「もっと元気に!もっとキレイに!もっと快適に!」人と環境を大切に、100億円企業を目指す

カネイシ株式会社 代表取締役社長 小暮 紀彰 氏

カネイシ株式会社は、卸売業を中心に事業を展開する会社です。中小規模の顧客を主な販売領域とし、顧客の在庫リスクをできるだけ減らすため、自社で商品を在庫し、1個単位から出荷できる体制を整えています。自社サイトと自社商品を強みとして成長を続ける小暮氏に、事業の特徴や理念、今後の挑戦についてお話を伺いました。

1個から出荷できる在庫体制と、自社サイト・自社商品の強み

——御社の事業内容について教えてください。

カネイシ株式会社は、卸売業を中心として事業を行っている会社です。卸売業としての特徴は、お客さまの対象が大手企業ではなく、中小規模のお客さまであることです。そのお客さまの在庫リスクをできるだけ減らすために、当社が在庫を持ち、1個から出荷ができるようになっています。

ケース単位や内箱単位で出荷する方法もありますが、当社の場合は1個、いわゆるバラから出すことができます。取り扱っている商品は1万2000アイテムあり、その1万2000アイテムを自社で在庫しています。注文が入ったら、売れた分だけ注文をいただく。そうしたスタンスで事業を行っている点が特徴です。

——理念やビジョンには、どのような思いが込められていますか。

創業から93年続いてきた会社です。なぜここまで続いてくることができたのかを考えたとき、時代に合った流れに柔軟に対応してきた結果、生き残ってこられたのだと思っています。

これからをどういう形でやっていくのがよいのかを考えたとき、基本的には「人」に関わるものを大切にしたいと思いました。商品やサービスも、物のために何かをするのではなく、人のためにやってきたものです。

人々がこれからの時代も少しでも豊かに暮らしていけるように、心も体も大切にしたい。その思いから、「元気、キレイ、快適」という3つのキーワードを挙げています。

また、今の現状に満足することなく、もっと前に進んでほしいという思いもあります。今が良い状態でも、もっと欲張ってほしい。悪い状態であればなおさら、もっと良くなりたいと思ってほしい。より元気に、よりキレイに、より快適に。その思いを「もっと」という言葉で表しています。

一般社員から経営へ。自責で積み上げてきた仕事への姿勢

——経営に携わるようになった背景を教えてください。

私は同族ではなく、一般の営業社員として入社しました。もともと経営者になろうと思ってやってきたわけではありません。

入社したての頃は、目の前のことを一つひとつ、責任を持って、自責で仕事をしてきました。人のせいにしないで仕事をしていると、いろいろなことができるようになっていきます。社内で行っている業務は、一通りすべてこなしてきました。

その中で、先代の社長が私に託してくれたのだと思います。売上や利益を伸ばしてきた実績もありましたし、期待もあったと思います。数字だけではなく、人間関係や人脈など、さまざまな部分も加味した中で、任せてくれたのだと思っています。

——経営判断の軸として大切にしていることは何ですか。

大切にしているのは「人」と、その人が活動する「環境」です。暗い環境、汚い環境、険悪な環境では、人の心も暗くなりがちです。会社でも、自宅でも、学校でも同じだと思います。できるだけキレイな場所で、明るい雰囲気の中で過ごしたり、仕事をしたりできる環境であることが大切です。

そして、事業を行う以上、売上と利益を上げていかなければなりません。その中で、今の時代はAIを活用している企業も多くありますが、人でないと生み出せないことはたくさんあります。そもそも、人が作ってきたものです。だからこそ、関わる従業員一人ひとりが成長できる環境を整えることが大事だと思っています。

——仕事をする上で、特に大事にしていることはありますか。

個人的に大事だと思っているのは、スピードと決定です。社長としての役割の中で一番大事なのは、意思決定だと思っています。大変な事案であっても、決めなければいけないことがあります。

もちろん、部署のメンバーで判断できること、決定できることは、権限を持って決定してもらっています。ただ、重要なことは社長決裁になります。そのときに、決めることができること、そしてスピード感を持つことが大事です。

考えて答えが出たときには、もう遅いこともあります。多少間違ってもいいから先に動き出す。世の中自体が速く進んでいるので、自分もわからないなりについていき、動きながら考えて調整していく。そこを大事にしています。

挨拶をルール化し、感情に左右されない職場づくりを目指す

——社内コミュニケーションで特に大事にしていることは何ですか。

一番は挨拶です。コミュニケーションというと、いろいろな会話や対話を想像しがちですが、その前の段階として、日頃からきちんと挨拶をすることを大切にしています。

「おはようございます」「お先に失礼します」「いってらっしゃい」といった、ごく当たり前のことです。ただ、大人になると、それができない人が増えてくると感じています。だから当社では、あえて会社のルールとして挨拶を位置づけています。

人には感情があります。良いことがあって気分が上がっているときは良い挨拶をするけれど、仕事やプライベートで何かがあったときに、浮き沈みがそのまま表に出てしまうこともあります。

業務を行うときは、あくまで仕事です。感情を持ち込まないためにも、標準的なルールとして、きちんと挨拶をしましょうということを大事にしています。

2035年までにグループ100億円へ。人の育成に投資する

——今後取り組んでいきたい挑戦について教えてください。

中小企業庁の「100億宣言」を目標として出しています。2035年までに、グループ総額で100億円を達成することが目標です。現在はグループ総額で46億円から47億円ほどですので、およそ倍の規模を目指すことになります。

目標としては2035年としていますが、3年で達成できるなら、それでもよいと思っています。100億円という数値を目標に置きながら、どうすれば達成できるのかを考え、動き出しているところです。

——経営の中で、これだけは譲れないという思いはありますか。

嘘をつかないことです。事実に基づいてきちんと進め、結果を出すこと。そして誠実であることです。

それはお客さまに対しても、取引先に対しても、当然、従業員のメンバーに対しても同じです。得をしない場面があったとしても、しっかりと嘘をつかずに進めていくことが一番大事だと思っています。

休日も変わらない朝の習慣

——休日のリフレッシュ方法を教えてください。

朝活をしているので、休みの日も起きる時間は変わりません。休日は土日ですが、朝起きてからゴルフの練習に行っています。

平日でも休日でも、朝のリズムを変えずに過ごしています。そうした習慣を大切にしながら、これからも「もっと元気に!もっとキレイに!もっと快適に!」という思いをもとに、人と環境を大切にした経営を続けていきます。

Contact usお問い合わせ

    お問い合わせ内容
    氏名
    会社名

    ※会社・組織に属さない方は「個人」とお書きくだい

    役職

    ※会社・組織に属さない方は「一般」をお選びください

    メールアドレス
    電話番号
    どこでお知りになりましたか?
    お問い合わせ内容

    プライバシーポリシーに同意して内容を送信してください。