社員の未来を拓く、異色のIT企業が描く「誰もが働ける社会」

フリーテクノロジー株式会社 代表取締役 丸山達也様

離職率ゼロの実績を誇るフリーテクノロジー株式会社。代表の丸山氏は、自身の障害経験を原点に『誰もが働ける仕組み』構築を使命としています。

これからの社会にどんな変化をもたらすのか。

今回は、丸山氏にこれまでの歩みと会社の強み、そして未来への展望を伺いました。

誰もが安心して働ける環境を

――現在の事業内容とその特徴について教えてください。

弊社は、ソフトウェアの受託開発と、お客様の要望に応じたエンジニア派遣を行っています。特に強みとしているのは、20代から40代の社員の離職率が創業以来ゼロであるという点です。これはこの業界では非常に稀であり、弊社の最大の特長だと自負しています。

――企業理念やビジョンについてお聞かせください。

理念は「誰もが社会で一緒に働ける環境を作る」ことです。私自身が発達障害を抱え、小中学校に通えなかった経験から、学ぶ機会と自力を身につけるきっかけさえあれば、誰もが働き続けられると信じています。将来的には精神疾患や知的発達の遅れがある方も含め、働けるモデルを目指しています。ITと福祉、一次産業を融合し、新しい事業体型を築きたいと考えています。

行政書士からIT企業へ至る転機

――経営者になられた経緯や動機を教えてください。

13年前に行政書士として独立したのが始まりです。誰かに使われたくない、自由に働きたい思いが根底にありました。行政書士として活動する中で自身の発達障害が判明し、「障害を持ったままでも働けるモデル」を模索するようになりました。

転機は、顧問先のIT企業が破産した際に宙ぶらりんになったエンジニアたちと共に会社を立ち上げたことです。彼らの技術スキルは『スキルを身につければ自由に働ける』点で共通していました。この経験が、現在のフリーテクノロジーの原点です。

――大切にしている価値観や信条を教えてください。

「学びと自己成長の機会を平等に提供すること」です。私は小中学校に通えなかった時期がありましたが、通信制高校から国立大学に進学できました。これは適切な学びの機会と信じてくれる環境があったからこそです。この経験から、「学びのきっかけさえあれば人は大きく変われる」という信念を持ち続けています。

孤独をなくし学びを育む場

――社員の主体性を引き出すための工夫はありますか。

大きく二つあります。一つは「明確なキャリアパスの提示」です。若手エンジニアに具体的な成長ステップを示し、希望を持って努力できる仕組みを作っています。もう一つは「積極的な社内交流」です。旅行やイベントを通じて情報交換の場を作り、孤独感をなくしています。

――社内文化の特徴を教えてください。

「学びと成長を支え合う」「家族のような温かさ」が文化の中心です。孤立しやすいSESのエンジニアが、互いに支え合いながら働ける雰囲気を大切にしています。ベテランが若手を育て、成長を喜ぶ空気が根付いています。

IT×福祉×一次産業の挑戦

――今後の事業展開について教えてください。

SES事業の拡大を主軸とし、3〜4人のチーム派遣体制を整えて上流工程にも参画できるようにしていきます。また、就労移行支援やB型事業所を設立し、既存のエンジニアが講師として活躍できる場を提供します。さらに、農林水産業への参入も視野に入れ、IT・福祉・一次産業を融合させた事業体型を築いていきたいです。

――直面する課題についてお聞かせください。

課題は「エンジニアの採用と育成」「営業利益率の低さ」「商流の深さ」の3点です。中堅層をターゲットにした採用施策、事務職を含めた全員営業体制、営業体制そのものの見直しなどを進めています。

経営を支える個人の哲学とプライベートな時間

――経営以外で大切にしていることはありますか。

「従業員への還元」です。会社の収益は社員の努力の賜物であり、成果をしっかり還元することで安心して働ける環境を作ることが私の責任です。

――プライベートでのリフレッシュ方法は?

旅行が好きで、出張を兼ね各地を訪れています。温泉は至福です。

最近は生まれたばかりの子供と遊ぶのが一番のリフレッシュです。家族との時間が何よりの情熱の源です。

――起業を目指す方へ、メッセージをお願いします。

起業当初は一人で全てを担うことになり、困難に直面する場面も多いと思います。しかし、『なぜ起業したのか、何を実現したいのか』という明確なビジョンを持ち続ければ、どんな道を通っても前進できます。私自身も障害を抱えながら挑戦を続け、手段は変わっても志を支えに事業を育ててきました。諦めずに挑戦を重ねれば、必ず成果に結びつくと信じています。

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