“似合う”を科学する──Fillty sewing roomが描く、誰もが自分らしく装える未来

Fillty sewing room 代表  深田 恭美氏

洋服が体型に合わない、選び方がわからない悩み……。そんな「洋服の困りごと」を根本から解決するため、独自の理論を開発し、オーダー服からスタイリング思考まで幅広く伝えているFillty sewing roomの深田恭美さん。事業の現在、起業の背景、独自メソッド、今後の展望について伺いました。

“似合う”を自分でつくる、新しい装いのスタイル論

――現在の事業内容と、その中心にある思いを教えてください。

メイン事業はオーダー服の制作です。私自身が小柄で既製服が合わなかった経験から洋裁を学んだことにより、「体に吸いつく服の心地よさ」を知り、多くの方に届けたいと思ったのが原点です。

ただ、コロナ禍以降は“選ぶための理論”を伝えるサービスが大きくなりました。200色から選ぶセミオーダーブラウス、体型の構造を踏まえて導く「襟・体形診断」、そして洋服選びの思考法をまとめた「洋服選びの取説」。
似合う服を“教える”のではなく、自分で選べるようになる力を育てることを大切にしています。

50代からの再スタート──一歩踏み出した理由

――50代での起業と伺いました。どのような経緯だったのでしょうか

会社員としてSEをしていましたが、結婚後は専業主婦に。努力してきた自分の人生が「このまま埋もれてしまう」ことに大きな葛藤がありました。

そんな時、セミナー講師の方から「あなたは教える力がある。洋裁教室を始めなさい」と言われ、2〜3カ月で自宅を改装してスタートしました。そこからSNSで発信し、洋裁教室→オーダー服→診断→講座へと、流れに乗るように事業が広がっていきました。

「何歳からでも遅くない」ということを、私自身の姿で伝えられたら嬉しいと思っています。

服の“構造”で魅せる、深田式ファッション理論

――他のイメージコンサルタントとの違いはどこにあるのでしょうか。

私は“洋服を作る側”からスタートしている点が大きな特徴です。コーディネートよりもまず、1枚の服の構造でどれだけスタイルが変わるかを熟知しています。

例えば、丈や襟の形が数センチ違うだけで脚が長く見えたり、逆に太って見えたりします。理系出身なので、感覚ではなく「何故そう見えるのか」を論理的に説明できます。

また、診断結果を渡して終わりではなく、“どう選べば良いか”という思考法まで体系化している点も強みです。「ファッションの方程式」としてYouTubeでも発信し、誰でも応用できる形にしています。

装いの未来を変える、私の次の挑戦

――これから挑戦したいことや、事業の未来像を教えてください。

今後は、セルフブランディング講座をさらに進化させたいと考えています。現在の講座は約3時間ですが、本来は学校で1年かけて教えている内容です。受講後に自分でスタイルを構築していけるよう、伴走型のコンサルティングを提供したいと思っています。

また、個人的な大きな夢として、ファッション理論を共通化したメソッドの確立があります。世の中の専門家が暗黙のルールとして持っているものを一度言語化し、誰でも基礎的なコーディネートができる“日本の共通基盤”のような理論を作りたい。書籍化も目標の一つです。

さらに、障害のある方も一緒に働ける縫製工場を作り、クリエイターとともにものづくりに参加できる仕組みにも挑戦したいと考えています。

社交ダンスと“一人ひとりを大切にする”価値観

――プライベートで大切にしている時間やリフレッシュ方法はありますか。

社交ダンスが趣味で、2カ月に一度は仲間とダンスホールに行っています。ラテン系のダンスが好きで、踊ると気持ちが切り替わります。

――仕事をするうえで大切にしている価値観は何でしょうか。

一番大切にしているのは「一人ひとりを丁寧に大切にすること」です。オーダー服も診断もすべて個人に向き合う仕事なので、その人の悩みや想いをしっかり受け取りたいと思っています。また、コミュニティでも誰かが輪から外れそうな時は、必ず声をかけるように気を配っています。

これからも、1人でも多くの方が“自分らしく心地よい服を選べる毎日”をつくれるよう力を尽くしていきたいと思います。

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