店舗と地域、人をつなぐ――合同会社CLOVERが目指す、地域経済の循環づくり

合同会社CLOVER 代表 大原 拓弥氏

合同会社CLOVERは、飲食店をはじめとする店舗の内装設計や空間デザイン、内装工事を手がけています。さらに、店舗のコンセプト設計やブランディング、集客、マーケティングまで幅広く支援する「店舗プロデューサー」として、店舗の立ち上げに伴走しています。近年は、沖縄を中心とした一次産業と店舗をつなぐ地方創生にも注力しています。代表の大原拓弥氏に、事業の特徴や経営に込めた思い、今後の展望について伺いました。

店舗づくりを一気通貫で支える

――現在取り組まれている事業について教えてください。

飲食店などの店舗を中心に、内装設計、空間デザイン、内装工事を行っています。分かりやすく言えば、飲食店をつくる仕事です。

以前は、さまざまな店舗の内装を手掛ける会社に約10年間勤め、施工管理の仕事をしていました。そこで培った経験を生かして独立し、現在の事業を立ち上げました。

――他社にはない強みは、どのような点にありますか。

単に設計図面を作成したり、内装工事を行ったりするだけではありません。店舗の立ち上げ段階から、ブランディング、コンセプトやストーリーづくり、マーケティング、SNS、ホームページ制作など、店舗運営に関わることを幅広く支援しています。

現在は「店舗プロデューサー」と名乗り、店舗づくりから集客、運営まで一気通貫でサポートしています。お客様から「お店を始めたい」とご相談いただいた際に、必要なことをまとめて相談していただける点が強みです。

ご依頼は飲食店が約7割ですが、近年は口コミやご縁を通じて、美容サロンやパーソナルジムなどからもご相談をいただいています。

店舗を盛り上げ、地域を盛り上げる

――経営理念やビジョンには、どのような思いが込められていますか。

店舗を経営するオーナー様と一緒に、お店の運営に伴走していきたいと考えています。店舗が盛り上がることは、その街や地域が盛り上がることにもつながるからです。

飲食店などの店舗の背景には、食材や原料を生産する一次産業の方々がいます。しかし、良いものをつくっていても販売先がなかったり、商品が店頭に置かれているだけで、その魅力や生産者の思いが十分に伝わっていなかったりすることがあります。

私は店舗づくりや、人が集まる場をつくることを得意としています。その力を生かし、人と地域、地域と店舗をつなぎ、それぞれが持つ魅力を発信していきたいと考えています。アナログな店舗づくりを通じて地域を活性化し、最終的には日本を盛り上げていくことが目標です。

――地方創生では、どのような取り組みをされていますか。

現在は沖縄をはじめ、地域に特化した事業を広げています。生産者の思いや地域の魅力を届けるイベントやコンテンツをつくり、店舗と一次産業をつなぐ取り組みです。

ただお店をつくるのではなく、集客や売上につながる仕組みを考え、必要に応じてイベントの企画も行っています。

二度の転機を経て生まれた現在の事業

――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。

以前から独立志向があり、それまで身につけてきた経験や技術を生かして腕を試したいという思いがありました。また、両親が自営業を営んでおり、家計が厳しい状況だったため、自分が収入を得て家族を支えたいという気持ちも独立のきっかけになりました。

独立当初は、設計や空間デザイン、内装工事を行う一般的な店舗内装業としてスタートしました。その後、新型コロナウイルスの影響で多くの飲食店や店舗オーナーが大きなダメージを受け、閉店に追い込まれる姿を目にしました。

そこで、図面を描き、店舗を完成させるだけでは不十分だと感じました。環境や時代が変化しても店舗を継続できるよう、集客や売上にも伴走する必要があると考えたのです。それを機に、コンセプト設計やブランディング、マーケティングまで支援する現在の店舗プロデューサー※単語要確認へと事業を変化させました。

直接会うからこそ生まれる信頼

――仕事をする方々とのコミュニケーションで、大切にしていることはありますか。

当社に社員はおらず、私一人で経営しています。ただし、すべての業務を一人で抱えているわけではありません。ホームページ制作は制作会社、デザインはウェブデザイナーなど、必要に応じて外部の専門家に業務委託しています。

一緒に仕事をする方には、私が大切にしているビジョンやストーリー、価値観を必ず伝えています。自分の考えがすべて正しいとは思っていませんが、その思いに共感してくださる方と仕事をすることを大切にしています。

また、オンラインで効率的に話すことも必要ですが、重要な場面では直接会うことを重視しています。実際に足を運ぶからこそ見える景色があり、その場に行くからこそ生まれる会話があるからです。

独立志向を持つ仲間と店舗を増やす

――今後、社員を増やすことは考えていますか。

社員数を増やすというよりも、独立志向を持つ方とのつながりを増やしたいと考えています。店舗をつくりたいものの、何から始めればよいか分からない方や、開業後の経営に不安を感じている方は少なくありません。

そうした方を社員として抱えるのではなく、それぞれが独立した考えを持って動きながら、業務委託として仕事をご一緒する形を目指しています。

一次産業から店舗まで、一つの循環をつくる

――今後、挑戦していきたいことを教えてください。

今後も中心となるのは、店舗をつくることです。店舗が増え、盛り上がることで、その地域の経済が回り始めます。そして店舗の背景にある一次産業や地域の魅力を、より多くの方に届けていきたいと考えています。

現在は、沖縄の植物やハーブを生かした美容サロンの立ち上げも進めています。健康や美容への関心が高まる中で、国内の素材や製品を活用しながら、人々の健康や美しさに貢献し、同時に国内の産業も盛り上げていきたいという考えです。

まずは沖縄を中心に、生産から製造、販売、飲食やエンターテインメントへとつながる流れをつくっていきます。共感してくださる方々とともに、地域の中で経済が循環する仕組みをつくることが今後の目標です。

仕事と遊びが一体になった日々

――休日はどのようにリフレッシュされていますか。

仕事と遊びをあまり分けていないため、一日中完全に休むという感覚はほとんどありません。地方の方に会うために沖縄へ行き、イベントを開催し、食事をすることも、自分にとっては仕事であり、同時に楽しい時間でもあります。

新しい店舗の内装や商品を仲間と考える時間は、文化祭の準備をしているような感覚です。地域の文化を調べ、家具やディスプレイを探し、現地の方に会いに行く。その過程自体を楽しんでいます。

読書や映画、ジム、散歩、街巡り、国内旅行などもしますが、そうした時間も新しい地域や生産者を知るきっかけになります。これからも多くの地域や農家の方々に触れ、その魅力を店舗という形で伝えていきたいです。

Contact usお問い合わせ

    お問い合わせ内容
    氏名
    会社名

    ※会社・組織に属さない方は「個人」とお書きくだい

    役職

    ※会社・組織に属さない方は「一般」をお選びください

    メールアドレス
    電話番号
    どこでお知りになりましたか?
    お問い合わせ内容

    プライバシーポリシーに同意して内容を送信してください。