アイデアを未来へつなぐ伴走者――N-BRIDGE株式会社が描く、新規事業とAI活用の価値

N-BRIDGE株式会社 代表取締役 永松 裕章氏

新規事業の開発支援を軸に、業務改善支援やAI研修まで幅広く手がけるN-BRIDGE株式会社。アイデアの実現から人材育成まで、一貫した支援を行っています。その根底にあるのは、「育った地域や日本へ恩返しをしたい」という代表・永松裕章氏の想いです。本記事では、事業へのこだわりや経営哲学、描く未来について伺いました。

新規事業を成功へ導く――業務改善とAI活用を支える伴走型支援

――現在の事業内容について教えてください。

新規事業の開発支援を軸に、業務改善支援とAI研修の3つを柱として事業を展開しています。根底にあるのは、お客様や企業が持つアイデアを形にすることです。

新しい事業には業務設計や仕組みづくりが欠かせません。そのため、新規事業支援で培ったノウハウを活かし、既存業務の改善や効率化も支援しています。

私たち自身も日々の業務でAIを取り入れており、その知見を基に企業への導入支援やAI研修も行っています。知識をお伝えするだけではなく、実際の業務への活用まで伴走できることが特徴です。

――他社にはない強みを教えてください。

AIを扱う企業の多くは、知識や使い方を教えることが中心です。一方、私たちは実務でAIを活用してきた経験があります。そのため、現場で活きるAI活用をご提案できることが大きな強みです。

AIを業務へ取り入れるには、業務を整理し、どこへ組み込むべきかを設計する必要があります。その土台となるのが、新規事業開発や業務改善の経験です。その両方を手がけてきたからこそ、業務設計からAI活用まで一貫してご支援できます。

また、仕組みを構築して終わりではなく、お客様の担当者にも取り組んでいただき、人材育成まで支援しています。将来的には、私たちが関わらなくても、お客様自身で改善を続けられる体制づくりまで見据えています。

理想の経営を追い求めて――「お客様への圧倒的なギブ」が導いた起業

――これまでのキャリアと起業のきっかけを教えてください。

私は会社員として約15年間、ベンチャー企業から大企業までさまざまな環境で経験を積み、新規事業開発を手がける企業では役員も務めてきました。

さまざまな立場で仕事に携わるなかで感じたのは、どの企業でも最終的には経営者の考え方が会社の方向性を決めるということです。「もっとお客様のためになる方法がある」と思っても、会社の方針によって実現できない場面を何度も経験してきました。

会社の規模や環境を変えても同じ壁にぶつかり、「理想を実現するには自分で会社をつくるしかない」と考え、起業を決意しました。現在は、自分の想いに共感してくださるお客様へサービスを届けられ、「起業して良かった」と感じています。

――経営で大切にしている考え方を教えてください。

「あなたのアイデアが日本の未来を作る」というフィロソフィーを掲げています。一人ひとりが持つアイデアを実現し、持続可能なビジネスへ育てていくことが、地域や日本全体の発展につながると考えています。

私自身、育った地域や日本へ恩返しをしたいという想いがあります。そのため、事業を通じて地域や社会へ価値を生み出すことを大切にしています。

また、経営判断で最も大切にしているのは、「お客様への圧倒的なギブ」です。自分が多少損をすることがあっても、お客様にとって価値のある選択を優先する。その考えが私の判断軸になっているため、大きく迷うことはありません。

信頼からすべては始まる――誠実さを軸に築くパートナーシップ

――仕事を進める上で大切にしているコミュニケーションを教えてください。

現在は私一人で事業を運営していますが、案件によっては外部パートナーと協力しながらプロジェクトを進めています。そのなかで大切にしているのは、まず相手のお話をしっかり伺うことです。

お客様の課題を整理し、私たちに何ができるのか、どのような価値をご提供できるのかを考えています。課題を正しく理解しなければ、適切な支援はできません。だからこそ、AIや業務改善ありきで話を進めるのではなく、お客様にとって何が最適なのかを一緒に考える。その姿勢を何より大切にしています。

――今後採用するなら、どのような人と働きたいですか。

将来的には社員を迎えたいと考えていますが、採用で最も重視するのは誠実さです。

もちろん最低限のスキルは必要ですが、技術や知識は後から身に付けられるものだと思っています。一方で、人としての誠実さは簡単に身に付くものではありません。だからこそ、能力よりも人柄や考え方を大切にしたいと考えています。

現在はAIを活用することで、一人でも多くの業務を進められる環境を整えています。ただ、事業が成長するほど、人にしかできないコミュニケーションの価値は大きくなります。だからこそ、一緒に働くなら誠実な人。その想いはこれからも変わりません。

AI×教育から地域貢献へ――新たな挑戦

――今後挑戦していきたいことを教えてください。

現在、特に力を入れているのが「AI×教育」の分野です。

私は教員免許を取得し、現在も中学生へ授業を行う塾講師として教育に携わっています。教育現場への理解とAI活用の知見、その両方を活かせる分野です。

高校教員向けのAI研修や、高校生へのAI教育にも取り組み始めています。将来的にはAI教育の分野で先駆的な存在を目指し、自分ならではの価値を形にしていきたいです。

――会社として今後どのような未来を描いていますか。

現在の課題は、会社として認知を広げることです。まだ規模が小さいからこそ、まずは存在を知っていただくことが大きなテーマです。

そのため、AIと教育のような新しい分野へ積極的に挑戦し、実績を積み重ねています。また、自社の想いや価値観を多くの方に知っていただけるよう、メディアへの出演や情報発信にも力を入れています。

CSR活動として米づくりにも取り組んでおり、今後は大阪の農業やワイナリーなど、地域資源と企業をつなぐ仕組みづくりにも挑戦していきたいですね。企業にも参加していただきながら、地域や一次産業を応援できる取り組みへと広げていきたいです。

私が目指しているのは、事業を成長させることだけではありません。地域や社会へ価値を還元し、育った地域や日本への恩返しにつながる取り組みを広げていくことです。同じ想いを持つ方々と一緒に挑戦を積み重ねながら、地域も企業も元気になれる未来をつくっていきたいですね。

人との出会いが未来をつくる――挑戦を支えるリフレッシュの時間

――仕事以外では、どのようにリフレッシュされていますか。

現在は企業で管理職を務める傍ら、会社の経営や教育活動にも携わっているため、忙しい毎日を送っています。今は事業の大きな転換期を迎えているところです。

休日はピラティスへ通ったり、お酒を楽しんだりして気分転換をしています。交流会や会食で新しい人や考え方に触れることも楽しみです。

そうした出会いから、新しい挑戦やアイデアも生まれています。これからも人とのつながりを大切にしながら、地域も企業も元気になれる未来を目指して歩み続けていきたいですね。

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