「ダイエットは人生を変えるきっかけ」――新しい体験型ダイエットで地域と人を元気にする挑戦
ダイエットサロンせせらぎ 代表取締役 三好 史子氏
これまでオンラインを中心にダイエットサポートを提供してきたダイエットサロンせせらぎでは、新たな挑戦として「ダイエット民泊」という体験型サービスの立ち上げを進めています。舞台となるのは岐阜県高山市荘川町。ダイエットだけでなく、空き家活用や地域活性化、生涯現役で活躍できる場づくりまで見据えた新しい取り組みです。今回は、その構想に込めた想いや、事業を立ち上げた背景、今後の展望について伺いました。
ダイエットを通じて人生を立て直すきっかけを届けたい
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
これまではオンラインダイエットを中心に取り組んできましたが、今年7月から新たに「ダイエット民泊」という形でダイエットを提供する予定です。現在はクラウドファンディングで支援を募り、古民家を改修しながら準備を進めています。
この取り組みには、ダイエットを成功へ導くだけではなく、空き家対策や地域活性化という目的もあります。舞台となる岐阜県高山市荘川町の地域資源を活かし、多くの人が集まる場所をつくることで、新しい地域づくりにも貢献したいと考えています。
さらに、その先には「生涯現役」で活躍できる社会を目指しています。年齢を重ねても健康面や経済面に不安を抱えることなく、自分の持つスキルを活かしながら地域と関わり、働き続けられる場をつくることが大きな目標です。
――業界内での強みはどのような点にありますか。
一番の特徴は、「食べてはいけないものはない」という考え方です。近所のスーパーで手に入る食材だけで実践でき、食事制限やカロリー計算を前提としません。
「食べてはいけない」と思うほど、人は食べたくなります。そのため、食べることを我慢するのではなく、食べ方や頻度を見直しながら無理なく続けられることを大切にしています。
また、当社のダイエットは「脳の癖」に着目していることも特徴です。
過去の経験から生まれた「私は変われない」「どうせ続かない」といった思い込みを見直すことで、食べ物に振り回されない状態を目指します。ダイエットはあくまでも人生が好転するための一つの結果であり、本当の目的は、自分自身を好きになり、人生そのものを前向きに変えていくことです。
自身の経験から生まれた「心」に寄り添うダイエット
――経営者になられた経緯を教えてください。
もともとは会社員として働く一方、副業としてダイエットに関わる仕事を続けていました。しかし職場でのパワハラがきっかけとなり、体調を崩したことから退職を決意しました。
以前からダイエットについて学び、資格取得などにも取り組んでいましたが、その経験を通じて改めて「ダイエットで人を助けたい」と考え、本格的にダイエット事業へ進むことを決めました。
特に大きな転機となったのは、心の状態に注目するようになったことです。パワハラを経験したことで、「何があってもぶれない心とは何か」「心はどのようにつくられるのか」を学び始め、そこから脳や思考の仕組みについて研究を重ねていきました。
その結果、自分自身の考え方や心の持ち方が変化し、「この方法なら同じように悩んでいる人も変われるのではないか」と考え、現在のサポート内容を体系化していきました。
――仕事をする上で大切にしている価値観は何でしょうか。
ダイエットは単に体重を落とすことではありません。心のあり方や、自分を大切にする気持ちが何より重要だと考えています。
「食べていい」「自分を優先していい」と認められるようになることが、本当の意味でのダイエットにつながります。マインドセットが整わなければ、どれだけ知識を得ても続けることはできません。
だからこそ、過去の失敗経験から生まれたネガティブな思い込みを見直し、「脳の癖」を変えていくことを何より大切にしています。
地域と人が支え合う新しいコミュニティを目指して
――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。
まずはダイエット民泊が予約でいっぱいになることを目指しています。
ただ宿泊してダイエットを体験するだけではなく、利用者それぞれが持つ特技や経験を地域で活かせる場にもしていきたいと考えています。
例えば、ヨガを教えてみたい方が地域で講師として挑戦したり、海外旅行の経験を活かして交流イベントを開催したりと、自分の得意なことを形にできる場所になれば理想です。
そうした成功体験が自信につながり、それぞれの地域へ戻ったあとも新しい挑戦を続けるきっかけになれば嬉しく思います。
また、空き家を活用することでパン屋やコーヒーショップなど新しい店舗が増え、地域全体がさらに活気づく未来も描いています。地域の方々は真面目で温かく、協力的な人が多いため、移住してきた方も安心して挑戦できる環境になると考えています。
現在は古民家の改修を進めながら、「来てよかった」と思っていただける施設づくりに取り組んでいます。同時にSNSなどを活用した情報発信にも力を入れ、多くの方へサービスの魅力を届けていく予定です。
人との出会いと日常の時間が次の挑戦につながる
――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。
休日も仕事のことを考えていることが多いですが、日本のドラマを見る時間が良い気分転換になっています。また、会いたい人に会うことも大切なリフレッシュ方法です。
さらに、断捨離も好きで、将来的にはミニマリストを目指したいと考えています。部屋の断捨離をすることもいいリフレッシュになっています。