AIとWebマーケティングで企業の成長を支援――京都ビアンエトレが描く伴走型支援
京都ビアンエトレ株式会社 代表取締役 谷口 和也氏
京都ビアンエトレ株式会社は、WebマーケティングやWeb広告、ホームページ制作などを手がけるほか、近年ではAIを活用した業務効率化支援にも力を入れています。さらに、タイをはじめとする東南アジア向けのEC輸出にも取り組み、企業の集客や業務改善、海外展開まで支援の幅を広げています。今回は代表取締役の谷口和也氏に、現在の事業内容や経営の道に進んだきっかけ、今後の展望、経営で大切にしている考え方について伺いました。
目次
AIとWebマーケティングを掛け合わせ、企業の業務を効率化
――現在の事業内容について教えてください。
長らくWebマーケティングやWeb集客に取り組んできました。Web広告を使った集客やホームページ制作、ファネル構築などを行っています。
ここ数年はAIの活用にも力を入れています。広告運用の自動化だけでなく、メール対応や資料作成といった日常的な業務を、AIによってどのように効率化できるかを考え、仕組みをつくる支援をしています。また、AIを活用したい方に向けたリスキリング講座も行っています。
企業様が現在どのような業務に時間を取られているのかをヒアリングし、その業務にAIを取り入れることで、これまで1時間かかっていた作業をより短時間でできるようにする、といった具体的な提案をしています。
――Webマーケティングにおける強みはどのような点にありますか。
これまで培ってきたWeb集客の経験を生かし、ホームページの改善や広告運用についても提案しています。
私が重視しているのは、「見た目が良いデザイン」と「売れるデザイン」は異なるということです。格好良い、きれいといった感覚は人によって変わりますが、売れるページには一定のロジックがあります。
これまで脳科学や心理学なども学びながら、成果につながるデザインを研究してきました。ホームページを制作したものの思うような成果につながっていない企業様に対しても、集客という視点から改善を支援していきたいと考えています。
独立への思いから始まった経営の道
――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。
大学時代から司法試験に取り組んでいて、もともと自分で何かをやりたいという思いはありました。ただ、司法試験は難しく、一度就職することになりました。
会社員として働く中でも、独立して自分でやれる道はないかと常に考えていました。そんなときに友人からアフィリエイトを紹介されたことが転機になりました。
実際に取り組んでみると思っていた以上にうまくいき、会社員としての給料と同じくらいの収入を得られるようになりました。それなら一度独立して、自分で仕事をする道を切り開いてみようと考えたのがきっかけです。
会社を辞めたのは2010年で、その後は大学時代の友人と仕事をしていた時期もありました。その後京都へ戻り、父が2012年8月に設立した会社に入り、現在につながっています。
――長く一人で事業を続ける中で、考え方に変化はありましたか。
アフィリエイトは基本的に一人で取り組むことが多く、孤独な部分があります。長く続ける中で、誰かと一緒にレベルアップしていくような仕事をしたいという思いが強くなりました。
アフィリエイトでは、誰かと一緒に成長していくという形をつくるのは難しいと感じています。だからこそ、これからは企業様への支援を強化し、一緒に課題を解決しながら成長できる仕事に取り組んでいきたいです。
BtoB支援と東南アジア展開を次の成長軸に
――今後、特に力を入れていきたい事業は何でしょうか。
これまで自分が培ってきたWebマーケティングの経験や、AIによる業務効率化の知識を、もっと企業様の支援に生かしていきたいと考えています。
特に、AIを使った業務改善や集客支援など、BtoBの事業を強化していきたいです。そのために交流会などにも積極的に参加し、新しい企業とのつながりを増やそうとしています。
また、AIによる業務改善をテーマにした無料のWebセミナーをつくり、広告から集客し、相談につなげていくことも考えています。これまでスクール運営などを通じてセミナーを行った経験があり、100人以上の前で話したこともありますので、その経験も生かしていきたいです。
――海外向けの事業についても教えてください。
2年ほど前から、タイをはじめとした東南アジア向けのEC輸出にも取り組んでいます。現地で強いECアカウントを持つ事業者に発送代行をお願いし、日本の商品を現地で販売しています。
もともとプライベートでタイへ行く機会が多く、以前から現地で何か事業につなげられないかと考えていました。その中でShopeeを活用した輸出の方法を知り、「これなら自分でもできそうだ」と思ったことがきっかけです。
今後、日本の商品を東南アジアに展開したい企業様がいれば、タイへの進出やEC販売の支援もしていきたいと考えています。
――現在、事業を進める上で感じている課題はありますか。
一番の課題は、人とのつながりをどう構築していくかということです。
これまでアフィリエイトをはじめ、一人で完結する仕事を長く続けてきました。そのため、新しくビジネスにつながる人脈をどのように広げていくかが課題だと感じています。
今後は交流会にも積極的に参加していきたいですし、AIによる業務改善をテーマにした無料のWebセミナーなども活用しながら、新たな企業との接点を増やしていきたいと考えています。
AIの便利さを、もっと身近なものに
――事業を通じて、社会にどのような価値を提供していきたいですか。
最近はAIに対して警戒感を持っている方も多いと感じています。また、AIを使っていても、単純な質問をする程度にとどまっている方も少なくありません。
しかし、実際にはメールの整理や資料作成、スケジュール管理など、さまざまな業務に活用できます。AIを使えば、これまで時間がかかっていた仕事をもっと楽にできる可能性があります。
「AIを使うと、こんなに便利になるんだ」と感じてもらえるような使い方を、もっと多くの方に伝えていきたいですね。
「お客様」ではなく、一緒に歩む仲間として
――経営する上で、これだけは譲れないという考え方を教えてください。
一番大切にしているのは、人との関係性です。
一般的には、お客様と仕事をする側という関係になりやすいと思います。ただ、私は発注者と受注者という関係だけではなく、一緒に取り組んでいく仲間として付き合っていきたいという気持ちが強いです。
お客様と一緒に課題に向き合い、一緒に成長していく。そうした関係性をつくることを、これからも大切にしていきたいと思っています。
ジムや読書で気持ちを整える
――休日のリフレッシュ方法を教えてください。
ジムが好きなので、土日はほぼジムに行っています。また、毎週土日のどちらかには地元の神社へ参拝し、1週間のお礼をすることも習慣になっています。
寝る前には小説を読むことも多いですね。ビジネス書についてはパソコンやタブレットで読むことが多く、移動時間なども活用しています。