AIとコンサルティングの融合で価値を創出――I.Y.P Consultingが描く“真のパートナー”像

株式会社I.Y.P Consulting 代表取締役 崔 晉豪氏

株式会社I.Y.P Consultingは、コンサルティングとテクノロジーを融合させたサービスを展開する企業です。セールスフォース導入支援から戦略・業務コンサルティング、さらにはAI領域まで幅広く手がけ、クライアントの課題解決に一貫して向き合っています。本記事では、同社の事業内容や強み、経営における価値観、そして今後の展望について伺いました。

エンドツーエンドで支える3つの事業領域

――現在の事業内容について教えてください。

現在は大きく3つの事業を展開しています。1つ目はセールスフォースの導入支援で、構想から開発、定着化まで一気通貫で対応しています。2つ目は戦略や業務改善を担うコンサルティング事業です。メンバーの多くが大手コンサルティングファーム出身で、専門性の高い支援を行っています。3つ目がAI関連事業で、物理的なAI活用から生成AIプロジェクトまで幅広く対応しています。これらすべてをコンサルティングサービスとして提供している点が特徴です。

――他社にはない強みはどこにありますか。

構想から実装、定着までをスピーディにエンドツーエンドで提供できる点が強みです。特にAI領域においては、コンサルティングと高度な技術の両方を内製で持っている企業はまだ多くありません。AIの研究・開発機能と強いコンサル組織を併せ持っている点が、当社ならではの価値だと考えています。

“強い個”で構成される組織を目指して

――コンサルティング事業を始めた背景を教えてください。

もともとIBMでコンサルティングに携わっていたこともあり、創業時からコンサルティングを軸に事業を展開することは決めていました。その中で感じていたのは、組織全体として常に高いパフォーマンスを発揮することの難しさです。そこで、実力のあるメンバーのみで構成された強い組織をつくりたいと考えました。

当社は価格面では大手ファームより抑えつつも、品質は高く保つポジションを取っています。メンバーは実績のある人材に絞り、案件も高い達成率で提供することで、品質とコストの両面で価値を提供しています。

――経営判断の軸となる価値観は何でしょうか。

コンサルティングは人が価値を提供するビジネスです。そのため、プロとしての意識を持つ組織であることを重視しています。規模拡大を優先するのではなく、品質を維持できる人材を厳選して採用しています。

個の尊重が生むチーム力

――組織運営で大切にしていることを教えてください。

メンバーそれぞれが異なる専門性を持っているため、上下関係よりも役割やスキルを尊重するコミュニケーションを大切にしています。誰かが一方的に指示を出すのではなく、チームとしてそれぞれの強みを活かしながら進めていく形です。

――採用において重視しているポイントは何ですか。

まずは健康であることです。その上で、どこに強みを持っているか、そして明るさも重視しています。すべてが優れている必要はありませんが、何かしらの強みを持ち、それを発揮できる人材を求めています。

成長目標とAI時代への挑戦

――今後の展望について教えてください。

2030年までに売上300億円、粗利率30%を目指す「トリプルスリー計画」を掲げています。その達成に向けて組織拡大も進めており、段階的に人材採用を強化していく計画です。

また、AIの進化を踏まえた新たな価値提供にも取り組んでいきます。特に、AIを活用して高速に開発を行う専門組織を構築し、効率的に価値を生み出す仕組みを整えていきたいと考えています。

さらに、こうした成長を実現するためには、単なる人員拡大ではなく、組織全体としての生産性向上が不可欠だと考えています。そのため、AIの活用による業務効率化やナレッジの蓄積・共有を進め、少人数でも高い付加価値を生み出せる体制づくりに注力しています。規模と品質を両立させる組織運営を目指していきます。

――課題への向き合い方について教えてください。

課題にまず向き合い、実際に経験することを重視しています。その上で同じ問題を繰り返さない仕組みをつくることが重要です。また、専門家の意見も取り入れながら、次に活かしていく姿勢を大切にしています。

信頼を軸にしたパートナーシップ

――会社の理念や大切にしている考え方を教えてください。

社名の「I.Y.P」は「I’m Your Partner」という意味を持っています。単なる受発注の関係ではなく、本当に顧客にとって価値のあることを共に実現するパートナーでありたいという思いを込めています。

コンサルティングの現場では、形式的な提案や継続が目的化してしまうケースもありますが、当社はそうした姿勢を取らず、本質的に価値のある取り組みだけを行っていきたいと考えています。

仕事と向き合うためのリフレッシュ方法

――お休みの日などのリフレッシュ方法を教えてください。

最近は子どもが生まれたこともあり、休日は子どもと過ごす時間が一番のリフレッシュになっています。公園で砂遊びをしたり、何も考えずに一緒に遊ぶ時間を大切にしています。仕事のことから少し離れて過ごすことで、自然と気持ちがリセットされ、また前向きに仕事に向き合えるようになります。

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