女性の「挑戦」を未来へ繋ぐ:エール株式会社が描く、多様なキャリア支援のカタチ

エール株式会社 代表取締役 美宝 れいこ氏

現代社会における女性のキャリア形成は、自由度が高まる一方で、育児・介護・地域的偏りといった多様な課題にも直面しています。

そんな中、「女性の挑戦を支える場を創る」ことをミッションに掲げ、社会に変化をもたらしているのがソーシャルカンパニーのエール株式会社です。

2018年の設立以来、キャリア支援、複業推進、地域創生の3本柱を軸に、多くの女性たちの人生に寄り添ってきたその取り組みに迫ります。

女性が挑戦できる「場づくり」で社会に変化を

――現在の事業内容や企業理念について教えてください。

当社は、女性コミュニティを母体としたキャリア支援事業を展開しており、現在では3,200名を超えるメンバーが所属しています。事業の中心には、女性のリスキリングを支援する「スクール事業」や複業マッチングを行う「プロダクション事業」があり、未経験からでも挑戦できる環境づくりに力を入れています。

企業からのアウトソーシングを受けて、メディア運用やライティング、SNS管理など幅広いプロジェクトを進めていますが、重視しているのはスキルよりも「やりたい」という意欲。個人のポテンシャルを信じてチームで支え合える文化こそ、私たちの強みだと考えています。

私たちの経営の根底にあるのは、「挑戦が未来を創る」というソーシャルインパクトの考え方です。誰もが挑戦できる環境を整え、女性が自分らしいキャリアを築ける社会の実現を目指しています。

パラレルキャリアの原点は、母の生き方にあった

――創業のきっかけや、ご自身のキャリアで印象的だったことはありますか?

前職では16年間会社員として働いていましたが、母の他界が大きな転機になりました。

「自分の残りの人生をどう生きるか」を考える中で、複業として始めたアロマサロンがきっかけとなり、やがて「複業のやり方を教えてほしい」という声が集まり、女性のキャリア支援へと舵を切りました。

この経験から、私は「パラレルキャリア(複業)」という働き方・生き方を提唱しています。

パラレルキャリアは、単に副業ではなく、複数の業を持つことでライフステージに応じた柔軟な働き方を実現するという考え方です。一つの肩書きに縛られず、自分の可能性をいくつも持てる社会を広げたいと思っています。

私の原点には、当時の社会で選択肢の少なかった母の人生があります。その想いを引き継ぎ、女性たちが自分の力で道を切り拓ける環境を整えることが、私の使命です。

オンラインでも「思い」で繋がるチーム文化

――チーム運営における工夫や特徴について教えてください。

当社には正社員が一人もおらず、全員が業務委託契約でプロジェクトごとにチームを編成しています。拠点を持たず、全てオンラインで運営しているため、情報の伝え方や共有の仕方には特に気を配っています。

月1回のオンラインミーティングや、日々の細やかなメッセージのやり取りを通して、メンバー間の信頼関係を構築しています。育児中のメンバーも多く在籍しており、互いにカバーし合う文化が自然と根付いている点も、女性主体の組織ならではだと感じています。

運営面では、これまで3度のコミュニティ運営の失敗を経験しました。しかし、自身の想いに共感してくれるスクール卒業生を運営メンバーに迎えたことで、今の3,000名規模の基盤ができあがりました。思いを共有できる仲間の存在が、組織の成長には不可欠だと強く実感しています。

47都道府県すべてに「挑戦の場」を届けたい

――今後の展望についてお聞かせください。

今後の目標は、47都道府県に女性の活躍の場を広げることです。地方自治体や企業と連携し、リスキリング支援や複業マッチングの仕組みを全国に展開していきたいと考えています。

また、「エールと言えば女性のキャリア・活躍支援」という認知を確立するために、実績を積み重ね、広報活動にも力を入れていきます。

地方の人財不足と、スキルのある女性たちの潜在力をつなぎ、地域活性にも貢献していきたいと思っています。

緑と猫に癒されながら、挑戦の毎日を

――日々のリフレッシュ方法や、大切にしている価値観について教えてください。

多忙な日々のなかで、私にとっての癒しは「緑」と「猫」です。自然公園でピクニックを楽しんだり、高原など自然の場に出かけたりすることで、心が静かに整います。

また、自宅で飼っている2匹の猫と過ごす時間も、日常に温もりと安らぎを与えてくれる大切なひとときです。

小さな癒しを積み重ねながら、自分らしい挑戦を続けること。それが、私の人生の軸になっています。

これからも人とのつながりを大切にしながら、一歩ずつ着実に歩みを進めていきたい。そして、同じ志を持つ仲間とともに、未来に新たな価値を創り出していけたらと思っています。

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