SNSの力で地域と企業を前へ──一貫支援で価値を届けるマーケティングのかたち
Sunny Loop株式会社 代表取締役 前田 圭祐 氏
SNSマーケティングを軸に、戦略設計から運用、分析まで一貫した支援を行うSunny Loop株式会社。少数精鋭ながら高品質なディレクションで成果を生み出し、企業の成長を後押ししています。本記事では、事業の特徴や創業の背景、組織運営、今後の展望、そして前田氏の価値観について伺いました。
目次
一気通貫の支援で成果を創出するSNSマーケティング事業
――現在の事業内容について教えてください。
現在はSNSマーケティングを軸に、運用代行・コンサルティング・動画や画像の制作という3つの柱で事業を展開しています。設立は今年の10月で、社員は私一人ですが、業務委託メンバーを含めると10〜12名ほどの体制で支援しています。
基本的に戦略立案やクライアント対応はすべて私が担い、品質を落とさない体制を整えています。案件ごとにヒアリングを行い、課題や目的を整理したうえで最適な施策を設計しています。
――事業の特徴や強みについて教えてください。
最大の特徴は、戦略設計から運用、分析までを一気通貫で支援している点です。ヒアリングや競合リサーチをもとにコンセプトを設計し、撮影や企画のすり合わせ、投稿運用、数値分析まで一貫して対応しています。
特にディレクションの丁寧さは大きな強みです。初心者の企業でも自社内で撮影できるよう、具体的な指示や企画の意図まで細かく共有。数値面についても詳細に分析し、改善提案まで落とし込むことで成果へとつなげています。こうした積み重ねが評価され、継続的なご依頼や紹介につながっている点も特徴の一つです。
好きと得意の重なりが導いた起業と成長の原点
――この事業を始めたきっかけを教えてください。
もともとSNSが好きで日常的に触れていたことが出発点です。その知見を活かせないかと考え、転職でSNSコンサルティングに携わるようになりました。そこで企業のマーケティングに深く関わる中で、この分野の面白さを実感しました。実際に数値が変化し、成果として現れる過程を間近で見られたことも、この仕事にのめり込んだ理由の一つです。
大学では数学を専攻していたこともあり、論理的に考えたり数値を分析したりするのが得意でした。好きなことと得意なことが一致していると感じ、この分野であれば価値提供できると考えて事業に踏み切りました。自分の強みを活かしながら誰かの役に立てる実感が、独立への後押しになりましたね。
――キャリアの中で印象的だった出来事はありますか。
初めて担当したクライアントで、思うような成果が出せなかった経験が強く残っています。最大限取り組んだつもりでしたが結果に結びつかず、とても悔しい思いをしました。当時は知識や経験の不足を痛感し、自分の未熟さを突きつけられた瞬間でもありました。
その経験をきっかけに、自分に足りないものを細かく分解し、必要なスキルを持つ企業や環境に自ら足を運びました。学びを重ねることで成長できた実感がありますし、今の自分の基盤はその経験があったからこそだと感じています。同時に、どんな状況でも改善の余地はあるという視点を持てたことも、大きな転機だったと思っています。
少数精鋭だからこそ実現する質の高い組織運営
――組織運営で大切にしていることを教えてください。
現在は少数精鋭の体制で、信頼できるメンバーと継続的にプロジェクトを進めています。同じメンバーで取り組むことで成果が出やすく、クライアントへの価値提供にもつながると考えています。役割分担を明確にしつつ、全体の方向性は常に共有し、一体感のある進行を意識しています。
コミュニケーション面では、依頼する側の工夫が重要です。ディレクションの質によって現場のストレスは大きく変わるため、依頼内容はできるだけ具体的に整理しています。スムーズに仕事へ取り組める環境づくりを前提に、認識のズレが生まれないよう細かなすり合わせも欠かしません。
人が持つ力を最大限発揮できる状態を整えることも大切にしています。単に「大切にする」という言葉で終わらせるのではなく、ストレスなく働ける仕組みを整えることが役割だと捉えています。安心して力を発揮できる環境こそが、最終的な成果につながると考えています。
――どのような人と働きたいと考えていますか。
素直さが一番大切だと思っています。意見をぶつけ合うことも必要ですが、まず相手を受け入れたうえで建設的に話し合える姿勢が重要です。真面目に仕事に向き合い、前向きに取り組める方であればぜひ一緒に働きたいと考えています。
地域への想いとSNSの可能性を掛け合わせた未来
――今後の展望について教えてください。
まずはクライアント数を増やしていきたいと思っています。ただし一気に拡大するのではなく、品質を維持しながら少しずつ広げていく方針です。全国の企業にはまだ多くの課題があり、そこに対してしっかり価値を届けていきたいと感じています。特に、これまでSNSに取り組めていなかった企業や、成果に結びついていない企業に対して、実行力のある支援を提供していきたいところです。
長期的には、大分県の発展に貢献したいという想いがあります。SNSを活用して地域の魅力を発信し、企業の成長を支援するだけでなく、将来的には宿泊施設や娯楽施設、商業施設といった形で地域に還元していく構想です。自分の事業で得た知見や収益を地域に循環させていく、そうした取り組みを実現していきたいと考えています。
――SNS市場の今後についてはどのように見ていますか。
SNS市場は今後さらに拡大していくと見ています。その一方で、実態の伴わないサービスが増えている点には課題も感じています。だからこそ、正しい価値を提供し続ける存在でありたいですね。数字だけでなく本質的な成果に向き合い、信頼されるパートナーとして長く選ばれる存在を目指していきます。
自分の信念を大切に、人に寄り添う存在であり続ける
――ご自身の価値観について教えてください。
尊敬している人物は、嵐の二宮さんです。周囲の状況を的確に捉える力や、人当たりの柔らかさに魅力を感じています。相手の価値観を尊重しながら、自分の信念も大切にする姿勢に共感しています。場の空気を読みながらも自分を見失わないバランス感覚は、日々の仕事においても意識しているポイントです。
私自身も、人に価値観を押し付けることはしたくありません。困っている人がいれば手を差し伸べられる存在でありたいと思っていますし、そのような組織をつくっていきたいと考えています。一人ひとりの考え方を尊重しながら、安心して挑戦できる環境づくりを大切にしていきたいです。
――リフレッシュ方法について教えてください。
リフレッシュ方法としてはポーカーに取り組んでいます。数字を扱うゲームである点や、人の思考を読む要素があるところがマーケティングと重なる部分もあり、楽しみながら頭を使えるのが魅力です。戦略を考えながら判断を重ねていく過程は、仕事にも通じる部分があると感じています。
今後も自分の信念を軸に、人や企業に価値を届ける事業を続けていきます。短期的な成果にとどまらず、関わる人にとって意味のある価値を提供し続けていきたい。
これからも、一人ひとりに寄り添いながら、長く信頼される存在であり続けていきます。