ブランド価値を“事業と組織の両面”から引き上げる 北海道企業の成長を支えるCMO代行と組織コーチングの挑戦
VELET 代表 上村啓太氏
多くの企業は戦略を持っています。
しかし、その戦略が組織の中で本当に機能している企業は決して多くありません。
札幌を拠点にCMO代行と組織コーチングを行うVELET代表・上村啓太氏は、この状態をこう表現します。
「戦略に、体温を。」
どれほど優れた戦略でも、そこに人の意思と主体性が宿らなければ、組織は動きません。
事業と組織の両面から企業の成長を支援する独自のスタイルで、北海道企業の可能性を引き出そうとしている上村氏に、事業の背景、キャリア、組織観、そして今後の展望について伺いました。
目次
“事業 × 組織”を同時に見る支援スタイル
――現在の事業内容と、その特徴について教えてください。
現在は札幌を拠点に、CMO代行と組織コーチングを組み合わせたコンサルティングを行っています。
法人化はしておらず、個人事業主として開業し、今年6月から本格的に事業をスタートしました。
特徴は、単なるマーケティング支援でも、コーチング単体でもなく、「事業」と「組織」を一体で支援する点です。
多くの企業では、
・マーケティングはマーケ担当
・組織は人事や研修
というように分断されがちですが、実際には事業と組織は強く結びついています。
戦略はあるのに現場が動かない。
会議をしているのに意思決定が進まない。
商品は良いのにブランドが広がらない。
こうした課題の背景には、事業と組織のズレがあることが多いのです。
だからこそ私は、
戦略、組織、意思決定、実行までを一気通貫で見る支援
を大切にしています。
私の仕事は、企業の戦略に体温を入れることだと思っています。
“北海道の企業をもっと強くしたい”という原点
――独立された背景には、どのような思いがあったのでしょうか。
前職では写真館チェーンで営業部長を務め、12年間で会社の売上を大きく伸ばす成長を経験しました。
お客様の成果に貢献し、社員が変化し、組織が成長していく姿を現場で見られたことは、私にとって非常に大きな経験でした。
一方で、売上の成長だけを追い続けていた時期には、ふと振り返ると
「自分についてきていない人がいる」
と感じる瞬間もありました。
その経験から私は、事業の成長と組織の成長は同時に進める必要があると強く感じるようになりました。
北海道には、価値ある商品やサービスを持つ企業がたくさんあります。
しかし発信力や組織体制の課題によって、本来の可能性を十分に発揮できていないケースも多いと感じています。
だからこそ私は、
北海道の企業がブランドとして認知され、国内、さらには世界へ羽ばたいていく未来をつくりたい
その想いで独立しました。
“成長の機会を提供できる存在でありたい”
――今後、仲間を迎える際に大切にしたい価値観はありますか。
一番大切にしたいのは、
「お客様以上にお客様を想う姿勢」
です。
コンサルティングという仕事は、業務範囲を決めてしまえば、その範囲の中だけで動くこともできます。
しかし私は、企業価値を本気で高めるなら、必要なことはすべて見に行くべきだと思っています。
マーケティング、組織、ブランド、意思決定。
企業の成長に関わる要素はすべてつながっているからです。
また、マーケティングと組織開発を融合したこの領域は、まだ世の中でも新しい分野です。
答えのないテーマに挑戦し、試行錯誤を楽しめる方にぜひ加わってほしいと考えています。
組織づくりで意識していること
――組織づくりで特に意識している点はありますか。
企業の売上を伸ばすことはもちろん大切ですが、それ以上に私は
「働く人の人生が前向きに変わる組織」
をつくることに価値を感じています。
仕事を通じて人が成長し、自信を持ち、新しい挑戦ができるようになる。
その結果として企業が成長していく。
そんな循環を生み出す組織づくりに貢献したいと考えています。
北海道から世界へ羽ばたく企業を
――今後、挑戦していきたいことを教えてください。
まずは1年以内の法人化を目指しています。
そのうえで、事業と組織の両面を支援するこのスタイルを、より多くの企業に届けていきたいと考えています。
この領域はまだ広く認知されているとは言えません。
だからこそ発信を続け、必要としている企業にきちんと届く状態をつくっていきたいと思っています。
北海道には、まだまだ可能性を秘めた企業がたくさんあります。
私はその企業たちの戦略に体温を入れ、組織が主体的に動く状態をつくりたい。
その先に、北海道から世界へ羽ばたく企業が生まれる未来があると信じています。
集中を切り替えるための“筋トレと映画館”
――お休みの日のリフレッシュ方法を教えてください。
独立してからは休みを取れていませんが、強いて言えば筋トレと映画館に行くことが気分転換になっています。
環境を変えると自然と考えが整理され、日常業務とは違う角度で物事を捉えられるようになります。
仕事から完全に離れることは難しいですが、視点を切り替える時間は大切にしています。
これからも小さなリフレッシュを積み重ねながら、自分自身の成長と事業の発展に向けて挑戦を続けていきたいと思います。