保険の伝道師として――お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添う提案力

フォーエヴァーライフ株式会社 代表取締役 橋本 明子氏

フォーエヴァーライフ株式会社は、2011年に創業した保険代理店です。複数の保険会社の商品を組み合わせながら、一人ひとりのライフスタイルに合わせた保障設計を行っています。長年保険業界に携わってきた橋本氏は、「保険で人を守る」という信念のもと事業を展開してきました。本記事では、創業の背景や経営における価値観、組織づくり、今後の展望について伺いました。

複数社の強みを活かした保険代理店の事業モデル

――現在の事業内容を教えてください。

2011年6月に保険代理店として起業し、現在は8社の保険会社を扱う乗り合い代理店として事業を行っています。

独立前は生命保険会社の専属営業としてマネージャーを務めており、その経験を活かしながら営業を続けてきました。

現在は代表である私が営業を担い、事務スタッフ2名とともに運営しています。小規模ではありますが、継続的にお客様と向き合える体制を大切にしています。

――乗り合い代理店としての特徴や強みはどこにありますか?

一社専属とは異なり、複数の保険会社の商品からお客様に合ったものを選べる点が強みです。保障を重視するのか、資産形成を考えるのかといった目的に応じて、最適な組み合わせを提案できます。

これまでの経験から感じているのは、「付き合い」や「知り合いだから」という理由で保険に加入している方が多いという現状です。その方の人生設計に沿っていないケースも少なくありません。

だからこそ、一人ひとりの状況に合わせて選択肢を提示できる環境に価値があると考えています。

一社専属から独立へ――起業に至った背景と想い

――会社を立ち上げた経緯を教えてください。

当時勤めていた生命保険会社が吸収合併され、会社の方針が大きく変わるタイミングがありました。

個人のお客様を中心に営業してきた中で、新しい環境では自分の目指す営業が難しくなると感じ、乗り合い代理店として独立する決断をしました。

立ち上げ当初は営業メンバーも複数いましたが、コンプライアンスの強化や方針の違いから、それぞれ別の道を選ぶことになり、現在は一人で営業を担っています。

――経営の道に進まれたきっかけは何だったのでしょうか?

一社専属では、お客様に提案できる商品が限られてしまう点に違和感がありました。個人を守るためには、より幅広い選択肢が必要だと感じていたからです。

一度は保険営業を辞めようと考えたこともありますが、ある代理店の社長の話を聞いたことで、「複数の経験を活かしてお客様に合った提案ができる」という可能性に気づきました。

それまでお世話になってきたお客様への感謝もあり、「今度は自分が守る側になりたい」という思いから起業を決意しました。

「保険で人を守る」信念が支える経営判断

――理念やビジョンに込められた思いを教えてください。

保険業界に長く携わる中で、日本人にとって保険は欠かせないものだという考えを持つようになりました。

老後への備えはもちろん、現役世代の生活やご家族を守るうえでも、これからは国だけに頼れない時代になっていくと感じています。そうした中で大切にしてきたのが、保険を通じて個人や世帯主をどう支えていくかという視点です。

約30年にわたって営業を続ける中で、保険の良さや必要性を何度も実感してきました。その積み重ねが、今の理念や事業の土台になっています。

――経営判断の軸となっている、価値観や信条を教えてください。

人生には、結婚や子育て、教育、老後、介護といったさまざまな段階がありますが、それぞれの状況は一人ひとり異なるものだと考えています。だからこそ、画一的な提案ではなく、その方の人生に合わせた保険のあり方を大切にしています。

一方で、収入につながることを優先した提案を行う営業も少なくありません。しかし私は、保険は困ったときに支えとなる存在であるべきだと考えています。そのため、個人に寄り添いながら保険の価値を伝えていく「伝道師」のような役割を意識して仕事に向き合っています。

他の代理店の店主や社長からは、富裕層や経営者向けの保険設計に力を発揮できるのではないかと言われることもありますが、私が大切にしているのは、あくまで個人を守るという視点です。

そうした姿勢を続けてきた結果、少しずつお客様との関係が広がり、「辞めないでほしい」と声をかけていただくこともあります。お客様からの信頼に応え続けるためにも、これからも地道に取り組みを重ねていきたいと考えています。

少数体制だからこそ実現できる柔軟な組織運営

――社内の役割分担やコミュニケーションについて教えてください。

事務所では、日々発生するさまざまな事務作業をスタッフに担ってもらっています。

現在は、以前在籍していた事務スタッフにもリモートで業務を依頼しており、書類作成や金融庁の指導に伴うコンプライアンス関連の対応などをお願いしています。

一方で、営業は私が一手に担っている形です。

――採用する際には、どのような人を求めていますか?

自分の収入ではなく、お客様に寄り添った営業ができる方に来ていただきたいと考えています。ただ、実際には報酬面ばかりを気にされる方も多く、理念に合う人材と出会う難しさを感じています。

理想としては、お客様の立場で物事を考えられる方と一緒に仕事ができればと考えています。

現状維持と後継者育成に向けたこれからの課題

――今後の展望についてのお考えをお聞かせください。

創業当初に掲げた理念を大切にしながら、現在の状態を維持していくことです。無理に事業を拡大するのではなく、これまで通りお客様一人ひとりに向き合い続けていきたいと思っています。

また、実際の現場では保険の相談にとどまらず、教育や家庭に関する悩みなど、さまざまなお話を伺う機会があります。そうした背景もあり、保険だけに限らず、人生のさまざまな場面で頼っていただけるような存在でありたいと考えるようになりました。

いわば“よろず相談所”のように、お客様に寄り添えるアットホームな保険代理店であり続けたいと思っています。

――課題と感じていることは何でしょうか?

今後に向けた大きな課題は、後継者となる人材の確保です。理念に共感し、お客様に寄り添った提案ができる営業担当に出会えればと考えていますが、実際にはそのハードルの高さを感じています。

保険は商品知識だけで成立するものではなく、結婚や子育て、介護、老後といった人生の流れを理解したうえで提案することが求められます。そうした背景を踏まえた対応ができる方、一定の人生経験を積んだ方が理想だと考えています。

だからこそ、単なる営業力だけでなく、人としての経験や価値観も重視しながら、長く任せられる存在を見つけていきたいと思っています。

――お休みの日のリフレッシュ方法を教えてください。

お客様の都合に合わせて面談を行うことが多いため、一般的な休日とは異なる場合があります。時間ができたときには旅行に出かけ、国内や海外で気分転換をしています。そうした時間が仕事への活力になっています。

Contact usお問い合わせ

    お問い合わせ内容
    氏名
    会社名

    ※会社・組織に属さない方は「個人」とお書きくだい

    役職

    ※会社・組織に属さない方は「一般」をお選びください

    メールアドレス
    電話番号
    どこでお知りになりましたか?
    お問い合わせ内容

    プライバシーポリシーに同意して内容を送信してください。