「決裁が取れる営業資料」で企業の価値を届ける――BizSlideが目指す営業支援の未来
株式会社BizSlide 代表取締役 佐藤 友彦氏
株式会社BizSlideは、営業資料制作代行を通じて、企業の営業活動を支援しています。単に資料を美しく整えるのではなく、「決裁が取れる営業資料」をコンセプトに、受注率向上につながるストーリー設計や構成を重視した支援を行っていることが特徴です。本記事では、代表取締役の佐藤友彦氏に、創業の経緯や事業への想い、経営において大切にしている価値観、そして今後の展望について伺いました。
良いサービスを埋もれさせない営業資料づくり
――会社を立ち上げた経緯を教えてください。
当社では営業資料制作代行を行っています。創業のきっかけは、優れたプロダクトやサービス、高い品質を持ちながらも、資料でその魅力を十分に伝えられず、受注につながらない企業を数多く見てきたことでした。
私は以前、経営企画や事業企画のコンサルティングに携わる中で、そのような企業に接する機会が多く、「本当にもったいない」と感じていました。営業資料のストーリーや構成、デザインを工夫することで、相手が納得しやすい形で価値を伝えられれば、受注率を高められるのではないかと考えたことが創業の原点です。最初は個人で事業をスタートし、その後法人化しました。
――現在の事業の特徴や強みについて教えてください。
当社の強みは、「決裁が取れる営業資料」を制作していることです。資料をきれいに整えるだけであれば、多くの会社やAIでも対応できる時代になっています。しかし、重要なのは「誰が決裁者で、その人にどうすれば納得してもらえるのか」を考え抜くことです。
私は前職で、ベンチャー企業の経営企画として社長直下で月100件ほどの稟議を見てきました。経費に厳しい環境の中で、どうすれば決裁者が承認するのかを常に考え続けてきた経験があります。その経験をもとに、サービスごとに決裁者を想定し、その方が納得できるストーリーや構成を逆算して設計できることが、当社ならではの特徴です。
経営者として大切にする価値観
――会社のビジョンについて教えてください。
私たちが目指しているのは、「良いサービスなのに埋もれてしまう企業を減らしたい」ということです。優れたサービスが正しく評価され、必要としている人に届くよう支援していきたいと考えています。
――経営者になろうと思ったきっかけを教えてください。
長く会社員として働いていましたが、個人で仕事をする機会がありました。その中で、経営者の視点を持って仕事ができることや、自分が提供したサービスによってお客様に直接喜んでいただけることに大きなやりがいを感じました。その経験から、自分自身で事業を続けていきたいという思いが強くなりました。
――経営判断の軸として大切にしていることは何でしょうか。
まだ小さな会社ではありますが、お客様の満足度を最優先に考えています。その上で、自社が継続的に売り上げを伸ばせること、そして必要以上にコストをかけすぎないことを意識して経営判断を行っています。
リスペクトを大切にした組織づくり
――組織運営で意識していることを教えてください。
現在は社員を雇用する形ではなく、デザイナーなどの業務委託メンバーと一緒に仕事を進めています。
コミュニケーションで大切にしているのは、常に相手へのリスペクトを忘れないことです。また、依頼する際には、できるだけストレスなく仕事が進められるよう心掛けています。
さらに、一緒に仕事を始める段階で、その方が目指すキャリアや方向性に対して、当社の仕事が役立つものになるかどうかも重要な判断基準にしています。お互いにとって良い関係を築けることを大切にしています。
――今後、一緒に働きたいと思う人物像を教えてください。
人への気遣いや配慮ができること、そして相手をリスペクトできることです。その姿勢があれば、信頼関係を築きながら仕事を進められると考えています。
営業支援の領域をさらに広げていく
――今後取り組みたい挑戦について教えてください。
今後は営業支援の幅をさらに広げていきたいと考えています。現在は営業資料を改善することで受注率の底上げを支援していますが、さらに成果を高めるためには、商談スキルや商談支援まで踏み込む必要があると考えています。
その第一歩として考えているのが、提案書の伴走サービスや商談代行サービスです。営業資料は一度制作して終わるケースが多いですが、実際の営業活動では案件ごとに提案書を作成する場面があります。その提案書作成を継続的に支援し、さらに実際に商談まで請け負い、受注までご支援することで、お客様の営業活動により深く関わることができると考えています。
そのような伴走を続ける中で、商談そのものの課題にも向き合い、将来的には営業支援全体へとサービスを広げていきたいと考えています。
高い視座を持ち続け、価値ある支援を届ける
――影響を受けた人物について教えてください。
前職の上司です。その方は会社員でありながら、常に事業をどう伸ばすかという経営者視点で物事を考えていました。相手が社長や役員であっても態度を変えることなく、「事業を成長させるためにはどうすべきか」という考えを貫いていた姿がとても印象に残っています。
私自身も、その姿勢に影響を受け、常に高い視座を持ちながら事業に向き合うことを意識しています。
――休日のリフレッシュ方法を教えてください。
ジムに通うことと、家族との時間を過ごすことです。子どもと一緒に過ごし、子どもが純粋に喜ぶ姿を見ることで、自分自身も自然とリフレッシュできます。休日は仕事のことを考えず、家族との時間を大切にしています。
最後に、これからも「良いサービスなのに埋もれてしまう企業を減らしたい」という思いを軸に、お客様の価値を正しく伝える営業支援を追求していきたいと考えています。営業資料の制作だけでなく、営業活動全体を支援できる存在を目指し、一歩ずつ挑戦を続けていきます。