思いを形にする不動産サポート――MFCエージェンシーが大切にする寄り添う姿勢

合同会社MFCエージェンシー 代表社員 宮﨑慎史氏

合同会社MFCエージェンシーは、福岡県糸島市を拠点に、不動産の売買仲介や賃貸、コンサルティングなどを手がけています。住まいを売りたい方、買いたい方、それぞれが抱える背景や想いに向き合いながら、不動産を通じたサポートを行っている会社です。本記事では、代表社員の宮﨑慎史氏に、事業へのこだわりや独立の背景、今後の展望について伺いました。 

お客様の「思い」を大切にする不動産仲介 

――現在の事業内容や特徴について教えてください。

当社では、不動産の売買仲介を中心に、賃貸やコンサルティングなども含めたサポートを行っています。仕事の中で一番多いのは、家を買いたい方や売りたい方への対応です。

不動産の売買には、売る方にも買う方にもそれぞれの思いがあります。早く売りたい方もいれば、できるだけ高く売りたい方もいます。また、「こういう人に買ってほしい」という希望を持たれている方もいます。そうした一人ひとりの背景や思いを大切にすることが、当社の特徴だと考えています。

――事業を行う上で、特にこだわっている点は何でしょうか。

不動産は、お客様にとって非常に大きな決断です。だからこそ、こちらの都合や数字だけで進めるのではなく、お客様が何を望んでいるのかをきちんと考えるようにしています。

私自身のことを頼ってくださる方に対して、その思いを形にする。そして、その結果として対価をいただく。そうした当たり前の働き方を、きちんと続けていきたいと思っています

会社員時代の経験から生まれた独立への思い 

――不動産業界に入られたきっかけを教えてください。

大学を卒業してすぐに不動産業界に入りました。最初のきっかけは、動くお金が大きい業界だと感じたことです。衣食住の中でも「住」は仕事として長く関わっていける分野であり、やりがいもあるのではないかと思いました。

そこから約15年、不動産業界で会社員として働きました。転職も経験しながら、いろいろなお客様や相談に向き合ってきました。

――独立された背景には、どのような思いがあったのでしょうか。

会社員として働いていると、どうしても会社から与えられた仕事を中心に進めることになります。長く仕事を続ける中で、私自身を頼って相談してくださる方も増えていきましたが、会社員という立場では、その方々に対して自分の考えで十分に対応しきれない部分もありました。

また、会社として広告費を回収しなければならない事情や、数字に追われる状況の中で、お客様のためにならないと感じる営業をしなければならない場面もありました。独立したことで、そうしたことをしなくてよくなったのは大きいです。

今は一人で経営しており、自宅兼事務所で仕事をしています。逃げも隠れもできない環境だからこそ、責任を持ってお客様に向き合えることも、自分の強みだと感じています。

一人だからこそ、数字に追われず丁寧に向き合える 

――経営で大切にしている価値観を教えてください。

大きな会社をつくりたい、業界を変えたいというような大それた思いがあるわけではありません。ただ、自分のことを頼ってくださる方に対して、きちんと対応したい。不動産を通じて幸せになってほしいという思いがあります。

不動産で失敗してしまうと、お客様にとって本当に大きな問題になります。だからこそ、私に頼ってくださった方には、そうなってほしくありません。特別なことをしているつもりはありませんが、一つひとつの相談に誠実に向き合うことを大切にしています。

――今後、人を採用して組織を大きくするお考えはありますか。

現時点では、雇用して社員を増やしていくことはあまり考えていません。以前、個人事業主として活動していた時期に、RE/MAXという不動産フランチャイズに所属し、エージェント契約のような形で仕事をしていました。

今後、もし人を増やすとすれば、雇用ではなく、完全報酬や業務委託のような形で、独立した組織同士が協力する形になると思います。お互いに自立しながら、必要な部分で力を合わせられる関係が理想です。

外国人対応や大型案件にも広げていきたい 

――今後、挑戦していきたいことを教えてください。

昨年、外国の方との契約が2件ありました。カナダの方と韓国の方で、カナダの方は投資用として日本のマンションを購入され、韓国の方は実際に住むために購入されました。

今後、福岡や糸島でも外国の方との取引は増えていくのではないかと感じています。そのため、英語を勉強し、国際的な不動産売買にも対応できるようにしていきたいです。

また、現在は実際に住む家の売買や売却の対応が中心ですが、将来的には一棟ビルの売買仲介などにも取り組んでいきたいと考えています。資格が必要というよりは、通常の住宅とは異なる注意点や知識が必要になる分野なので、これから学んでいく必要があると思っています。

――現在、課題に感じていることはありますか。

一人で仕事をしているため、案件が重なったときにどうしてもリソースが足りなくなることがあります。依頼が来るときは、同じタイミングで2件、3件と重なることもあります。その場合、会社として人を抱えている不動産会社に比べると、スピード感の面で遅くなってしまうことがあります。

そのため、同じように一人で経営している不動産会社の方とチームのように連携し、「今これ動けませんか」と相談しながら進めることもあります。信頼できる横のつながりを、今後もっと増やしていきたいです。

紹介で広がる信頼と、専門家とのチームづくり 

――お客様とのつながりは、どのように広がっているのでしょうか。

基本的には紹介が多いです。過去のお客様や、生命保険会社の方、葬儀屋さん、司法書士の方などからご紹介いただくことがあります。広告費を大きくかけずにやれているのは、そうした紹介のおかげだと思っています。

今後は、不動産と近い分野にいる方々と、より連携していきたいです。福祉系の方や、相続・税金に関わる方などとタッグを組み、お互いに紹介し合える関係を福岡や糸島で広げていけたらいいなと思っています。

――専門家との連携も重要になるのですね。

不動産を売却する際には、税金の問題が関わることがあります。その場合は税理士の方と一緒に動く必要がありますし、相続が関わる場合には司法書士の方と連携することもあります。

不動産だけで完結しない相談も多いからこそ、チーム力を高めていきたいです。お客様にとって必要なサポートを、信頼できる方々と一緒に提供できる体制をつくっていきたいと考えています。

仕事と休みの境目をつくらず、自然体で向き合う

――お休みの日のリフレッシュ方法を教えてください。

自宅兼事務所ということもあり、仕事と休みをはっきり切り替えている感覚はあまりありません。24時間仕事とも言えますし、24時間休みとも言えます。会社員時代のように、気を張って仕事をしている感覚は今は少ないです。

趣味としてはゴルフをしています。10年以上続けていて、仕事仲間と行くことが多いです。不動産業界では、ゴルフを通じて仕事につながることもあります。

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