耳かきで“癒し”を届ける、新時代のリラクゼーション

株式会社みみくる CEO 桑原浩二氏

中国三千年の歴史を持つ“耳かき”文化を現代に蘇らせた株式会社みみくる。2023年の創業からわずか2年で累計利用者数2万人を突破し、全国に店舗を展開しています。ブルーオーシャン市場を見出し、確かな技術で人々の眠りと癒しを支える桑原浩二CEOに、これまでの歩みと今後の展望を伺いました。

耳かきの文化をビジネスに──「ブルーオーシャン」市場を切り拓く

――現在の事業内容と、立ち上げの経緯について教えてください。

当社は、中国式耳かきを専門にしたリラクゼーションサロン「みみくる」を展開しています。2023年の創業からわずか2年で累計利用者数が2万人を超え、今では新宿や中目黒、福岡など全国に店舗を広げています。

耳かき事業を始めたきっかけは、私が主宰する「ビジネスモデル構築スクール」での出来事でした。講座の中で中国式耳かきを紹介したところ、受講生の一人が「ぜひやりたい」と名乗り出たのです。私はその熱意を受け、出資者を募ってビジネスを立ち上げました。結果として、開業初月から予約が殺到。宣伝もほとんどしていないにも関わらず、口コミとネット予約だけでお客様が押し寄せるという“ブルーオーシャン”ビジネスになりました。

眠りを誘う“音”と“手技”の力

――他の耳かき店と比べて、みみくるの強みはどんな点にありますか。

一言でいえば「技術で勝負している」点です。一般的な耳かきサロンは、膝枕式やスコープ式など、どちらかといえば“会話や見た目”を重視しています。しかし、当社は耳かきそのものの心地よさにフォーカスしています。中国式の伝統技術をもとに、耳の中に温水を注いで洗浄する「耳シャワー」など、他では体験できない施術を導入しています。

特徴的なのは、“寝てしまうお客様が8割以上”という点です。耳かきの音やリズムが脳をリラックスさせ、自然と眠りに落ちる。睡眠の質を高めるリラクゼーションとして、多くのお客様に支持されています。最近ではカップルで来店する方も多く、デートコースとして利用されるほどです。

また、海外からの反響も大きく、外国人観光客やYouTuberが訪れることも増えています。ウラジオストクの動画クリエイターが当店を紹介した際には、TikTokなどで合計4200万回以上再生され、海外からの予約も急増しました。

経営の原理原則は「お客様が会社を育てる」

――経営者として大切にしている考え方を教えてください。

私は以前、ホームページ制作や中国輸入の事業を手がけていました。その後、経営の基礎を学ぶ中で「売上はお客様が運んでくるもの」という考えに出会いました。自分が“売る”のではなく、“お客様が買い上げてくださる”ことで売上が立つ。だからこそ、集客よりも「どうすればお客様に喜んでもらえるか」を最優先に考えています。

「みみくる」はまさにその理論を体現しています。こちらから営業をかけなくても、お客様が自然と集まり、また別のお客様を連れて来てくださる。お客様が会社を成長させてくれるという循環が生まれているのです。

チェーン展開と人材育成で次のステージへ

――今後の展望について教えてください。

当面の目標は全国100店舗展開です。現在10店舗を運営しており、複数の企業との業務提携も進行中です。将来的には、企業の福利厚生として耳かきセラピストを派遣する事業にも挑戦したいと考えています。

また、全スタッフが業務委託制で働いており、ライフスタイルに合わせて高収入を実現できる環境も整えています。月に45万円以上稼ぐスタッフも多く、地方や子育て中の女性にも新たな働き方を提案できています。

耳かきの文化を、単なるリラクゼーションではなく“人と人を癒しでつなぐ仕事”として確立させたい。将来的にはタイなど海外展開も視野に入れ、日本発の「癒しブランド」として世界に広げていく計画です。
お客様とともに育つ企業として、みみくるはこれからも静かに、そして確実に成長を続けていきます。

仕事も人生も“楽しむ”という原動力

――お仕事以外でのリフレッシュ方法について教えてください。

釣りが好きで、海外に行ったときもよく竿を出しています。バンコクには世界最大級の釣り堀があって、そこではメコンナマズやピラルクなど、2メートルを超える魚が釣れるんです。コテージのデッキからのんびり糸を垂らす時間が、いい気分転換になっています。

もともと旅行も好きなので、仕事を兼ねて海外を回ることも多いです。仕入れツアーなどでは1日3万歩以上歩くこともありますが、現地の人と話したり、街を見たりしていると、新しいアイデアが浮かぶことも多いですね。

どんなに忙しくても、自分自身が楽しむ気持ちを忘れないようにしています。仕事も遊びも、どちらも“人生を豊かにする時間”。その感覚を大事にしながら、これからも世界中に「癒し」を届けていきたいと思っています。

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