AIと誠実さで支える教育インフラ――CTNSが描く次代のネットワーク構築と挑戦

株式会社CTNS 代表取締役 関根 行孝氏

株式会社CTNSは、教育機関を中心にネットワーク構築やヘルプデスク支援を行うIT企業です。2001年の創業以来、大学や学校法人などに寄り添いながら、ICT環境を支えるインフラ整備を続けてきました。近年ではAI技術を活用したソリューション開発にも取り組み、時代の変化に対応する事業を展開しています。本記事では、代表の関根行孝氏に現在の取り組みや経営の考え方、今後の展望について伺いました。

教育現場を支えるICTパートナーとして

――現在の事業内容や特徴について教えてください。

当社は主に大学や中高一貫校などの教育機関に対して、ネットワーク構築やヘルプデスクの運用支援を行っています。創業当初から大学向けのシステムサポートを中心に事業を展開しており、そこからの紹介や実績をもとに横展開してきました。

教育分野で培った技術を生かし、インフラ構築、アプリケーション開発、ヘルプデスク対応など、幅広い支援を行っています。特にネットワーク設計や運用のノウハウには強みがあり、学校だけでなく企業や公共団体にもその経験を活かしています。

――業界内での強みはどのような点にありますか。

ネットワークの基盤構築から運用まで一貫して対応できること、そして技術者のスキルの高さです。AIに関しては他社製品を扱うのではなく、自社で開発している点も特徴の一つです。お客様に合わせて柔軟にカスタマイズできるため、より実用的なソリューションを提供できると考えています。

技術者から経営者へ――「誠実」を貫く姿勢

――経営者になられた経緯を教えてください。

もともと経営者になりたくてなったわけではありません。以前はシステムエンジニアとしてシステム構築や開発をしていましたが、営業や管理職も経験する中で、前社長から「後を継いでほしい」とお話をいただいたのがきっかけです。最初はお断りしましたが、何度もお願いされ、2021年に代表に就任しました。

経営については誰かに教わる機会があったわけではないので、独学で勉強しながら試行錯誤してきました。現場にいた経験があるからこそ、技術者や営業の気持ちを理解しながら意思決定できていると思います。

――仕事をする上で大切にしている価値観は何でしょうか。

「誠実さ」です。お客様に対して表裏なく向き合うこと、言われたことを誠意を持ってやりきることを大事にしています。大変な仕事ほど丁寧に取り組む。それが結果的に信頼につながると思っています。

“任せる経営”が育む主体性

――組織運営で意識していることを教えてください。

現在は役員3名体制で、それぞれの裁量を大きくしています。以前は部長職として細かく指示を出すタイプでしたが、今は「任せる」方針に変えました。自分で考え、結果に責任を持つことでしか成長はできません。営業には「数字に責任を持つこと」、技術職には「誠実に取り組めば必ず成果が返ってくる」と伝えています。

――社員に求める姿勢はどのようなものですか。

どんな仕事も選ばず、一生懸命やることです。お客様に頼まれたことが小さな依頼でも、真摯に向き合うことが大切です。嫌な仕事を避けるのではなく、むしろ積極的に取り組む。そうした姿勢が次の仕事につながると思っています。

変化の時代に挑む新たな3本柱

――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。

今後は「AI技術」「工事案件」「アプリケーション開発」の3本を軸に展開していきたいと考えています。AI分野では自社開発のシステムをさらに改良し、顧客ごとの課題解決に役立てていきます。工事案件では、大学施設のシリーズ化されたプロジェクトを継続的に受注し、信頼を積み重ねていく計画です。さらに、これまでの経験を活かしてアプリケーション開発にも注力していきます。

AIやITの進化によって業界は大きく変わっていきますが、誠実さを軸に一歩ずつ積み上げていく姿勢を大切にしています。会社としての立ち位置を見極めながら、挑戦を続けていきたいです。

音楽で気持ちを整える

――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。

音楽を聴いたり、楽器を演奏したりする時間がリフレッシュになっています。演奏を通じて気持ちを落ち着け、頭の中を整理できるんです。集中力が戻り、仕事に向き合うときの切り替えにもなります。

音楽は、仕事と同じで「積み重ねと調和」が大切です。音を重ねるように経験を積み、人との呼吸を合わせながら成果をつくる。その感覚が、経営にも通じているように感じます。

誠実に音を重ねるように、一歩ずつ会社を育てていく――そんな姿勢でこれからも歩んでいきたいと思います。

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