株式会社りゅっけ 代表取締役 尾崎とも子氏
Webマーケティングや広報支援を通じて、中小企業や個人起業家の成長を後押しする株式会社りゅっけ。代表取締役の尾崎氏は、自らの経験を強みに、実践に基づいた伴走型のサポートを展開しています。SEOやSNSを駆使したWeb集客支援に加え、京都発の旅行メディア運営など新たな挑戦を続ける尾崎氏に、事業の現状や経営者としての歩み、組織運営への思い、そして未来への展望を伺いました。
Webマーケティングと広報PRで中小企業を支える
――御社の事業内容と特徴について教えてください。
弊社はWebマーケティングや広報PRを専門に、個人起業家や中小企業を対象にした集客・収益化の支援を行っています。特にコンテンツSEOとSNSマーケティングに強みを持ち、最近はInstagramやTikTok、YouTubeにおけるショート動画の運用やAI活用に注力しています。
また、京都を拠点に地域密着型の旅行メディアも立ち上げました。地域の魅力をSNSと組み合わせて発信し、ブランド価値を高めていく取り組みを進めています。自らが複数の媒体を運営してきた経験を生かし、現場感覚に基づく「伴走型サポート」を大切にしています。
趣味から始まったブログが経営の原点に
――経営者になられたきっかけについてお聞かせください。
最初は趣味で始めた家づくり・インテリアブログが出発点でした。その後、SEOを学びながら新しいメディアを運営するうちに、月間100万PVを超えるなど成果を上げ、それが事業化につながりました。
もともと養護教諭として働いていましたが、第2子出産を機に退職。コロナ禍で子育てと両立できる働き方を模索する中で、Webの道に進む決意をしました。その後はフリーランスや法人からブログコンサルティングのご依頼を受けるようになり、SEOやSNSを活用した伴走支援に力を入れ、クライアント様も成果を出すようになり、法人化に至りました。
クライアント様には成果を出していただくことが使命だと考えていますが、自社の事業やメディア運営では、数字の結果を追うだけではなく、「思いや世界観を丁寧に伝えることが信頼を生む」という考えを常に大切にしています。
信頼を軸にしたチームづくり
――組織運営や社員との関係性について教えてください。
現在は私が中小企業のコンサルティングやフリーランスの講座運営を行っており、バックオフィスは夫が担っています。案件ごとにWebデザイナーさんやライターさん、動画編集さんと業務提携を行い、柔軟に体制を組むスタイルです。
大切にしているのは「信頼を基盤にした関係性」です。価値観を共有できるパートナーと連携することで円滑なコミュニケーションが生まれ、成果につながっています。Win-Winの関係で、楽しみながら働けることも大切に、協力関係を築いています。
企業連携と地域発信で広がる未来
――今後の展望についてお聞かせください。
これまでは個人向けの支援が中心でしたが、最近は創業60年以上のメーカー企業様のコンサルティングをさせていただいているなど、BtoBのSNSマーケティング支援を広げています。また、企業とのパートナーシップを強化していく構想もあり、ジョイントベンチャーにも力を入れています。自社では、特にライフスタイルや旅行、地域産業といった分野での展開に大きな魅力を感じています。
京都発の旅行メディアも成長させ、地域の魅力を全国に発信していきたいです。Web広報とブランディングを掛け合わせることで、企業や地域の価値をより多くの人へ届けられるよう挑戦を続けていきます。そして、地方の企業や個人起業家が抱える「知名度不足」や「発信力不足」といった課題に対して、具体的な解決策やPRの場を提供できる存在になるために、メディアやコミュニティを育てます。素敵な商品サービスをもっている全国の中小企業や店舗、サロン、個人起業家が、自社の強みに誇りを持って発信できる未来を一緒に築いていくことが目標です。
インテリアと旅がもたらすリフレッシュ
――プライベートでの趣味やリフレッシュ方法はありますか。
回もともとインテリアが好きで、自宅の空間づくりに楽しみを見出してきました。最近は旅行にも関心が高まり、各地での美味しい食事や街並みに触れることで新しい発想や癒しを得ています。仕事もプライベートも「楽しむこと」が原動力になっていると感じています。
――最後に、これからの活動を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
まだまだ挑戦の途中ですが、信頼をはぐくむWeb広報とブランディングを通じて、中小企業や地域の魅力を届けるマーケティング支援をしていきます。小さな挑戦を積み重ねることで、大きな変化を生み出せると信じています。これからも多様なパートナーさんと協力し、新しい未来を創造していきたいです。最後までご覧いただきありがとうございます。

