食の安心を支えるデータと挑戦 —— 食物アレルギー領域に取り組む石川代表の歩み

株式会社ウィルモア 代表取締役 石川 麻由氏

2009年に創業し、食物アレルギーの予防と支援に特化したサービスを展開する株式会社ウィルモア。食品データベースの整備や企業向けソリューションの提供を通じて、社会課題を事業として形にしてきました。今回は石川代表に、創業の背景、これまでの歩み、組織運営への想い、そして今後の展望について伺いました。

食物アレルギーに向き合うサービスの現状

――事業内容を代表のお言葉でご紹介いただけますか。

食品データを保有しており、食物アレルギーに対応するtoCの無償サービスと、toBの有料サービスを展開しています。2009年の創業以来、2011年にスマートフォンアプリ「アレルギーチェッカー」の提供を開始し、2013年にはWebサービス「クミタス」をローンチしました。当時はまだ競合も少なく、黎明期から事業をおこなってきた点が強みです。

――現在はBtoBとBtoCのどちらに比重を置いていますか。

BtoBtoCであり、企業向けの支援事業が収益の柱となっています。食品会社をはじめ、学校や病院、給食関連などに広がりを見せています。

予防を起点とした創業の原点

――経営者になられた経緯を教えてください。

会社をつくりたいというより、予防領域のヘルスケアに取り組みたいという想いが原点です。医学的にある程度の根拠を持ってある面では予防し得ると言える分野があるか、を考えたとき、食物アレルギーは一時的には「食べないことで症状を防ぐ」という対策があり得る、と気づきました。段階的な対応によって食の選択肢を広げていくことも視野に、仕組みを実装するため、まずは食品データの収集から始めました。

――これまでで特に印象に残っている出来事は何でしょうか。

2011年にサービスを開始した際、当時は社会的認知が低かった食物アレルギーを「課題」として顕在化できたことです。世の中にほとんど存在しなかったサービスを立ち上げたこともあり、感謝のメッセージを頂くこともありました。

少数精鋭で築く柔軟な組織

――現在の組織体制について教えてください。

立ち上げ当初から大きくは変わらず、現在は代表の私を含め7~8名規模で運営しています。長く関わる方が多く、効率的な体制で事業を継続してきました。

――組織運営で大切にしていることはありますか。

コミュニケーションです。情報の共有だけでなく「なぜその行動に至ったのか」という背景まで理解することを意識しています。クライアントやユーザーを含むすべてのステークホルダーに丁寧に対応し、小さな不安にもきちんと答える姿勢を大事にしています。

新たな事業モデルで目指す未来

――今後の展望についてお聞かせください。

既存事業の機能追加や改善に加えて、新しいサービスやビジネスモデルを構築していきたいと考えています。具体的な内容はまだ公表できませんが、既存事業の成長も見込めると考えています。

――直面している課題は何でしょうか。

必要な投資をどうリターンにつなげるかです。未来を切り拓くために積極的に取り組みたいと考えています。

音楽と創作で広げる視野

――プライベートでの趣味やリフレッシュ方法を教えてください。

作曲をしています。インストゥルメンタル中心で、過去にはインディーズのコンピレーションCDがリリースされたこともあります。純粋に楽しみながら続けています。

――最後に、これから起業を目指す方へメッセージをお願いします。

会社は誰でもつくれますが、続けるには思いと経済的なバランス感覚の両方が必要なのではと思います。リスクを取って挑戦する人が増えることで、日本全体がもっと元気になるはずです。自分の責任で道を切り拓く人が一人でも増えることを願っています。

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