寄り添う診療から始まる、酪農と生命命を支える新たな生産動物獣医像

株式会社TK-Lab.Ambition 代表取締役  安藤 達哉氏

株式会社TK-Lab.Ambitionは、生産動物、とくに乳牛の診療を中心に、検査・予防まで踏み込んで取り組む技術者集団です。NOSAIでの臨床と大学での教育経験をもとに設立されました。社名の“Ambition”は〈こだわる・ふせぐ・見極める・探求する〉という想いを表し、疾病病気の背景を深く理解し未来につなげる生産動物獣医療を追求しています。本記事では代表の安藤 達哉氏に、現在の取り組みや経営の考え方、今後の展望について伺いました。

命に寄り添う診療

――現在の事業内容や特徴について教えてください。

現在は、乳牛の診療を中心に、必要な検査や予防的な取り組みも含めて幅広く行っています。相手は「経済動物」と呼ばれ、採算を求められる厳しさがありますが、動物を飼育されている農家さん一人ひとりには、それぞれの思いがあります。その思いをできるだけくみ取りながら、やさしい診療行動ができないかというのが、私たちの根本的な理念です。

診療の現場では、血液検査など保険の請求枠からこぼれ落ちる細かな検査は「無駄」とみなされがちです。私たちは、自分たちの経営努力の中からそうした部分を捻出し、請求はしなくても必要な検査はできるだけ省かないようにしています。

制限を超えた決断

――経営者になられた経緯を教えてください。

大きな組織の中で自分が活動していくことには、当然ですが制限があります。無駄と見なされることやどこにも請求できないような部分は通常許されません。それを可能にするには起業をするしかないと思いました。自分の年齢的には、臨床獣医として現場を走り回れるに出れる時間は残り少ないと思っておりますが、多くの年月を過ごしてきたからこそ出来ることがある、と思ったことが起業のきっかけでした。

――仕事をする上で大切にしている価値観は何でしょうか。

特に印象に残っているのは、恩師から頂いた「1年目をとにかく大事にしなさい」という言葉です。忙しさを理由に検査や調査の手を抜かないこと。1年目に努力を続けた人は10年目、30年目になっても努力を続けられる。もう2度と1年目は戻ってきませんから、1年目に「自分がやれるだけの範囲でとにかく努力を重ねなさい」と言われたことは強烈でした。

また、「疑問を持ちなさい」ということ。教科書に書いてあるから正しいのではなく、自分で疑問を持ち、努力して確かめなさいという姿勢も、診療や研究における大事な軸になっています。

命と向き合う職場文化

――組織運営で意識していることを教えてください。

できる限り働きやすい環境を整えることです。その一方で、私たちの使命は酪農家の方々とそこにいる生命のために仕事をすることですので、その根幹をないがしろにするようなことに対しては、しっかりと指導・指示を行うようにしています。

基本的な方向さえ間違っていなければ、各自の想いや考え方は尊重するようにしています。若いスタッフも多いため、必要以上に急がず、「待つ」姿勢も大切にしています。

相手が命である以上、早朝から夜遅くまで仕事になる日もあります。その分、業務が落ち着いた日はできるだけ早く仕事を切り上げるなど、メリハリのある働き方を心がけています。

現場から戻ったときには手づくりの温かい昼食を一緒に囲み、その後のお茶の時間も含めて、心身を整える時間を大切にしています。

特徴的な取り組みとして、「動物同伴出勤可」にしています。外に出ている間は社内のスタッフが世話をし、仕事から戻ると愛犬が迎えてくれる。そうした日常の中で、命を大切にするという考え方を日々体感してもらえればと思っています。

支え合う未来の獣医療

――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。

酪農家の皆さんの経営がうまくいき好転することで、現場にいる命である牛や乳牛たちが健やかに気持ちよく生活ができて、生産活動が実現していく。これが我々の一番求める方向性ですね。

そのためには、もちろん獣医として我々1人1人のスキルが絶対必要ですし、今後に向けた研究活動も必要ですし、検査へのバックアップ体制も整えなければいけません。

また、私たちの活動をスポーツアスリートのプロ化に近い形で発展させていきたいと考えています。私たち獣医団体が存在することに対しても、様々な方々から協力を得ながら、診療報酬だけに依存しない付加価値をつくっていく。その中から研究依頼や製品開発、勉強会、海外視察など、広い関わりが生まれていくことを目指しています。

さらに、酪農の周辺では小さな牧場が自家製アイスを作ったり、動物保護団体が活動したりと、多様な形が増えています。そういった取り組みにも寄り添い、下支えできる存在でありたいと思っています。

ランで整える心と体

――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。

元々スポーツが好きで、時間ができて天気が良ければランニングをしています。ときにはフルマラソンの大会に出場することもあります。忙しくてストレスがかかることもありますが、体を動かす時間を持つことで、心と体のバランスを整えています。

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