地域密着型で進化を続ける建築板金の世界:合同会社K-Styleが描く未来

合同会社K-Style 代表 後藤浩二氏

建築板金という専門性の高い分野で、地域に根ざしながら事業を展開する合同会社K-Style。

独立からわずか7年で確かな地位を築いた代表の後藤様は、リフォームを主軸とした多角化戦略と、飽くなき挑戦心で会社を成長させてきました。

本記事では、同社の現状、後藤様の経営哲学、組織づくり、そして今後の展望について伺いました。

リフォームを軸に広がる事業領域

――現在の事業内容と経営方針について教えてください。

当社は建築板金を中心に事業を展開しており、リフォーム案件が全体の8割を占めています。個人宅の工事が多く、お客様から直接「ありがとう」と言っていただけることが大きなやりがいです。

今後は下請けから元請けへとシフトし、より直接的にお客様と関わることを目指しています。また、板金だけでなく塗装や内装工事にも取り組み、窓口を一本化することで、お客様にとって利便性が高く、当社にとっても安定した仕事の確保につながっています。多様な技術を持つことは、業界内での差別化にもつながる強みだと考えています。

飽くなき挑戦と学び

――独立を志したきっかけについて教えてください。

正直に言うと、最初は特別に興味があったわけではありません。以前の仕事に飽きてしまい、知人の紹介で板金の世界に入りました。3年間の下積みを経て、「自由に仕事をしたい」という気持ちから独立しました。自分では「飽き性」だと分析していますが、その性格が新しい挑戦を後押しし、塗装や内装など多様な仕事に広がっていったのだと思います。

――仕事を続けるモチベーションは何でしょうか。

リフォームではお客様との距離が近く、直接感謝の言葉をいただけることが励みになっています。また、自由な発想で新しい分野に挑戦できる環境が常に新鮮で、飽きることなく続けられています。

――経営で印象的だった経験はありますか。

独立当初、一人で抱え込みすぎて失敗したことがありました。昼はリフォーム、夜は工場での作業と、休みなく働いた結果、疲労で仕事の質が落ちてしまいました。その経験から、周囲の協力業者を大切にし、仕事を分担することの重要性を学びました。今ではこの教訓が、経営哲学の基盤になっています。

共に成長できる環境づくり

――組織づくりで意識していることはありますか。

今は基本的に一人で動いていますが、将来的には従業員を増やし、組織として拡大していきたいです。その際に重視したいのは「様々な仕事を選べる環境づくり」です。専門に縛られず、幅広い経験を積むことで社員が主体性を持ち、成長できると考えています。

また、業界では職種を超えた横のつながりが重要です。当社でも塗装や足場の業者と連携し、協力して現場を進めています。天候に左右されやすい外装工事の合間に内装工事を取り入れるなど、協力業者にも安定して仕事を提供できる体制を心掛けています。

元請け化と多角化で未来へ

――今後の事業展開についてお聞かせください。

最も力を入れているのは、元請けとして自社でお客様を獲得することです。直接契約を結ぶことで、より付加価値の高いサービスを提供できるようにしたいです。

また、内装工事の強化にも取り組んでいます。外装は天候に左右されますが、内装を取り入れることで年間を通じて安定した受注が見込めます。これは協力業者にとっても仕事が途切れにくくなるメリットがあり、地域全体の安定にもつながると考えています。

課題は「人材の確保」と「営業力の強化」です。今は多忙で事務作業や営業活動も一人で担っていますが、将来的には仲間を増やし、組織的に動ける体制を築いていきたいと思います。

感謝と謙虚さを忘れずに

――経営において大切にしている価値観を教えてください。

私の根幹にあるのは「今関わってくれている人のために」という思いです。協力業者に仕事を絶やさず提供し、安心して働ける環境を作ることを常に意識しています。これは、一人で抱え込んで失敗した経験から学んだ「周りを大事にする」姿勢が影響しています。

プライベートでは子どもと過ごす時間が一番のリフレッシュです。遊んでいると仕事の疲れも吹き飛び、明日からの活力につながります。

――独立を考えている方へメッセージをお願いします。

謙虚に、周りを大事にしてほしいと思います。一人で抱え込むのではなく、支えてくれる人に感謝しながら取り組むことが大切です。その姿勢が、結果的に大きな力につながっていくと信じています。

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