30年の経験でWebマーケティング全体を支援し、顧客にプラスアルファを届ける
合同会社アンプラグド 代表 田中 雅人氏
Web・IT・Webマーケティングのコンサルティングを手がけている田中氏。1996年からWeb業界に関わり、これまで300社以上を支援してきました。SEOやリスティング広告など、1つの施策だけにとどまらず、集客からコンバージョン獲得までを一貫して見渡せることが強みです。創業から9年目を迎えた今も、顧客の課題に応じた提案を重ね、長期的な関係を築いています。
目次
1つの施策に閉じず、Web全体から課題を解決する
――現在の事業内容について教えてください。
当社は、Web・IT・Webマーケティングのコンサルティングを行っています。私は1996年、「Yahoo! JAPAN」が始まった年からこの業界に入り、最初はホームページ制作に関わりました。
その後はWeb全体を見る仕事へと領域を広げ、30年以上にわたって経験を積んできました。これまで支援した企業数は正確に数えていませんが、300社から400社以上になると思います。
――事業の強みは何ですか。
当社の強みは、SEOやSNSなど1つの分野に限定せず、集客から最終的なコンバージョン獲得まで、Webマーケティング全体を見られることです。
私は上場企業で取締役を務めていたときに、営業、SEO、リスティング広告、分析、レポート作成など、バックオフィス以外の部署の責任者を幅広く経験しました。その経験を活かし、企業やWebサイトの状況に応じて、今どの施策に注力すべきかを段階的に考えています。
必要とされる支援を形にするため、50歳で独立
――独立したきっかけを教えてください。
私は、もともと経営者を目指していたわけではありません。上場企業には9~10年ほど在籍し、50歳になったときに独立しました。
企業に所属していると、SEOだけ、リスティング広告だけというように、提供できる領域が限られる場合があります。しかし、Webマーケティングは1つの施策だけで完結するものではありません。
SEOの次にCRMが必要になることもあれば、その後に広告で集客を強化する段階へ進むこともあります。そうした課題を一貫して見られるサービスには需要があると考え、起業しました。
――経営する上で大切にしていることは何ですか。
私は、仕事を始める前に、お客様ときちんと話すことを大切にしています。特定のサービスだけを求める企業ではなく、企業全体にWeb上の課題があり、それを改善したいと考えている企業と仕事をしています。
最初はSEOから始まっても、集客が整えば次はCRM、その後は広告というように、必要な施策は変化します。目の前の依頼だけを見るのではなく、課題全体を捉え、常にプラスアルファを提案することを重視しています。
同じ目線と仕事への姿勢が、長い関係をつくる
――現在の組織体制について教えてください。
当社には従業員がおらず、個人を含む5事業者ほどの業務委託の方々と一緒に仕事をしています。現在は8社ほどのコンサルティングを担当しており、そのうち5社ほどとは創業当時から継続してお付き合いしている形です。
1度信頼を得て、お客様のサービスに付加価値を提供できれば、長く関係を続けていただけることが多いと感じています。
――業務委託の方との関係で重視していることは何ですか。
私は、1度仕事をした上で、同じ目線を持てるかどうかを大切にしています。仕事のクオリティは必要ですが、それと同じくらい仕事に向き合う姿勢を重視しています。
仮に従業員を採用する場合も、Webマーケティングの経験があることは欠かせません。その上で、お客様に対して「これだけでよい」と考えず、常にプラスアルファを提案できる方と働きたいです。
営業と新たなサービスで、支援の幅を広げる
――今後、挑戦していきたいことを教えてください。
当社はこれまで、ほとんど営業活動を行わず、紹介を中心に事業を続けてきました。ただ、もう少し幅広く顧客数を増やしてもよいと考え、今年から営業活動に力を入れています。
サイトもリニューアルし、BtoB企業のWebマーケティング責任者やリーダー層に向けたコンテンツを増やしています。現在は、そうした方々を十分に集客できていないことが課題です。
Webサイトの改善に加え、リード獲得を目的とした営業活動のアウトソーシングにも取り組んでいます。継続するかどうかは結果を見て判断しますが、新たな顧客との接点を増やすための投資として進めています。
――成長に向けて、現在どの分野に投資していますか。
当社は、Webサイトのリニューアルやコンテンツの拡充に加え、営業活動の一部をアウトソーシングしています。いずれもリード獲得に向けた取り組みです。
また、日々の業務では複数のAIツールを活用しています。ツールの利用料金だけでなく、使いこなすために費やす時間も、事業を成長させるための投資だと考えています。
――新しい事業やサービスについて、どのように考えていますか。
私は、現在のコンサルティングだけでなく、さまざまな打ち手に挑戦し続ける必要があると考えています。過去には、代理店の既存顧客にSEO以外の提案を行うためのコンサルティングを提供しました。
この取り組みは評判が良く、代理店のプラスアルファの売り上げにもつながりました。そのほか、Kindle本の制作やAmazonを使った物販にも挑戦しています。
最近では、AIコンサルティングの相談も増えています。AIを導入すること自体を目的にするのではなく、AIを活用することでマーケティングにどのような価値を加えられるかを提案していきたいです。
10年間続ける早朝習慣が、仕事の土台になる
――日々のリフレッシュ方法を教えてください。
私は10年ほど前から、毎朝3時45分ごろに起きてジムに通っています。運動する時間は40分ほどで、その後は朝6時から仕事を始め、午後4時か5時には仕事を終える生活です。
基本的にこの習慣を休まず続けています。以前は年に3、4回ほど風邪をひいていましたが、この生活を始めてからは病気をすることがほとんどなくなりました。
――早朝の時間は、仕事にどのような影響がありますか。
朝は周囲から連絡が入る前なので、自分の仕事に集中しやすく、作業も進みます。早く起きる分、夜は10時ごろまでに寝るようにしています。
始めた当初も、それほどつらいとは感じませんでした。そうしたほうがよいと考え、自分で決めて続けてきたからです。
仕事でも、今ある方法だけにとどまらず、新しいサービスを常に捉える姿勢を大切にしています。これからも、お客様に満足していただけるプラスアルファの提案を続けていきたいです。