【はじめに】
日本全国の中小企業が、急速に変化する市場環境や人材不足、デジタル化といった課題に直面しています。
そうした中、経営者たちは何に悩み、どのような対応を模索しているのか。
今回「経道」では、中小企業の経営者・経営幹部を対象にアンケート調査を実施。
その結果から、リアルな経営の現場で起きていること、そして多くの企業に共通する課題とヒントが見えてきました。
本レポートでは、回収データの分析結果とともに、経営者たちの声をお届けします。
調査概要
調査目的:中小企業の経営状況や経営課題、経営者の事業に対する考え方等を探るため、「経営者の事業方針に関するアンケート」を実施。
調査対象:全国の中小企業経営者・経営幹部
調査方法:インターネット調査(Googleフォームによる回答形式)
調査期間:2025年5月9日~
有効回答数:102件


経営者が今抱えている主な課題とは
Q1.現在、重視している経営課題を教えてください(複数選択可)

上位3項目
1位:販売・受注先の開拓(65.8%)
2位:人材の確保・育成 (60.3%)
3位:新商品・サービスの開発(32.9%)
自分一人で行っているため、マンパワーが足りない
他の業務が多忙過ぎて、顧客獲得に着手できていない
営業をしていないので案件が、紹介ベース
コンサルタントの採用に難航している
事業拡大の為の人材確保
事務、営業も一人でキャパが足りない
これからの経営に求められること
Q3「今後注力したいことは何ですか?」

Q4経営や事業に関する情報は、主にどこから得ていますか?(複数選択可)

本アンケートを通じて
今回のアンケート結果から見えてきたのは、**「人材の採用・育成」「業務効率化」「売上・利益の安定化」**といった、経営における根本的なテーマが依然として強い関心を集めているという事実です。
一方で、デジタルツールの活用や外部パートナーとの連携といった、柔軟な対応を模索する企業も多く見受けられました。
経営の課題に「これが正解」という答えはありません。
だからこそ、多様な他社の視点や事例に触れることが、経営者にとっての大きなヒントとなるはずです。
今後も「経道」では、経営の現場に根ざしたリアルな声を発信し続けていきます。