女性の健康と生き方を支える、“柔軟な会社”をつくる。

株式会社RD6Women 北井仁美 氏

働く女性のライフスタイルをトータルに支えたい──。そんな思いから、鍼灸師としての経験を軸に、健康・美容・福祉の領域を横断して事業を展開するのが、株式会社RD6Womenの北井氏。婦人科系の悩みを抱える女性への鍼灸から始まり、現在は訪問医療マッサージ、マシンピラティス、企業向け健康サポートなど幅広い事業を展開しています。女性が生涯にわたり心身ともに健やかに生きるための環境をつくりたいというその想いと経営に込めた信念を伺いました。

女性の一生に寄り添うトータルサポート

──どんな事業を展開されていますか。

最初は個人事業主として鍼灸院を始めました。女性の体の悩みを支えたいという思いでスタートしました。私が立ち上げたのは、婦人科系の不調を専門に扱う鍼灸院。多くの働く女性たちと向き合うなかで、単なる治療にとどまらない課題の多さを痛感しました。

患者様とお話をしていると、体の不調だけでなく、育児と仕事の両立や夫婦間の役割分担、家庭内のストレスなど、根本にある悩みが次々と見えてきました。ハリだけでは解決できない課題が多かったのです。

そこで弊社は法人化し、鍼灸院に留まらず、より包括的な支援を行うための体制を整えました。現在は訪問医療マッサージ事業を展開し、医療保険を利用して1割負担で施術を受けられる体制を整備しました。自宅療養中の高齢者や介護を担う家族の負担軽減にも貢献しています。

さらに昨年からは「マシンピラティス」もスタートしています。一般利用者だけでなく、企業の福利厚生としても導入を進めており、渋谷区周辺の小規模企業に対して健康経営のサポートを提供しています。

介護や子育てをしている方も、働く女性も、すべてが繋がっています。どんな状況でも健康でいられる環境を作りたい。それが私たちの使命だと思っています。

行動力と決断力が導いた経営の道

──起業に至るまでの経緯を教えてください。

もともと、経営者を目指していたわけではありません。どちらかといえば“右腕タイプ”だと感じていました。でも、患者さんのために“こうしたい”という思いが強くなっていって。提案するより、自分で動いた方が早い。そう思って行動した結果、気づけば経営の道に進んでいました。

自分本位で突き進みすぎて失敗した経験もあります。過去に業界団体を立ち上げた際は、80人以上の会員が集まりましたが、配慮不足でうまくいきませんでした。でもそれも大きな学びとなっています。

一人ひとりに寄り添う経営スタイル

──組織体制において工夫されている点はありますか?

株式会社RD6Womenの特徴は、働くスタッフが全員女性であることです。女性の一生を支える会社である以上、まずは働く女性が幸せであることが大切です。だからこそ、社員のライフスタイルを尊重したいと思っています。

毎日、誰かとは必ずお茶をしたり、ご飯を食べたりしています。一人ひとりが今どんな状況にあるか、直接話を聞くことを大切にしています。また、社長という立場にとらわれず、できるだけフラットに接するよう心がけているといます。

海外に日本のウェルネスを届けたい

──今後の展望は何かありますか。

海外、とくにベトナムなどのリゾート地で、日本の鍼灸やウェルネス文化を広めたいと思っています。現地のホテルからも興味を持っていただいているので、近い将来、海外でのサービス展開を実現させたいですね。日本人の丁寧なケア文化を世界に発信し、グローバルな視点で“健康と幸せ”を支援していきたいと思っています。

女性が輝く社会を目指して

──最後にこれから起業を目指す方や読者へのメッセージがあればお願いします。

女性が自分らしく生き、働き、幸せでいられる社会をつくりたい。そのために、まずは自分たちの会社から整えていくことが大切だと思っています。

一人の鍼灸師として出発し、いまや複数の事業を束ねる経営者となった北井仁美氏。柔軟に、誠実に、人と向き合う姿勢は、まさに彼女自身の生き方そのものです。健康と幸福の循環を生み出すための挑戦は、これからも続いていきます。

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