「できること」を積み重ね、その先へ――働き方の可能性を広げる物販事業への挑戦

株式会社T.B.H 代表取締役 横田 千春氏

株式会社T.B.Hは、物販事業を軸に、スクール運営や書籍出版、YouTubeでの情報発信などを通じて、多様な働き方を提案しています。代表取締役の横田千春氏は、自身の経験を原点に、「働き方にはもっと自由な選択肢がある」という想いを胸に、一人ひとりの可能性を広げる活動を続けています。本記事では、事業への想いや経営に対する考え方、今後の展望について伺いました。

経験を力に変え、働き方の可能性を広げる

――現在の事業内容について教えてください。

現在は、物販事業を軸に、物販スクールの運営や書籍の出版、YouTubeでの情報発信を行っています。事業の中心は今も物販で、私自身も現場に立ち続けています。

実際に取り組みながら現場の変化を感じ、最新のノウハウを取り入れることを大切にしており、その経験をスクール運営や情報発信にも活かしています。

――事業に込めている理念やビジョンを教えてください。

私自身、アパレル販売員として手取り9万円で働きながら、シングルマザーとして生活していました。当時は、高卒で資格もない自分には限られた働き方しかないと思い込み、自ら可能性を狭めていたんです。でも、物販に出会ったことで、「こんな自分でもできるんだ」と実感することができました。

だからこそ、子育てや家庭環境を理由に自分の可能性を諦めている女性やママたちへ、「働き方にはもっと自由な選択肢がある」ということを伝えたいと思っています。

物販は特別な才能が必要な仕事ではなく、正しい方法で継続すれば誰でも成果を目指せるものです。私自身がそう実感してきたからこそ、一人でも多くの方にその可能性を届けていきたいですね。

挑戦を続けた先に見えた、本当に大切なこと

――物販を始められたきっかけを教えてください。

物販に出会う前は、アフィリエイトやMLM、仮想通貨など、いろいろなことに挑戦していました。でも、思うような結果は出ず、お金だけが減ってしまうことも少なくありませんでした。

実は、物販スクールの話を初めて聞いたときも、「怪しい」「お金がかかる」と感じて、一度は断っているんです。ただ、その後さまざまな失敗を経験したことで、商品を仕入れて販売するという物販の仕組みは、堅実で再現性があると感じるようになりました。「これで最後」という覚悟で飛び込み、本気で取り組んだことが今につながっています。現在は、自分が学んだスクールの運営にも携わり、その経験を活かしながら事業を続けています。

――仕事や経営で大切にしている考え方はありますか。

物販で成功できた理由を聞かれることがありますが、自分だけが特別だったとは思っていません。

物販は誰がやっても同じように成果を目指せるものです。違いがあるとすれば、約10年間続けてきたこと。それが一番大きいと思っています。また、私は「やりたいこと」よりも、「できること」を積み重ねることを大切にしています。

最初から夢や才能が見つかる人は、そんなに多くないと思うんです。目の前のできることを続けていくうちに、「できた」という経験が少しずつ積み重なり、それがいつの間にか好きなことや得意なことに変わっていく。私自身もそうやって歩んできたからこそ、まずは一歩踏み出してみることの大切さを伝えていきたいですね。

一人ひとりに寄り添う、無理のない働き方を

――組織運営ではどのようなことを意識されていますか。

現在は母とともに会社を運営しながら、税理士や行政書士、そして物販業務を支える業務委託のメンバーと協力しています。仕入れや出品、梱包、発送など、それぞれが役割を分担することで、無理なく仕事を進められる体制を整えています。

業務委託の方には、子育てや介護などの事情で物販を始めたくても難しい方も多くいらっしゃいます。自宅でできる仕事を通じて、少しでも収入につながれば喜んでいただけるので、そうした方々に仕事をお願いしています。それぞれの事情に寄り添いながら、無理なく続けられる働き方を大切にしています。

――一緒に働く方に求めることは何でしょうか。

採用で最も重視しているのは、特別なスキルではありません。時間を守ること、LINEでのやり取りがきちんとできることなど、基本的な信頼関係を築けることを大切にしています。

実際には、どれだけ面談で好印象でも続かない方もいますし、逆にやってみて初めて活躍される方もいます。そのため、まずは短期間でも実際に仕事を経験してもらい、お互いに合うかどうかを確認するようにしています。無理なく続けられる環境づくりが、結果として長く活躍していただけることにつながります。

物販をもっと身近に、もっと安心できる学びへ

――今後挑戦したいことを教えてください。

物販には、「怪しい」「転売と何が違うのか分からない」といったイメージを持たれることが少なくありません。そうした印象を変えて、もっと身近な存在にしていきたいですね。

例えば、英会話やヨガ、ピラティスに通うような感覚で、「どこの物販スクールに通っているの?」という会話が自然に生まれるような存在になれたら嬉しいです。そんな未来を目指しながら、多くの方に安心して学んでいただける、日本一だと思っていただけるスクールを目指していきたいですね。

――その実現に向けて取り組んでいることはありますか。

業界全体では悪質な事例もあり、自分の力だけでは防ぎきれない部分もあります。だからこそ、正しい情報を発信し続け、自分自身が信頼していただける存在になることが大切だと思っています。

YouTubeでは長年にわたり、生徒さんへのインタビュー動画を継続的に公開し、多くの実績を紹介してきました。実際に受講された方の声を届け続けることが、信頼につながると感じています。

その上で、新しいノウハウの開発や検証、経営について学ぶことにも積極的に取り組みながら、スクール全体の質を高め、より多くの方に安心して学んでいただける環境をつくっていきたいですね。

その先に描くのは、誰もが可能性を信じられる社会

――仕事以外ではどのようにリフレッシュされていますか。

マッサージやピラティスで体を動かしながら、意識的にリフレッシュする時間をつくっています。旅行や映画鑑賞など、子どもと過ごす時間も大切にしていますね。業務委託のメンバーに仕事を任せられる体制が整ったことで、自分の時間も確保しやすくなりました。

最近は、自分が現場を離れた後のことを考える機会も増えています。運営メンバーやスクール生が自立し、私がいなくても組織が成長し続ける仕組みをつくることができれば、その先はシングルマザーや子どもたちへの支援など、社会貢献にも力を注いでいきたいと思っています。

そうした活動を通じて、一人でも多くの方が自分の可能性を信じ、自由な働き方を選択できる社会が広がっていけば嬉しいですね。

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