NFCが拓く次世代コンテンツ市場──“世界初”の技術で日本の音楽・映像カルチャーに新たな価値を

エターナルミュージックジャパン株式会社 代表取締役 石川憲司氏

アメリカ発のNFC技術を活用した新しいデジタルプロダクトを日本に持ち込み、音楽・映像・アート・グッズ市場に新しい体験価値を提供しようとしているエターナルミュージックジャパン株式会社。アーティストの限定コンテンツ、スポーツカード、ブランド品の真贋判定など、多方面に活用できる独自技術を武器に、本格的な展開を開始した。同社を率いる石川憲司氏は、長年アメリカで事業を営み、多文化環境の中でビジネスを築いてきた。その経験と価値観を活かし、日本市場で新たな挑戦に踏み出している。

LAでの成功を経て、日本のエンタメ市場に変革をもたらす挑戦

――現在の事業内容と会社としてのビジョンを教えてください。

当社はアメリカ本社のもと、NFCを活用した新しいコンテンツ配信プログラムを扱っています。小型CDサイズのカードやぬいぐるみ、アクリルスタンドなど、どんな形状にもチップを埋め込めるのが特徴で、スマートフォンをタップするとアルバム、動画、写真、グッズ販売ページなど、アーティストや企業が設定したコンテンツに直接アクセスできます。

大きな特徴は、お客様のコンテンツは自社管理のサーバーから安全に配信されるというところです。またURLのコピーや転送ができない点です。コンテンツの不正配布を防ぎながら、購入者だけが体験できる特別な世界観を作ることができます。海外ではアーティストのアルバム、占いサービス、協会のバイブル、スポーツカードなど幅広く広がっており、日本でも今年から本格的な営業をスタートしました。

今後は音楽・映像市場の5〜10%を獲得することを目標にしつつ、日本の“推し活”市場(規模は約3.5兆円)にもアプローチしていきます。また、ブランド品の真贋判定やコンサートチケット、映画のプロモーションなど、多様な業界との連携も見据えています。用途は無限に広がる技術ですので、日本でも幅広い分野で価値を生み出していきたいと考えています。

著作権を守り、コンテンツの可能性を広げる「世界初の技術」

――御社のNFC技術がもたらす具体的な価値や、今後の展望を教えてください。

提供できる価値は非常に幅広く、メインの音楽アーティストのグッズやアルバムはもちろん、海外ではすでにコンサートチケットへの活用や、偽造防止のためのブランド品のギャランティーカードとしても使われ始めています。ロゴやタグの中にチップを組み込み、タップすれば本物か偽物かがすぐに判別できる仕組みです。

今後の展望としては、日本の音楽市場や映画・動画市場、そして熱狂的なファン文化がある「推し活」グッズ市場に注力していきます。音楽市場や推し活グッズ市場のマーケット規模の、それぞれ5%から10%のシェアを獲得することが当面の目標です。日本の市場は海外と比べて時間がかかりますが、この世界初の技術で、コンテンツの流通と著作権保護のあり方を変革していきたいと考えています。

――創業間もない中で、社内のコミュニケーションや組織運営で大切にされていることは何ですか。

今はメインの社員3名と、営業パートの方が数名という少数精鋭で動いています。とにかくコストを抑えながらも、スピード感を持って動くことを重視しています。

幸い、集まってくれたメンバー全員がこのNFC技術と、それがもたらす可能性に大変興味を持ってくれています。商品の特性上、ビデオ通話やメールだけでは伝わりにくいので、対面でのコミュニケーションと、サンプルの商品を使って実際に触れてもらいながら説明することを大切にしています。この商品の面白さ、凄さをどれだけ多くの方に伝えられるか、その熱意を共有して皆で頑張っています。

異文化で培った視点と、心身を整えるリフレッシュ法

――これまでのキャリアの中で特に印象的だった出来事、そして経営において大切にされている価値観は何でしょうか。

印象的だったのは、日本のビジネスとアメリカのビジネスのスピード感のギャップですね。日本の大手企業様は非常に素晴らしいご意見をくださり、ミーティングも進むのですが、実際に契約や展開に至るまでにはかなりの時間がかかります。以前、ヨーロッパのワインを日本に輸出しようとしたときも、実際に事業が始まるまでに2年かかりました。

この遅さは日本の企業文化であり、システムであると理解はしていますが、アメリカのスピード感に慣れていると、そこに挑戦し、対応していく難しさを改めて実感しています。経営においては、このギャップを乗り越えて日本で成果を出すことに、大きなモチベーションを感じています。

また、私はアメリカが長かったこともあり、長年付き合いのあったユダヤ人の方々から受けた影響は大きいですね。仕事のやり方、考え方、全てにおいて多くのことを学び、それが今のビジネスにかなりプラスになっています。

――ご多忙な中で、心身のリフレッシュ方法や影響を受けた人物についてお聞かせください。

尊敬する人物は、やはりスティーブ・ジョブズさんですね。

リフレッシュ法は、毎日のジョギングです。アメリカでの生活が長かったときは車移動が多く、一時期は体重が88kgまで増えてしまったのですが、日本に来てからジョギングを始めて、今は15kg以上体重を落として安定しています。ほぼ毎日1万歩を目標に体を動かすことで、心身を整えることができています。

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