1枚の巻き物で人生を彩る――女性の可能性と認知症予防をプロデュースするライフプロデュース協会

一般社団法人ライフプロデュース協会 代表 シャイニーChiaki氏

「自分なんて」「もうこの年だし」――そう思って、おしゃれや明るい色をあきらめてしまう女性は少なくありません。一般社団法人ライフプロデュース協会代表のシャイニーChiaki(松田知亜紀)氏は、1枚の巻き物からその人の魅力と可能性を引き出し、「自分にイエスと言える」女性を増やしたいと語ります。35年以上ファッションの現場に立ち続けてきた経験と、「巻き物×カラー」という独自のメソッドで、女性の輝きと認知症予防の両面から日常を変えていく。その事業内容や価値観、今後の展望について伺いました。

巻き物で女性の人生をプロデュースし「自分らしさ」を描く

――ライフプロデュース協会の事業内容について教えてください。

私はファッションをベースに、ストールやスカーフなどの巻き物を使って、その方の魅力を引き出すお手伝いをしています。ストールアレンジニスト講座やスカーフデコレーター講座、巻き結びセラピスト養成講座などの講師養成に加え、「講師までは考えていない」という方向けのオンライン・対面レッスンも行っています。

ファッションの仕事は35年以上続けていますが、1枚の布が巻き方次第で無限に変化する姿に人の無限の可能性を感じ、この事業を始めました。年齢や体型を理由にあきらめないでほしいーー巻き物をきっかけに、自分への制限を外して一歩踏み出してもらうことが、私の事業の目的です。

 1枚の布で可能性を照らし、未来を支える価値観

――事業を続けるうえで、大切にしている価値観や強みをどのように捉えていますか。

私の強みは「巻き物に特化していること」と「可能性に気づいてもらうこと」にこだわっている点です。色やボリュームの出し方で表情が変わり、鏡の中の自分を見て「この色も似合うんだ」と気づく瞬間に、表情がぱっと変わります。

また、私は「見た目10割」という考え方を大事にしています。華美に装うというより、相手に不快感を与えない身だしなみで、「あなたを大切にしています」という気持ちを示したいと思っています。自分も相手も尊重する装いを通じて、安心して自分を表現できる場をつくっていきたいと思っています。

協会を誠実に育て、仲間と役割を活かす

――協会の運営体制や、講師の方々との関わり方について教えてください。

協会の運営については、企画やレッスン設計は私が担い、講師陣はそれぞれの本業を持ちながら関わってくださっています。オペラ歌手など多彩な経歴の方がいて、巻き物を愛する仲間として、ご協力いただいています。

講師の方々には、無理に負担をかけず、それぞれの得意分野を活かしてもらうことを大事にしています。その分、協会の認知度を高めるためには、私自身がもっと前に出て発信していく必要があると感じており、「私が動けば協会も動く」という意識で取り組んでいます。

巻き物とカラーで認知症予防に挑戦する

――今後、取り組んでいきたい新しい展開や挑戦について教えてください。

これから特に力を入れたいのが、巻き結びセラピスト養成と、認知症予防と巻き物を結びつけた活動です。巻き物を扱うと、指先を使い、肩や腕を動かし、色彩を見てバランスを考えます。こうした一連の動きが脳への良い刺激になると考えています。

日本を含む先進国では、高齢化と認知症は共通の課題です。40代以降の「予備軍」といわれる世代から、日常的に巻き物を楽しみながら予防に取り組んでもらえる仕組みを広げていきたいです。

将来的には、デイサービスなど高齢者の方々が集う場でレッスンを行い、利用者もスタッフも巻き物を身に着けて、その場の空気が明るくなるようなシーンを増やしていけたらと思っています。

バースカラーのインストラクターとしては、生まれ持った色を日常に取り入れていく提案も続けています。個人の装いだけでなく、企業のコーポレートカラーとの連動など、色と巻き物を通じて心と社会を少しずつ明るくしていけたらうれしいです。

ファッションと色で心を整え、自分を大切にする時間を育む

――お仕事以外でのリフレッシュ方法や、大切にしている「譲れないこと」があれば教えてください。

リフレッシュ方法もやはりファッションに関わる時間です。YouTubeでスタイリングを研究したり、ウィンドウショッピングをしたり、新しい巻き方を考案していると、自然と頭がすっきりしてきます。「あの方にはこの巻き方が似合いそう」と想像している時間が、とても楽しい。

譲れないのは、「見た目で相手をがっかりさせないこと」です。装いは、自分を大切にすることでもあり、相手への敬意でもあります。

巻き物や色を通じて、女性が年齢に縛られず、自分を好きでいられる時間を増やしていきたい――1枚の布で日常を少し明るく照らしながら、それぞれの人が自分にイエスと言える社会を、これからも丁寧に描いていきたいと思います。

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