男性が“自分らしく整う場所”をつくる――メンズメイク文化の新しい扉を開く

合同会社いざわ 代表 伊澤峰路氏

スイスのホテル学校でホスピタリティを学び、世界のIR(統合型リゾート)で経験を積まれた伊澤峰路氏。伊澤氏が手がける男性専用メイクサロン「メンズメイク・コレクション」では、まだ市場としては新しい“メンズメイク”という分野を、文化として根づかせようとしています。その挑戦について伺いました。

男性専用メイクで“印象アップ”をサポート

――事業内容と特徴について教えてください。

当社は、男性専用のメイクサロン「メンズメイク・コレクション」を運営しています。ナチュラルで“ばれない”メイクを得意としており、自然に印象をアップさせることを目指しています。個室空間でプライバシーを守りながら施術する点も特徴です。

競合としては東京の「イケメン製作所」や「アトリエはるか」などがありますが、当店は男性向けのメイクに特化したサービスで差別化しています。現在はメイク施術とレッスンを主軸に、今後は毛穴洗浄など美容機器を導入して、さらに幅広いニーズに応えていく予定です。

――お客様はどのような方が多いですか。

オンライン会議の増加などで、自分の顔を画面で見る機会が増えた男性が多いですね。営業職や接客業の方、婚活中、恋活中の方など、“第一印象をよくしたい”という理由で来店されます。男性が安心して美容を相談できる場所として、敷居の低い環境づくりを大切にしています。

ホテル業からメンズメイクの世界へ

――異業種からの転身ですが、創業のきっかけを教えてください。

大学時代はスイスのホテル学校でホスピタリティを学び、卒業後はシンガポールのIR施設で勤務しました。ホテルやカジノ、レストランなどさまざまな部署を経験し、接客の奥深さを実感しました。

ただ、海外での生活を通じて“日本の良さ”を再認識し、自分で何かを創り出したいという気持ちが強くなりました。帰国後、転職か起業かを迷うなかで「一度、自分の力を試してみよう」と思い立ったのが起業の始まりです。

最初に思いついたのは“QBハウスのメンズメイク版”というアイデアでした。手軽に立ち寄れる男性メイクサロンがあれば、もっと多くの人が美容を身近に感じるのではないかと。そこから専門家に話を聞き、2022年に会社を設立しました。美容業界出身ではありませんが、異分野だからこその視点で、新しい価値を生み出せると感じています。

チームでつくる「新しい文化」

――現在の組織体制や社員との関係について教えてください。

現在は正社員1名、メイク担当スタッフ、動画編集やSNS運用などを担う業務委託メンバー数名で運営しています。小規模ではありますが、それぞれが自分の役割を超えて意見を出し合えるチームです。

私自身がメイクアップアーティストではない分、スタッフの意見を尊重するようにしています。業務委託のメンバーも単なる外注ではなく、会社の方向性を一緒に考える“仲間”という感覚です。時間をかけて信頼関係を築いてきたことで、今ではイメージを伝えなくても形にしてくれるほど成長してくれました。

SNSの発信にも力を入れており、メンバーが自由にアイデアを試せる環境を整えています。新しい文化を一緒に作るチームとして、柔軟な働き方を大切にしています。

メンズメイクを“当たり前”の選択肢に

――今後の事業展開や目指すビジョンを教えてください。

今後は店舗の安定運営を軸に、企業向けセミナー事業を拡大していきます。眉毛の整え方や日焼け止め・BBクリームの使い方など、男性の身だしなみ教育を企業研修の一環として提案していく計画です。営業職や管理職など、見た目の印象が重要な職種を中心に展開していきたいと考えています。

3年後には「見た目を整えたいなら、まず“メンコレ”へ」という認知を愛知県で確立したいと思っています。将来的には、婚活支援や人材育成の分野とも連携し、“男性が自信を持てる社会”の実現を目指します。メンズメイクを単なる流行ではなく、日本の新しい文化として広めていきたいです。

音楽と食で心を整える

――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。

中学・高校と吹奏楽部でトロンボーンを吹いていました。昨年から11年ぶりに再開し、市民吹奏楽団に参加しています。仲間と音を合わせる時間が心のリセットになっていますね。

また、食べ歩きも大好きです。お鮨やちゃんこ鍋など、昔ながらの日本の味が落ち着きます。海外生活を経て、日本の食文化の豊かさをあらためて実感しました。

名古屋出身として、地元の食の魅力も広めていきたいです。運転も好きで、車を走らせながら考え事を整理する時間が、私にとってのリフレッシュ。これからも音楽と食を楽しみながら、自分らしく前に進んでいきたいと思います。

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