学びを「実践」につなげる企業研修――人が笑顔で働ける職場を目指して
ユーアンドミークリエイト株式会社 代表取締役 古賀 弘規氏
ユーアンドミークリエイト株式会社は、企業研修やビジネス会議のコンサルティングを手がける企業です。単に知識を伝えるだけではなく、研修後も受講者に寄り添うアフターフォローを通じて、学びを実践へとつなげる独自の取り組みを続けています。本記事では、代表の古賀弘規氏に、事業の特徴や経営に対する考え方、今後の展望などについて伺いました。
企業の人材育成を支える独自の研修スタイル
――現在の事業内容について教えてください。
当社では、企業向け研修を中心に、組織内のコミュニケーション力や人材育成の向上を支援しています。また、コンサルティング事業として、会議の設計や運営方法、議論の進め方など、企業の意思決定や業務推進を円滑にするための指導も行っています。
――他社にはない強みはどういった点にありますか。
研修後のアフターフォローまで一貫して提供している点です。受講者一人ひとりに対し、メールやLINEを活用して最長3か月間フォローを実施し、研修で得た知識やスキルが現場で確実に定着・実践されるよう支援しています。
コーチングとの出会いが導いた独立への道
――経営者になられたきっかけを教えてください。
もともとはエンジニアとして、自動車会社や自動車部品メーカーで技術職に携わっていました。約25年前、コーチングという考え方に出会い、「これを学びたい」と直感したことが、大きな転機です。
当時はまだ、企業研修にコーチングを取り入れる企業も少ない時代でした。約1年半かけて学びを深めるうちに、「この考え方をもっと多くの企業へ広めたい」という想いが強くなり、独立を決意しました。以来、企業研修やコンサルティングを通じて、その実践に取り組んでいます。
――経営判断の軸になっている価値観はなんでしょうか。
経営判断の軸としているのは、「どうすれば相手に前向きに取り組んでもらえるか」という視点です。なぜなら、楽しさのなかにこそ学びがあると考えているためです。
企業研修では、「楽しかった」「面白かった」と感じてもらえる内容を意識し、学びを主体的な行動につなげられるよう工夫しています。また、企業への指導においても、一方的な指導ではなく、参加者が前向きに取り組める場づくりを行うことが大切です。
こうした考え方を大切にしながら、事業の方向性やサービスのあり方を判断しています。
人が育ち、笑顔で働ける組織を目指して
――事業を通じて、どのような職場づくりを目指していますか。
私が目指しているのは、企業で働く人たちが喜びや笑顔を感じながら働ける職場です。そのため、コミュニケーションをテーマにした研修を通じて、社員同士が意思疎通を図りやすく、指導や育成もしやすい組織づくりを支援しています。
社内のコミュニケーションが円滑になり、働く人たちの表情や職場の雰囲気がよい方向へ変わっていく――そうした変化を目にすることが、私自身の喜びです。
――一緒に働く人にはどのようなことを求めますか。
最も大切なのは、社会や人に貢献したいという意欲です。この仕事には社会貢献の側面もあるため、地域活動などにも積極的に参加できるような人と一緒に取り組みたいと考えています。
また、学ぶ意欲も欠かせません。これまで社員や弟子のような立場で学んだ人たちもいましたが、現在でも「学びたい」という方には、社員かどうかに関係なく無償で教えています。その人自身が成長し、この分野で活躍してくれることが、私にとって何よりもうれしいことです。会社自体というよりも、私の想いや考え方を受け継いでもらえたらと思っています。
AIを活用しながら、新たな価値を届ける
――今後取り組みたいことをお聞かせください。
AIについては、当初はAIコンサルティングも考えていましたが、専門性の高い分野については、その道の専門家に任せるべきだと考えるようになりました。
一方で、AIを研修にどのように活用していくかについては、今後も模索していきたいと考えています。教材づくりなどではすでにAIを活用していますが、それだけにとどまらない新しい活用方法にも挑戦したいと思っています。
また、以前から続けている執筆活動にも力を入れていきたいです。これまでに3冊の出版経験があり、今後も出版を通じて、自分の考えやノウハウをより多くの方へ届けていきたいと考えています。
――現在、直面している課題は何ですか。
現在は研修会社から紹介を受ける仕事が多く、一定の仕事量はありますが、季節による変動が大きいことが課題です。そのため、企業から直接依頼をいただく案件や、継続的に支援できる顧問契約を増やし、より安定した収益基盤を築いていきたいと考えています。
お客様に合わせた研修を届ける姿勢を大切に
――経営を続けていくうえで譲れない想いはありますか。
決まった研修プログラムをそのまま提供するのではなく、まずはお客様が何に困っているのかをていねいにヒアリングし、その課題に合わせて内容を組み立てることを大切にしています。
これまで経験のないテーマを依頼されることもありますが、その場合は自分自身も新たに学び、必要な内容を提供してきました。そうした積み重ねによって、自分のコンテンツも広がってきたと感じています。
常にお客様に寄り添い、その企業に合った支援を行うことを何より大切にしていきたいです。
――最後に、休日の過ごし方についてもお聞かせください。
休日は、ウォーキングをすることが多いです。近所を歩くだけでなく、VRカメラを持って街を歩きながら観光案内のような動画を撮影し、YouTubeへ投稿する活動も行っています。毎月テーマを決めて取り組んでおり、散歩を楽しみながら気分転換にもなる過ごし方です。
こうした時間で気持ちをリフレッシュしながら、新たな学びや気づきを日々の仕事にも活かしています。これからも、企業や働く人に寄り添い、一人ひとりの成長につながる支援を続けてまいります。