飯も一緒に食べられることが多くて、ほっと落ち着ける時間になっていますね。

たまには煮詰まることもあると思います。リフレッシュ方法などはありますか?

煮詰まったときは、好きなものを限界まで食べる!これが僕のリフレッシュ方法です。
だいたい「お肉かお寿司」を食べます!

お腹いっぱいにして、「また頑張ろう」と切り替える感じです。

本当は以前やっていたキックボクシングもまた再開したいなと思っています。

経営者やこれから挑戦する方に向けて、メッセージをお願いします。

まずは、成功事例に着目して、やり抜いてほしいですね。
うまくいっている人や成功している事例をしっかりと見て、自分なりにやり切ってみることが大事だと思っています。

そして、もう一つ強く伝えたいのは、正しい師匠や経営者に出会ってほしいということです。今は情報商材も簡単に手に入る時代ですが、どれだけお金を払っても、本当に正しい情報にたどり着けるかはわかりません。

大事なのは、リアルに実績を出している人から学ぶこと。
最初は金額のスケール感も、考え方も、自分とはまったく違って見えるかもしれませんが、素直に学び、実行していけば必ず力になります。

ぜひ、本物を見極めて、自分を信じて進んでいってほしいです。

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