“一人ひとりの元気”を未来へつなぐ──Recovery Of The Trinity協会が届ける、独自リラクゼーション技術「キリ」の可能性
一般社団法人Recovery Of The Trinity協会 代表 石井 良 氏
独自のリラクゼーション技術「キリ・ザ・ウェルネス」を通じて、セラピスト育成や技術継承に取り組んでいる一般社団法人Recovery Of The Trinity協会。インドのアーユルヴェーダをベースにしながらも、経絡療法やカイロプラクティックなど多角的な要素を組み合わせた独自技術を展開しています。本記事では、代表の石井良氏に協会設立の背景や大切にしている理念、今後描いている未来について伺いました。
目次
“技術を絶やさない”という想いから始まった協会運営
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
弊社では、リラクゼーション業界における独自技術「キリ」の資格運営やスクール事業を行っています。「キリ」というのは、ハーブやスパイスのパウダーをボール状にまとめて温め、身体へ当てていく施術技術です。一般的なハーブボールはタイ式が主流ですが、当協会で扱っているものはインドのアーユルヴェーダを起源としています。
使用しているパウダーもかなり特徴的ですね。協会専用としてOEMで製造しており、インドに自社工場を持つ会社さんと連携しながら、品質にこだわったものを使用しています。アーユルヴェーダドクターの処方で制作しているため、素材そのもののクオリティも非常に高いです。
さらに施術自体も、単純なリラクゼーションではありません。経絡療法やカイロプラクティックの考え方も取り入れながら、温熱、ほぐし、リンパ、自律神経、骨格調整など、多角的なアプローチを組み合わせています。これだけ幅広い要素を一つの技術に落とし込んでいる例は、他にはなかなかないと思います。
――協会を立ち上げた背景についても教えてください。
もともと、別の協会が近い技術を扱っていたんです。妻と私もその技術を学び、所属していました。ただ、その協会が活動を終了してしまって。そうなると、技術だけでなく、使用するハーブパウダーの供給まで止まってしまう状況でした。
当時はすでにスクールとして生徒さんもいましたし、この技術が途絶えてしまうと困る方がたくさんいたんですね。そこで、「技術を存続させる協会が必要だ」という流れになりました。妻が講師をしていたこともあり、「それなら自分たちでやろう」と。引き継ぎというより、完全に新しい形で立ち上げたのが今の協会です。
“流れに乗った経営”だからこそ、人を大切にしたい
――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。
正直に言うと、「自分が経営者になりたい」と強く思って始めたわけではないんです。サロン自体は10年ほど続けていて、経理などの管理業務には携わっていました。ただ、法人経営となると、周囲から必要とされる流れの中で自然とそうなっていった感覚が近いですね。
だからこそ、自分の利益だけを追いかける感覚はあまりなくて。当協会の場合は、セラピストさんたちが幸せになれることが一番大事なんです。
――経営をする上で、大切にしている価値観はありますか。
協会として一番優先しているのは、「セラピストさんが仕事をしやすくなること」です。もちろん自己犠牲ではありませんが、自分たちだけが豊かになるという考え方では続かないと思っています。
むしろ、所属しているセラピストさんたちがしっかり活動できて、安心して働ける環境が整えば、結果として協会全体も豊かになる。その考え方が軸になっています。
また、理念として掲げているのが、「一人ひとりを元気にすることで、家庭や地域、社会、そして未来を元気にしていく」という想いです。元気になった未来を子どもたちへ残していく。それが協会として目指していることですね。
マンツーマンだからこそ生まれる、深い信頼関係
――組織運営やコミュニケーションで大切にしていることを教えてください。
当協会は一般的な会社組織とは少し違って、法人としては私一人なんです。ただ、協会員さんやセラピストさんとの関係性は、とても大事にしています。
特にこだわっているのが、技術指導をすべてマンツーマンで行っていることです。一人ひとりにしっかり向き合いたいという想いがあるので、流れ作業のような形にはしたくないんですよね。
実際、私と妻の公式LINEを協会員さん全員へ直接お渡ししています。質問があればそのまま連絡をいただけますし、要望もダイレクトに届きます。返信も、私たち自身が必ず行っています。
距離感が近い分、細かな悩みにも対応できますし、「一人じゃない」と感じてもらえる環境にはなっていると思います。
――どんな方と一緒に活動していきたいと考えていますか。
やはり、セラピストという仕事に真っすぐ向き合える方ですね。本業でも副業でも関係ありません。この仕事が好きで、きちんと向き合いたいと思っている方には来ていただきたいです。
それと同時に、うちが大切にしている「人を元気にしていく」という想いに共感していただける方だと、より嬉しいですね。
全国、そして海外へ──“キリ・ザ・ウェルネス”を広げる挑戦
――今後の展望について教えてください。
まだまだ大きな協会ではないので、まずは全国すべての都道府県にセラピストさんがいる状態を作りたいです。
その上で、機会があれば海外にも技術を広げていきたいという想いがあります。「キリ・ザ・ウェルネス」という技術を、もっと多くの方に知っていただきたいですね。
現在はInstagramなどSNSを中心に発信していますが、今後はLPを整備し、広告運用にも力を入れていく予定です。これまでは外部へお願いしていた部分もありましたが、今後は自社でも取り組みながら認知を広げていきたいと考えています。
どれだけ技術に自信があっても、知っていただけなければ届きません。だからこそ、必要としてくださる方へしっかり情報を届けたいです。特に、「もっとお客様に寄り添える技術を学びたい」と考えている方へ届けていきたいですね。
一人ずつではありますが、着実にセラピストさんを増やしていく。その積み重ねが未来につながっていくと思っています。急激に規模を広げるのではなく、一人ひとりと向き合いながら、「キリ」という技術を全国へ広げていきたいです。
ボブ・マーリーの言葉と、一人で走るドライブ時間
――最後に、仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。
一つはドライブですね。車の運転が好きなので、考え事をしたい時や少し行き詰まった時は、一人で車を走らせています。
もう一つは神社巡りです。講座で全国へ行く機会があるので、その土地の一宮へ参拝するのが習慣になっています。趣味に近い感覚かもしれません。
あと、昔から音楽が好きで、特にボブ・マーリーの言葉には影響を受けています。すごくポジティブなんですよね。経営者というより、自分自身のメンタリティを支えてくれる存在に近いです。
前向きな言葉に触れることで、自分自身も自然と前を向ける。そんな感覚があります。
これからも、一人ひとりと丁寧に向き合いながら、「キリ」という技術を通して多くの方を元気にできる存在を目指していきたいですね。