ペットと人が安心してつながる社会へ――Cosewaが描く新しいマッチングのかたち

Cosewa合同会社 新谷氏

旅行や出張、急な外出など、ペットと暮らす人にとって「大切な家族を誰に任せるか」は非常に大きな課題です。家族や友人、ペットホテルなどに依頼する方法もありますが、いつでも都合が合うとは限りません。そうした悩みに向き合い、飼い主とペットシッターをつなぐ新たな仕組みづくりに挑んでいるのが、ペットの飼い主とペットシッターをつなぐマッチングプラットフォームを運営するCosewa合同会社です。信頼性と安心感を重視しながら、ペットと人がより幸せに暮らせる社会づくりを目指して事業を展開しています。本記事では、同社の新谷氏に、創業の背景やサービスの特徴、今後の展望などについて詳しく伺いました。

ペットを安心して預けられる新しい選択肢

――現在の事業内容について教えてください。

当社では、ペットの飼い主とペットシッターをつなぐマッチングプラットフォーム「Cosewa」を運営しています。現在対象としているペットは、犬と猫です。旅行や出張、急な外出など、飼い主様が一時的にお世話できない場面で、信頼できるペットシッターへ依頼できるサービスをご提供しています。

ペットは単なる動物ではなく、家族の一員として暮らしている方が非常に多い時代です。そのため、「誰に預けるのか」はとても重要なテーマになります。当社では、その不安を少しでも解消できるよう、安心して利用できる仕組みづくりを重視しています。

具体的には、登録するペットシッター全員に本人確認を行い、プロフィールや経験、資格、口コミなどを事前に確認できる仕組みを整えるなど、ご依頼前に情報が見えることで飼い主様が納得してペットシッターを選べる環境づくりを進めています。

――サービスの特徴について詳しくお聞かせください。 

大きな特徴として挙げられるのは、ご利用後に飼い主様とペットシッターの双方がレビューを行う「相互評価制度」です。当社では、飼い主様側から見た安心感だけでなく、シッター側にとっても安心して利用できる環境づくりを意識しています。

また、依頼できるサービス内容も複数ご用意しています。ペットシッター宅で預かる形や、飼い主の自宅へシッターがご訪問してお世話する形など、利用者様の事情に応じて選べる点も特徴です。

ペットごとに、性格や生活環境は異なります。慣れた自宅で過ごした方が落ち着く場合もあれば、人との交流を好む場合もあります。そうした多様なニーズに対応できる柔軟性も、当社サービスの価値だと考えています。

――競合サービスと比較した際の強みはどこにありますか。

同業他社や類似サービスはいくつかありますが、当社が特に重視しているのは「信頼性」です。誰がどのような経験を持ち、どのような評価を受けているのかを事前に確認したうえで依頼できる点は、利用者様にとって大きな安心材料になります。

一般的なペットホテルや従来型の預かりサービスでは、問い合わせをしなければ空き状況が分からなかったり、夜間の体制に不安を感じたりするケースもあります。その点、当社ではエリア・日時・ペットの種類などから条件検索ができ、対応可能なシッターを飼い主自身が選ぶことが可能です。

さらに、基本的にはマンツーマンに近い形でのお世話をご提供している点も、安心感につながっているようです。預ける側にとっても、預かる側にとっても納得感のあるマッチングを実現することが、当社の目指す姿です。

原体験から生まれた起業への想い

――以前はどのようなお仕事をされていましたか。

ペット業界とは異なる分野で、市場調査やマーケットリサーチに関わる仕事をしていました。市場を見る視点や、ユーザーのニーズを分析する経験は、現在の事業運営にも活きていると感じています。

どのようなサービスが求められているのか、利用者様が何に不安を感じているのか、どのような伝え方が届くのか――そうした視点は、事業立ち上げにおいて大きな財産になっています。

――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。

きっかけは、大きく2つあります。1つは、私を含め現在のチームメンバー全員が、ペットと暮らしてきた、あるいは今も暮らしていることです。私たち自身、旅行や外出の際に安心して預けられる相手がなかなか見つからず、不便さや不安を感じてきました。「もし気軽に、しかも安心して頼れるサービスがあれば助かる人は多いのではないか」――こうした想いが、事業の原点になっています。

もう1つは、自分たちの手でゼロからサービスをつくり、世の中へ広げていきたいという気持ちです。既存の仕組みに参加するだけでなく、自ら新しい価値を生み出し、社会課題の解決につなげたいと考え、起業しました。

少数精鋭チームでサービスを磨く

――現在の組織体制についてお聞かせください。

創業は2023年4月、サービス開始は2024年10月です。現在は5名規模の小さなチームで運営しています。

主な体制としては、アプリ開発担当が2名、マーケティング担当が2名、その他業務を担うメンバーが1名です。ただし、それぞれが自分の担当領域だけを見るのではなく、互いの仕事を補完しながら柔軟に動いています。

スタートアップの初期段階では、変化への対応スピードが重要です。小規模だからこそ意思決定が早く、課題に対してすぐ改善へ動けることも強みだと考えています。

――経営で大切にしている価値観は何でしょうか。

経営していると、多くの困難に直面します。そのときに私が大切にしているのは、「なぜこの事業をやっているのか」、そして「その決断は本当にユーザーのためになるのか」という視点です。

目先の判断だけでなく、利用者様にとって価値があるかどうかを常に問い続けることが重要だと考えています。簡単ではありませんが、その積み重ねが信頼されるサービスにつながると信じています。

認知拡大と安全性向上が次の成長テーマ

――現在の課題と今後の展望を教えてください。

現在の課題は大きく3つあります。利用者の拡大と認知度向上、そして信頼性のさらなる強化です。

現状はまだサービス自体を知らない方も多いため、まずは存在を知っていただく必要があります。そのために取り組んでいるのは、SNSを活用した情報発信やオンライン広告など、オンライン中心のマーケティング施策です。

また、安心して使えるサービスであり続けるため、保険導入などの体制整備も進めています。今後も安全・安心のプラットフォームとして改善を重ね、利用者に選ばれる存在を目指していきます。

そしてその先には、ペットと人が一緒に暮らしやすい社会を広げたいという想いがあります。たとえば災害時にペットを連れて避難できず困る方がいた際、一時的に預けられる場として機能する仕組みも構想しています。

さらに将来的には、現在のペットシッター領域にとどまらず、さまざまな分野で人と人をつなぐマッチングサービスへ発展させたいです。個人が持つスキルや時間、空間など、まだ活かされていない価値を、社会のなかで循環させる存在になれればと思っています。

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