朝の運動習慣が経営者の一日を変える――元キックボクサー石川直生氏が届ける新しい健康習慣
株式会社イシカワ 代表取締役 石川 直生氏
「運動したいと思っていても、仕事を優先してしまう」。そんな経営者の悩みに寄り添うオンラインエクササイズを展開している株式会社イシカワ。元キックボクサーとして20年間競技に打ち込み、現役引退後も変わらない体型と健康習慣を維持してきた石川直生氏は、自ら実践してきた生活習慣をメソッド化し、朝のオンラインレッスンとして提供しています。今回は、事業への想いや強み、今後の展望について伺いました。
経営者のための「朝15分」の運動習慣
――現在の事業内容について教えてください。
平日の月・火・金・土の週4回、朝7時45分から8時までの15分間、Zoomを使ったオンラインレッスンを行っています。筋力トレーニングとキックボクシングの動きを取り入れた内容で、「運動したいけれど優先順位が下がってしまう」という経営者や個人事業主の方に向けて、運動習慣を身につけていただくことを目的にしています。
一般的な会社員の方には参加しにくい時間帯だからこそ、経営者のライフスタイルに合わせたサービスとして展開しています。
――今後は法人向けの展開も考えていますか。
現在は個人向けのサービスですが、将来的には企業の福利厚生として導入していただけたら嬉しいと思っています。社員の健康づくりを目的に、会社単位で取り入れていただけるような形も理想の一つです。
20年間の競技生活で培った健康習慣が最大の強み
――他社にはない強みを教えてください。
私は47歳になりますが、20年間キックボクシングを続け、引退してからも現役時代と体型が変わっていません。その理由は、食事の取り方と毎日の運動習慣をずっと続けているからです。
健康な身体を維持することで、一日のパフォーマンスが高まり、仕事の効率も上がります。健康寿命が長くなることは、人生全体のパフォーマンス向上にもつながると考えています。
私自身がその生活を実践し続けているからこそ、机上の理論ではなく、自分が体現していることをそのまま皆さんに伝えられることが大きな強みです。
――この事業を始めたきっかけを教えてください。
現役時代は減量がある競技だったので、普段から腹八分の生活を心掛けていました。そのおかげで減量も3~4キロ程度で済み、ストレスなく試合に臨めていました。
引退後も同じ食生活を続けていると、身体にも健康にも、お財布にも優しい生活だと実感するようになりました。さらに毎朝の筋トレとストレッチも20代の頃から欠かさず続けています。私にとっては歯磨きと同じくらい当たり前の習慣です。
そうした生活を見ていた経営者仲間から、「それは絶対に価値がある」「メソッド化すれば多くの人の役に立つ」と勧められたことが、この事業を始めるきっかけになりました。
福利厚生から組織づくりまで貢献したい
――今後挑戦していきたいことを教えてください。
企業向けのグループレッスンをもっと増やしていきたいと考えています。朝でも就業後でも構いません。会社の会議室やレンタルスペースで、10人、20人といった社員の皆さんに向けてキックボクシングのグループレッスンを継続的に開催できたら理想です。
福利厚生として健康づくりに取り組む企業も増えていますが、それだけではなく、社員同士のコミュニケーションづくりにも役立てていただきたいと思っています。
――どのような効果を期待されていますか。
レッスンでは、役職に関係なく一緒に身体を動かします。例えば上司が持つミットを部下が思い切り打つような場面もあります。
普段の職場では立場による壁がありますが、運動を通じてその壁を取り払い、自然なコミュニケーションが生まれることがあります。
実際に、レッスン後には社内の雰囲気が変わり、コミュニケーションが良くなったというケースもありました。健康づくりだけでなく、チームビルディングにも貢献できるサービスに育てていきたいと思っています。
課題を乗り越え、3年後には10倍の成長へ
――現在向き合っている課題を教えてください。
今はYouTubeなどで誰でも好きな時間に運動できる時代です。その中で私自身は、テレビで広く知られている存在ではありませんので、現状は知人や紹介を通じて広がっている状況です。
SNSでの発信も続けていますが、一気に認知を広げるには戦略的な情報発信が必要だと感じています。今後の大きな課題は、より多くの方にこのサービスを知っていただくことです。
――今後の目標を教えてください。
3年後には売上を今の10倍にしたいと思っています。
また、参加者が20人、30人と増えていけば、単なるレッスンではなく、一つのコミュニティになっていくはずです。イベントや合宿なども開催できるようになり、参加者同士のつながりも生まれてくると思います。
そのコミュニティの中で、新しい交流やビジネスのつながりが自然と生まれるような環境をつくっていきたいと考えています。
朝の運動で世の中をもっと明るくしたい
――休日のリフレッシュ方法を教えてください。
小学生の子どもが二人いるので、家族と一緒に何も考えずに楽しく過ごす時間が一番のリフレッシュです。その時間が何より癒やしになっています。
――最後に、この事業を通じて実現したいことを教えてください。
朝一番に運動すると、身体のスイッチが入り、一日のパフォーマンスが大きく変わります。基礎代謝も上がり、仕事へ向かう気持ちも前向きになります。
一人ひとりの仕事の効率が上がれば、会社全体が良くなり、その積み重ねが社会全体を明るくしていくことにつながると考えています。
朝の15分が人生を変えるきっかけになる。そんな健康習慣を、これからも多くの経営者へ届けていきたいと思っています。