「自ら学び、組織を進化させる」――LDcubeが描く人材育成の新しい形

株式会社LDcube 代表取締役 新井 澄人氏

「研修のスタイルにとらわれない企業向け人材育成サービス」で人材育成に革新を起こす株式会社LDcube。社内トレーナー養成支援プログラムとデジタルツールを活用し、企業の“学び方”を再構築している。2023年に親会社からスピンアウトして誕生した若い組織を率いるのは、代表の新井澄人さん。創業3年目で挑み続けるデジタル教育の未来と、「学び続ける組織」を育てるための哲学を伺いました。

デジタルで人材育成を再構築する

――現在の事業内容と理念を教えてください。

当社は、お客さまの成長のため、時代に合わせて多様なツールを活用しながら、人材開発・組織開発の課題解決をサポートするプロフェッショナル集団です。

事業内容としては、人材育成のために効果的な学習環境を構築するため、多岐にわたる支援を行っております。例えば、外部講師が実施する研修プログラムを、社内トレーナーが担当できるようなサポートやプラットフォームを活用した企業内大学の運用支援なども行っています。

人材育成施策は実施して終わりではなく、研修受講者の「行動変容」を経由して会社の業績向上につなげることが大切です。そのためにはフォローアップが欠かせません。社内トレーナーというリソースやプラットフォームなどのツールを効果的に活用することで細かなフォローアップを実現することが可能です。

研修の形が変われば企業の成長も変わる。デジタルの力を最大限に活かしながら、「学びを止めない社会」の実現を目指しています。

スピンアウトの決断と挑戦の原点

――会社設立の経緯や印象に残っている出来事を教えてください。

以前は株式会社ビジネスコンサルタントで、社内トレーナー養成支援とデジタル教育支援の事業を担当していました。しかし、講師が現場に出向く研修事業を中心とした親会社の中では提供数に限界があり、「より多くの企業に価値を届けたい」と考え、2023年にLDcubeを設立しました。

設立直後、銀行手続きの不備で給与振込が遅れるトラブルを経験しました。小さなミスが信頼を左右することを痛感し、以後は細部の確認を徹底しています。

創業3年目の今も発展途上ですが、社員30名全員が「学びをデザインし、個人と組織の成長に貢献する」という理念を共有し、日々進化を続けています。

学び合う文化が人を育てる

――社員の成長や主体性を引き出すために意識していることは?

LDcubeでは、“教える会社”である前に“学び続ける会社”を掲げています。社内勉強会や「読書対話会」で全員が意見を交わし、経験の有無を問わず多様な気づきを共有しています。成果だけでなく、学ぶ姿勢や仲間への貢献も評価し、互いに高め合う文化を築いています。

――経営を続けるうえで大切にしている考え方を教えてください。

「自ら学び、実践すること」を信条に、毎日15分は学ぶ時間を確保しています。親会社を離れ独立したのは安全ではない選択でしたが、自ら決めた挑戦だからこそ続けられました。30名の社員とその家族を支える責任を胸に、信頼と感謝を原動力に学び続けています。

学びとリフレッシュの両立

――プライベートでのリフレッシュ方法を教えてください。

オフの時間は、ゴルフを楽しんでいます。自然の中で集中しながら自分と向き合う時間は、心身のリセットに最適です。ゴルフは一打一打の積み重ねが結果を左右します。努力を怠ればすぐにスコアに反映される。その厳しさが経営にも通じていると感じます。

ただの趣味ではなく、学びの延長としてゴルフを捉えています。上達の過程には試行錯誤があり、分析と改善の繰り返しがあります。これはまさにビジネスと同じ構造です。

3年後の未来と挑戦

――今後の展望や直面している課題についてお聞かせください。

当面の目標はLDcubeの認知度向上です。設立から3年目に入りましたが、まだ当社を知らない企業が多いのが現状です。マーケティング体制を整備し、デジタル教育の価値をより多くの企業に伝えていきます。

採用も課題の一つです。営業やマーケティングの専任が少ないため、私自身がリスキリングしながらチーム育成を進めています。今後は外部人材やパートナー企業との協働を積極的に取り入れ、多様なスキルが交わる組織をつくりたいと考えています。

3年後には売上を2倍に拡大し、LDcubeの学習プログラムを全国、そしてアジア圏にも展開することが目標です。デジタルの力で「学びの新しいスタンダード」を築いていきます。

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