異文化をつなぐオンラインアシスタント事業で、誰もが安心して挑戦できる社会を

アンドアシスト株式会社 代表取締役 德丸佳世氏

アンドアシスト株式会社は、バイリンガル人材によるオンラインアシスタント事業を展開し、日本で暮らし働く外国人や海外事業を展開する企業を支えています。代表の德丸佳世氏は、外資系金融機関での経験や海外生活を通じて「人を助け合う温かさ」に触れ、その精神を事業へと昇華しました。本記事では、創業の背景、組織づくり、今後の展望について伺いました。

外国人を支えるバイリンガルアシスタント

――御社の事業内容について教えてください。

当社は「オンラインアシスタント」事業を展開しています。特徴は、クライアントの95%以上が外国人である点です。日本で起業したり生活したりする外国人に対し、英文事務、翻訳、経理、総務、人事、営業サポート、生活支援まで幅広い業務を担っています。単なる代行ではなく、文化の違いから生まれる不便を解消し、安心して日本で暮らし働けるようにするのが私たちの役割です。

外資金融から起業へ――助け合いの精神を事業に

――起業に至った経緯をお聞かせください。

もともと外資系金融機関に勤め、外国人の同僚や上司と働いていました。その中で「日本の生活に馴染むのが大変」と困っている姿を多く目にしました。チケットを手配したり生活に関する疑問に答えたり、業務外でもサポートを求められることが多く、「こうした支援を担う仕組みが必要だ」と感じたのが起業の原点です。

経営者として大切にしているのは「関わる人すべてを幸せにする」という思いです。アシスタントが心身ともに健康であるからこそ、クライアントに期待以上のサービスを届けられる。その循環を守ることが何より重要だと考えています。

ママ層人材の力を生かした組織づくり

――アシスタントの方々の特徴や組織運営について教えてください。

当社で働くのは、社会人経験を積み、子育ても経験した方が多いママ層です。英語力を生かし、責任ある業務を担ってきた方が多いため、人材の質の高さが強みです。

組織運営では「質問しやすい雰囲気」を大切にしています。わからないことを隠すのではなく、素直に聞き、助け合う文化を育てています。例えば、スーパーバイザーとして優秀だが会議を忘れがちな社員には、得意分野に特化した役割を与えました。その結果、本人もストレスなく力を発揮でき、組織全体の満足度が向上しました。人材を“正しい場所”に配置することが、持続的な成長につながると実感しています。

成功事例とカルチャーギャップという課題

――印象に残っているエピソードはありますか。

成功事例としては、家の鍵をなくした外国人クライアントを救ったケースがあります。高セキュリティのドアで開錠業者から「壊すしかない」と言われましたが、全員で探し回り、壊さずに開けられる業者を見つけ、撮影仕事に間に合わせることができました。こうした“痒い所に手が届く”対応が、信頼につながっています。

一方で課題は、アシスタントによってサービスの質に差が出てしまうことです。日本人は確認を徹底しますが、外国人からは「なぜ何度も確認するのか」と不満を受けることもあります。文化的背景の違いをどう橋渡しするかが、今後の大きなテーマです。

ホスピタリティを世界に発信する未来構想

――今後の展開について教えてください。

今後は、現在の事務代行サービスを着実に拡大しつつ、日本のおもてなしやホスピタリティを海外へ発信していきたいと考えています。JALで学んだホスピタリティや外資系での経験を生かし、インバウンド向けの研修やセミナーも展開したいです。異文化をつなぐ架け橋として、日本と世界の両方で価値を提供できる存在を目指します。

子育てと海外生活から育まれた価値観

――リフレッシュ方法や大切にしている価値観を教えてください。

現在はオーストラリアで子育てをしながらリモートで働いています。小学6年生と4年生の子どもと一緒に過ごす時間が、何よりのリフレッシュです。海外生活では、見返りを求めずに助けてくれる人々に出会い、感謝の大切さを強く学びました。その経験が、今の仕事や人との関わり方に生きています。

無駄なストレスを抱え込まず、できる限り笑って過ごす。そんな姿勢を大切にしながら、これからも人と人をつなぎ、異文化の中で安心して挑戦できる社会づくりに貢献していきたいです。

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