美容・PR領域で挑戦を続ける —— 株式会社Creative Group中原代表が考える「伝える、伝わる」の意義とは

株式会社Creative Group代表取締役 中原 一真 氏

10年前、学習塾事業からスタートした株式会社Creative Group。現在は美容・コスメ領域に特化したPR・マーケティング事業を展開し、国内外のメーカーに向けて「伝わる」を一気通貫で支援しています。創業の背景には、代表・中原氏の原体験と、努力を重ねた学生時代の経験が深く根付いています。今回はその歩みと、組織づくり、未来へのスタンスについてお話を伺いました。

現在はPR・広告代理業をメインに

——まず、事業内容について教えてください。

弊社は「株式会社Creative Group」という会社で、ちょうど創業10年を迎えました。もともとは高校生向けの学習塾からスタートしたのですが、現在はPR・広告代理業をメイン事業として展開しています。

特徴的なのは、PR・広告・マーケティング・キャスティング・メディア運営までをワンストップで提供できる体制です。一般的には複数の会社に依頼する必要がある領域を、弊社では一貫して担える。これはメーカー様にとって大きなメリットであり、10年続けてこられた競合優位性だと考えています。

「勉強」が自分の運命を変えた

——創業に至るまでの道のりをぜひ、伺いたいです。

私はもともと経営者を志していたわけではありません。大学に進学して普通に就職すると思っていました。しかし、私の人生を変えたのは「勉強」と「努力すること」でした。

三重県の閉鎖的な環境で育ち、「このままだと、ずっと同じ景色を生きていく」と感じた高校3年のとき、本気で勉強に向き合いました。毎日10時間以上勉強を続け、大学に合格できたとき、自分の努力でまったく違う世界に行けることを体感。

その経験が、「自分も誰かの可能性を引き出す側にまわりたい」という想いにつながり、学習塾を立ち上げるきっかけになりました。

そこが経営の原点であり、今の“伝える力”の根底にもある価値観です。

たった1円の重み、そして価値の重要性

——経営されていて印象的だった出来事は?

経営して最も印象的だったのは、自分のサービスが初めてお金に変わった瞬間です。恥ずかしながら学習塾でバイトをしていた時代、私は人気講師でした。でもそれは大手の看板があったからこそ。学習塾を始めたとき、看板がないと誰も見向きもしてくれない現実に直面しました。たった1円をいただくことすら、こんなに大変なのかと痛感し、何度も心が折れそうになりました。それでも諦めず努力を続け、ようやく我々の提供する価値に対してお金をいただけたときの感動は今でも忘れられません。この最初の感覚は今でも自分の中で大切にしています。

絶対に否定しないこと

——現在の組織体制について教えてください。

現在は正社員が約10名、業務委託を含めると40名ほどの組織です。組織づくりで一貫して大切にしているのは、「否定しない」ことです。社員の挑戦や意見を途中で否定してしまうと、主体性は育たないと思っています。

私自身、会社は単に利益を得る場所ではなく「社会にどう貢献できるか」が本質だと考えています。だからこそ、社員一人ひとりが「お客様のために何ができるか」を考え、自発的に動ける環境を大切にしています。失敗も成功も、すべては前に進むための“経験”。それを歓迎するカルチャーこそが、Creative Groupの原動力になっていると感じています。

あえてビジョンは持たない

——今後の展望は何かありますか?

「ビジョンはありますか?」とよく聞かれるのですが、私たちの答えは明確で、“あえてビジョンを持たないこと”が、私たちのビジョンです。

未来は、決していま描ける範囲には収まりません。
社会も、クライアントも、日々変わり続けている中で、数年先の理想像を言葉にしてしまうことが、かえって変化へのしなやかさを奪ってしまうと考えています。

それよりも、目の前にいるクライアントと丁寧に向き合い続け、今この瞬間に何が求められているかを見極める。
その連続の先に、新しいサービスや価値が自然に生まれていく。

我々に取っての未来は「固定するものではなく、創っていくもの」です。

これから起業を考えている方、挑戦を迷っている方に伝えたいのは、「とにかくやめないこと」です。

最初は、誰も信じてくれないし、売上も立たない。
それでもやめなかったから今がある。挑戦を続けた先にしか、仲間も信頼も結果もついてきません。

もし今、怖さや迷いを感じている人がいるなら、まずは小さな挑戦でいい。
結果が出なくても、意味はある。積み重ねることでしか開かない未来があり、「続けることそのもの」が、やがて誰かの心や行動を動かし、世界を少しずつ変えていくのです。

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