人と人をつなぎ、「幸せな結婚」のその先へ――虹プラスが大切にする寄り添い型の婚活支援
虹プラス カウンセラー 冨島 直哉氏
虹プラスは、結婚相談所を中心に、ライブ配信に関する代理店事業などを展開しています。カウンセラーの冨島直哉氏は、自身の婚活経験を生かした寄り添い型のサポートに加え、カメラマンや美容、ファッションなど幅広い分野とのつながりを生かし、婚活を総合的に支援しています。営業、福祉、ライブ配信など多様な経験を重ねてきた冨島氏に、現在の事業に至った経緯や大切にしている価値観、今後の展望について伺いました。
目次
「虹」のように個性が交わり、人と人をつなぐ場所へ
――「虹プラス」という名前には、どのような思いが込められていますか。
皆様にとって素敵な架け橋となり、虹の様な彩りある、プラスとなるものを生み出していきたい。
そして、虹は一人ひとりの個性を表しています。そこに「交差点」のようなイメージを重ねて、さまざまな個性を持った人同士が交わり、つながる場所にしたいという思いから名付けました。
15年以上にわたり交流会の主催などをする中で、「この人とこのサービスをつないだら相乗効果が生まれそう」「この二人は相性が良さそう」と感じたときには、自然とご紹介をしてきました。
そして、そのご縁によって双方に喜んでもらえることが、私自身にとっても大きな喜びでした。
そんな経験を重ねる中で、「人と人」「人とサービス」をつなぎ、それぞれにとってプラスとなるご縁を生み出す存在でありたいという想いが、今の私の活動の根底にあります。
――現在力を入れている結婚相談所の特徴を教えてください。
自分自身が婚活を経験し、焦りや不安などを感じ続けていたため、活動している方の気持ちに寄り添えることが一つの強みです。厳しく指摘するというより、老人ホームで相談員として勤務した経験を活かし、傾聴、受容、共感と、お気持ちを理解しながら一緒に進んでいく「寄り添い型」のサポートを大切にしています。
また、男性カウンセラーとして、女性が気づきにくい男性目線の考え方や視点を、女性会員にお伝えしたり、男性会員とは、同性だからこそ本音で話したりできることも特徴です。結婚相談所だけでなく、婚活パーティーやアプリを利用した経験もあるため、幅広い方法についてお話しできます。
自ら経験したからこそ、婚活に寄り添える
――結婚相談所を始めたきっかけを教えてください。
老人ホームで働いていた頃、人生の締めくくりを一人で迎える姿を目にする中で、家族や大切な人との思い出があることは、人生の豊かさにつながるのではないかと感じていました。
自分自身も40歳頃に真剣に婚活を経験しましたが、「今すぐ結婚したい人」を普段の生活の中から探すこと自体が難しいと感じたんです。一方、結婚相談所には結婚を希望する人が集まっている。その仕組みを知り、とても合理的だと感じました。
さらに、コロナ禍で出会いの機会が減り、結婚したいのにきっかけをつくれない方も周囲にいました。そうした人たちの一つのきっかけになりたいという思いから、結婚相談所を始めました。
その後、会員様の結婚式にご招待いただく機会も増えていきました。その中で、親御様から涙ながらに感謝の言葉をいただいたことも、一度や二度ではありません。そうした経験を重ねる中で、結婚というご縁は、ご本人だけでなく、ご家族や周りの多くの方の喜びにもつながっていくものだと実感しました。
人の人生の大切な節目に関わり、多くの方に喜んでいただける仕事であることに、より一層やりがいを感じ、結婚相談所の仕事に力を注ぐようになりました。
――これまで、さまざまなお仕事を経験されていますね。
大学卒業後は営業職からスタートし、その後はハウスクリーニング、看護学校、老人ホーム、ライブ配信など、本当にさまざまな経験をしてきました。
ライブ配信を始めたのも、ご縁あり代理店として誰かに紹介するなら、まず自分自身が経験して仕組みを理解したいと思ったことがきっかけです。実際に配信を続ける中で、新人戦で全国8位になったことや、日本一周をしながら観光地で配信をしたり、47都道府県全てでリスナー様とお会いしたりと、配信に熱中していた時期もありました。
自分自身を応援していただき、そこでお金が動くという経験には、とても感動しました。人とのつながりや応援されることの大切さは、その後の活動にもつながっていると思います。
結婚をゴールにせず、その先の幸せまで考える
――結婚相談所として大切にしていることは何でしょうか。
結婚すること自体をゴールにするのではなく、その先にある「幸せな結婚生活」を考えながらサポートすることです。
ただ相手を見つけるのではなく、婚活を通じて本人自身の魅力も高めていけるようにしたいと考えています。そのため、カメラマンやエステ、メイク、姿勢改善、ファッションなど、さまざまな分野の方ともつながり、必要に応じて包括的にサポートできる環境をつくっています。
自分自身も結婚生活を経験しているからこそ、「実際に結婚したら、こういうことが大切になる」ということもお伝えできます。少し先を歩く立場として、結婚後までイメージした支援をしていきたいですね。
――事業を進めるうえで大切にしている判断軸はありますか。
「三方良し」になっているかという点です。
お客様だけが良い、自分だけが良いという形では、継続的な良い活動にはならないと思っています。関わる人たち全員にとってメリットのある形になっているかを考えることは大切にしています。
「ギブ・ギブ・ギブアンドテイク」で人と向き合う
――人とのコミュニケーションで意識していることを教えてください。
「ギブ・ギブ・ギブアンドテイク」という感覚を大切にしています。
何か一つしたから、一つ返してもらうという考えではありません。自分から三つくらい何かを提供して、そのうち一つ返ってきたらいい。そのくらいの感覚です。
楽しさだったり、役立つ情報だったり、まずは自分から相手に提供する。そうしていると、別の方を紹介していただいたり、新しいつながりが生まれたりすることがあります。常に「ギバー」でありたいという意識は、人と関わるうえで大切にしています。
会員30人を一つの節目に、次の体制づくりへ
――今後の展望について教えてください。
まずは結婚相談所の会員数を増やし、2年後を目安に活動中の会員数を平均30人ほどにしたいと考えています。会員が30人ほどになったら1人スタッフを入れ、その後、スタッフが3人ほどになれば法人化したいというイメージを持っています。
そのために今後は、紹介してくださる協力者とのつながりも増やしていきたいです。特に占い師の方とは相性が良いと感じており、自分自身も占いを学びながら、業界の方とのつながりをつくろうとしています。
一方、カウンセラーとしては、まだまだ経験を積み重ねていく必要があるとも感じています。婚活では、出会う機会を増やすだけでなく、本人が何かを変える必要がある場合もあります。その時に、気づきにつながる言葉や伝え方をどれだけ持てるか。その引き出しを、より多くの方と向き合う中で増やしていきたいです。
これからも「ギバーであること」を忘れず、人と人をつなぎながら、一人ひとりが幸せな結婚へ進むきっかけをつくっていきたいと思っています。