“超ウルトラ属人性”で切り拓く、唯一無二の経営スタイル

合同会社Straid 代表  武林勝太郎氏 

ビジネスの常識にとらわれず、合理性と本質を追求しながら道を切り拓いてきた合同会社Straid代表・武林勝太郎氏。

経営理念やビジョンすら掲げないという独自の姿勢の裏には、「行動」に重きを置く明確な哲学があります。

組織に縛られることなく、自らのスタイルを貫いてきた武林氏の思考と実践について、お話を伺いました。

「属人性こそが、私のビジネスの本質です」

――現在の事業内容と経営方針について教えてください。

現在は、コンサルティングよりも自社サービスの開発に軸足を置いています。事業モデルの特徴は、フロービジネスとストックビジネスのバランスですね。

粗利率が90%を超える構造なので、生活には十分。ただ、月々の売上だけに頼ると継続性に不安があるので、BCP(事業継続計画)の観点からも、ストック型の構築を意識しています。

また、一般的な企業のようなビジョンやミッションは掲げていません。組織が大きくなれば意味があるかもしれませんが、私は一人で動いていますし、それがあるとむしろ不自由になると感じるんです。

社名「Straid」は、“Strategy”と“Aid”を掛け合わせた造語で、さらに「歩幅のストライド」という意味も込めており、ある意味でこれが唯一のビジョンかもしれません。

――競合他社との差別化ポイントや強みはどこにありますか?

業界でのポジションという概念自体がありません。マーケティングと一口に言っても、CXや開発、バックオフィス、データ領域にまで広がりますし、業界を限定せずにやっています。

その中での強みは「一気通貫でやる」こと。戦略を立てて終わりではなく、合意を取ったら5分後には動いている。それを「行動する経営企画」と表現されたことがありますが、的を射ていると思います。

「思いついたことをすぐに形にしたい、それだけでした」

――独立されたきっかけを教えてください。

会社員時代は、マーケティングや新規事業の立ち上げに携わっていましたが、組織の中では、良いアイデアがあってもすぐに動けないもどかしさを感じることが多くありました。

承認を得るまでに何か月もかかることもあれば、「それは去年の案だ」と取り合ってもらえないこともあり、自分の中でスピード感とのズレを強く意識するようになったんです。

そうした経験を積み重ねるうちに、「もっと自分のペースで、考えたことをすぐに形にできる環境で挑戦したい」と思うようになりました。最終的には、自ら道を切り拓くほうが自分には合っていると感じ、独立を決意しました。

――仕事をする上での夢や目標はありますか?

ありません。自分が楽しく生きていければそれでいいと思っています。会社の成長にも執着はなく、現状維持で十分です。かつて年収1億4,000万円を一人で稼いだこともありますが、そんなにお金は必要ないですね。

「行動こそが哲学。情熱より冷静であれ」

――経営で大切にしている価値観は何ですか?

「儲けを目的にしないこと」です。良いことをしていればお金は後からついてくる。逆に、ついてこないならどこかが間違っている。目先の利益に走ると、結局失敗します。そういう人をたくさん見てきましたから。

また、情熱という言葉もあまり好きではありません。情熱を持つということは、いつかそれを失うということ。

私は、できる限り冷静でいたいと思っています。感情の起伏ではなく、フラットな視点で物事を見続けることが、ビジネスにも人生にも必要だと考えています。

「自分が動かなければ、食べていけない。それが自然な状態です」

――組織運営や社員との関係についてお聞かせください。

今は一人で事業を行っているので、一般的な組織マネジメントは行っていません。ですが、属人性を全面に出すことで、自分にしかできない価値を提供しているという実感があります。

能動的に動かなければ生活が成り立たない環境というのは、ある意味で理想的です。組織が大きくなると、人は受動的になります。それが日本で「ジョブ型雇用」が根付かない理由のひとつだと思います。

「変化を恐れず、今を正しく判断する」

――今後の展望やチャレンジしていきたいことはありますか?

特に明確な目標はありませんが、常に海外の情報には目を光らせています。例えば、日本で注目されているSDGsも、海外ではすでに熱が冷めている。そうした温度差を理解するためにも、SNSやニュースサイトを通じて情報を収集し、動けるときに動く。それが私のスタイルです。

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