「動画は結果を出して初めて意味がある」—— 映像業界を変革し続けるアーツテック酒井代表の挑戦

株式会社アーツテック 代表取締役 酒井 靖之 氏

映像制作といえば「華やかだが厳しい業界」という印象を抱く人も少なくありません。その世界で30期にわたり第一線を走り続けてきたのが、ソリューション型映像制作のパイオニア・株式会社アーツテックです。アーツテックの皆さんが貫いてきたのは「動画は必ず成果に結びつける」という揺るがない信念。今回は酒井氏の経営観、組織づくり、そして未来への展望について伺いました。

企業の課題解決をクリエイティブの力で支援

——御社の事業内容について教えてください。

弊社は企業の課題解決を目的とした「ソリューション型映像制作会社」です。会社紹介動画、製品プロモーション、採用動画、さらにはYouTubeを活用したファンづくりまで、幅広い映像を制作しています。特徴としては、すべてクライアントと直接取引している点です。広告代理店やテレビ局の下請けという慣習が根強く残る業界の体質を変えたいという想いで立ち上げました。

私はもともと演劇の世界で演出家を志していました。師事した先生が映像監督でもあったため、ドラマや映画の現場を通じて自然と映像の世界に入りました。その後、フリーランスで映画会社に関わり、ミュージックビデオやテレビ番組、そして20代半ばでテレビCMの監督として活動する機会をいただきました。ただその中で、下請け構造や非効率的な体質に疑問を抱き、「業界を変えるには自ら会社をつくるしかない」と決意したのがアーツテックの始まりです。

社員を私以上の人材として育てる

——組織体制や人材育成については?

現在は7〜8名の少数精鋭で活動しています。私が大事にしているのは「社員を私以上の人材に育てること」です。責任感を持ち、自律的に動ける人材を育てるため、現場への早期参加や企画会議を通じて徹底的に鍛えています。朝の会議で自分の目標を語る場を設けたり、企画会議でアイデアをぶつけ合ったり。常にフラットで壁のないコミュニケーションを心がけています。

——経営者として大切にしている信念は?

 「動画は結果を出して初めて意味がある」ということです。規模の大小にかかわらず、依頼してくださる企業に必ず成果でお返しする。それが私の誇りであり責任です。単なる映像表現ではなく、再生数や売上、ブランド認知といった“結果”につながることを最も重視しています。

個社の利益を超えて「映像業界を魅力ある業界に変えていく」ことが私の使命です。現状では「映像業界=やめておけ」というイメージが根強く、優秀な若手が離れていくのが現実です。だからこそ「映像は感動を与え、経済的にも豊かになれる素晴らしい仕事だ」ということを示していきたいと思っています。

時代をつくる新しい取り組み

——今後の展望についてお聞かせください。

認知度に関しては、業界内では既に「アーツテックを知らない人はいない」と言えるほどになりましたが、社会全体での認知はまだ課題です。今後は私自身の発信力も強化し、SNSや書籍などを通じてブランド力を高めていきたいと考えています。

また、過去には書籍やビジネス書籍のDVD化のプロデュースなど新たなチャレンジも行ってきました。今後も「ただ売上を立てるだけでなく、時代をつくる新しい取り組み」に再び注力していきたいですね。

演出の厳しさを教えてくれた大切な恩人

——ご自身に影響を与えた人物は?

一番大きいのはやはり演劇時代の師匠です。演出の厳しさと創造の喜びを教えていただきました。その経験が、今の「映像は人を動かし、社会を変える力を持つ」という信念につながっています。

結果を出す動画づくりを

——最後に、読者へのメッセージがあれば、ぜひお願いします。

映像は、ただ美しい表現をするだけのものではありません。人の心を動かし、行動を変え、社会を前進させる力があります。私たちは「結果を出す動画」にこだわり続けてきました。これからも新しい挑戦を恐れず、業界の未来を切り拓いていきたいと思います。

映像に関心を持つ方々には、ぜひ「映像業界は面白い」「可能性にあふれている」と感じてもらえたら嬉しいです。

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