人と働き方を自由にデザインする――藤林アリス氏が描く「励ましの循環」型ビジネスのかたち

アリス&カンパニー合同会社 代表 藤林 アリス氏

アリス&カンパニー合同会社は、人事コンサルティング事業と飲食事業という異なる領域で、企業と人の可能性を広げています。外資系企業での豊富な人事経験をもとに、柔軟な働き方を支援しながら、恵比寿では「食で人を元気にする」タコス店も運営。
本記事では、代表の藤林アリス氏に、これまでの歩みや事業への想い、そして今後の展望について伺いました。

サービスと人の力で企業と社会を支える

――現在の事業内容や理念について教えてください。

アリス&カンパニー合同会社は、人事コンサルティングを中心に、企業の成長を支援しています。私自身、外資系企業5社で人事に携わった経験をもとに独立し、個人事業主としてスタートしたのち、2021年に法人化しました。

設立当初は、企業に人事担当者がいない期間のサポートなど、短期的なアウトソース業務を中心に行っていました。近年は、専門人材を社員として抱えるのではなく、外部パートナーとして活用する企業が増えており、現在は約10社のクライアントを15名ほどの業務委託メンバーとともに支援しています。

クライアントは外資系企業が中心ですが、国内企業からのご相談も増えています。東京都内を中心に活動しながら、九州や北海道など全国へと範囲を広げており、提携企業との連携によって、より多様な人材を活用できる体制を整えています。

また、恵比寿ではLAスタイルタコスレストラン「la la tacos (ララタコス)」を運営しています。カリフォルニアでの生活の中で、タコスの味に励まされた経験から、“食で人を元気にする”場をつくりたいと考えました。イートインのほか、デリバリーやケータリングにも対応し、食を通じて多くの方に笑顔を届けています。

キャリアと原点――挑戦の源にある「励ましの循環」

――経営者を志されたきっかけや、大切にしている考えを教えてください。

キャリアを通じて感じたのは、「人の力を活かす仕組みをつくること」の重要性です。私自身、3人の子どもを育てながら働き続けてきました。その経験から、時間や環境に制約があっても活躍できる場を増やしたいと考えています。

在宅ワークや副業など、多様な働き方が広がる今こそ、“誰もが豊かに働ける社会”を実現したいと思っています。人事コンサルティングを通じて、働く人・企業・社会の三方が「Win-Win-Win」となる関係を築くことが目標です。

組織運営とチームづくり――協力し合う環境を

――社員やチームとの関係づくりで意識していることはありますか。

人事コンサル部門には正社員1名と業務委託15名、レストラン部門には正社員1名とアルバイト6名が在籍しています。多様な働き方が混在するため、「信頼と柔軟性」を重視しています。お互いの強みを尊重し、在宅勤務や時短勤務でも成果を上げられる環境づくりを心がけています。仲間が安心して意見を出し合える関係性が、結果としてクライアントへの価値提供にもつながると感じています。

未来を見据えて――働く人の可能性を広げたい

――今後のビジョンや挑戦したいことを教えてください。

今後3年で人事コンサル事業の売上を3倍に伸ばすことを目指しています。副業支援や在宅ワーク案件の拡大を通して、より多くの人に柔軟な働き方を提供したいです。

また、「la la tacos (ララタコス)」は商標登録を申請しており、今後はフランチャイズ展開も視野に入れています。キッチンカー運営者やデリバリー・テイクアウト専門店と提携し、“食で人をつなぐビジネス”を全国に広げていきたいと考えています。店舗と連動したECサイトでは、オリジナルグッズやカリフォルニア産ワインなどの販売も計画中です。

バレーボールから学ぶチームの力

――リフレッシュや趣味について教えてください。

週に一度の筋トレと、PTAのスポーツ部で続けているママ・パパバレー(9人制)が何よりのリフレッシュです。9人制のチームプレーでは、次の人が打ちやすいようにパスすることが大切。この感覚は仕事にも通じており、「次の人が動きやすい環境を整える」意識を持っています。

最初は未経験でしたが、仲間と協力を重ねて優勝した経験は大きな財産です。楽しみながら努力し、チーム全体で成果をつくる姿勢をこれからも大切にしていきたいです。

――これから起業を目指す方や、経営に悩んでいる方へメッセージをお願いします。

「一人で抱え込まないでほしい」と伝えたいです。私自身も経営を始めた当初は孤独を感じていましたが、全国には同じように悩みながらも挑戦している経営者がたくさんいます。そうした仲間とつながり、助け合うことで、視野が広がり、新しい道が開けていくのだと思います。

困ったときは「同じ志を持つ仲間がいる」と思い出してほしいです。誰かのために何ができるかを考えることが、自分自身を成長させるきっかけにもなります。私も、かつて支えてもらったように、これからは誰かの力になれる経営者でありたいと思っています。

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