若手の挑戦と中小企業の成長を支える――実践経験を生かした経営支援への挑戦

株式会社やまたか経営未来ラボ 代表取締役 山﨑 崇紘氏

株式会社やまたか経営未来ラボは、中小企業への経営支援を軸に、コンサルティングやCXO(最高経営責任者などの役員・経営幹部)支援、人材育成などに取り組んでいます。本記事では、自らの経営経験や中小企業診断士としての知見を活かし、企業と若手人材の双方が成長できる仕組みづくりを目指す代表の山﨑崇紘氏に、事業の特徴や経営に対する考え方、今後の展望などについて伺いました。

若手人材と企業をつなぎ、新たな経営支援を実現

――現在の事業内容ついて教えてください。

当社では、中小企業向けの経営コンサルティングを軸に、CXO支援を行っています。いきなり経営に深く関わるのではなく、まずは壁打ち支援や経営相談を通じて課題を整理し、経営者との信頼関係を築くところからスタートします。そのうえで、必要に応じてCXOとして経営に入り、事業の成長を伴走しながら支援していくのが基本的な流れです。

もう一つの柱が、若手人材を活用した経営支援です。20代から30代前半の若手を成長企業へ送り出し、経営者の近くで実践経験を積める環境をつくりたいと考えています。企業にとっては将来の中核人材と出会える機会になり、若手にとっても挑戦できる場になります。そうして企業との信頼関係を築いた先で、必要に応じてCXOとして経営支援へ発展させていく構想です。

また、現在はIT事業の事業承継も進めています。新たな事業の柱を育てながら、若手が挑戦できる環境づくりにも力を入れていく考えです。

――他社にはない強みはどういったところにありますか。

一番の強みは、私自身が会社経営の成功も失敗も経験してきた点です。フレームワークだけを説明するコンサルティングではなく、実際に経営してきた経験をもとに支援できるのが強みだと思っています。

また、中小企業診断士としての知識に加え、ITや営業、経営企画、財務、金融機関対応、組織づくりまで幅広く経験してきました。企業の状況だけでなく、若手人材の適性を見極めながら、それぞれに合ったマッチングや実践的な支援を行えることも当社ならではの特徴です。

社会貢献を軸に、信頼を積み重ねる経営

――御社の理念やビジョンについて教えてください。

理念の軸にあるのは社会貢献です。目先の利益を追うのではなく、一つひとつ信頼を積み重ねながら事業を成長させることを大切にしています。会社を大きくすることが目的ではなく、多くの人が集い、それぞれが強みを発揮できるプラットフォームのような存在を目指しています。

――そのように考えるようになった背景についてもお聞かせください。

こうした考え方の原点には、小学生時代の経験があります。当時、教師との出来事やいじめを経験したことをきっかけに、日本の教育や働き方に疑問を抱くようになりました。その後も、退職やリストラ、会社の経営危機、体調を崩して働けなくなった時期など、さまざまな困難を経験しています。

そうした経験があるからこそ、若い世代には正解を探すのではなく、自ら挑戦し、その挑戦の積み重ねを通じて自分なりの正解をつくってほしいと考えています。

本音で向き合い、一人ひとりの強みを活かす

――コミュニケーションで大切にしていることは何でしょうか。

何より大切にしているのは、裏表なく向き合うことです。ただ、感情のまま言葉をぶつけることはしません。一度状況を整理し、課題の本質がどこにあるのかを見極めたうえで対話するよう心がけています。

社長と社員の意見が対立しているように見えても、目的を整理すると同じ方向を向いているケースは少なくありません。それぞれの強みや役割を整理し、適材適所で力を発揮できる環境を整えることで、お互いが納得できる着地点を探っています。

――どのような人と一緒に働きたいと考えていますか。

一緒に働くうえで大切にしているのは、素直さと一生懸命さです。能力以上に、人として誠実に仕事へ向き合えるかを重視しています。

また、一人ひとりの強みを活かすことも欠かせません。営業が得意な人もいれば、開発や企画に強みを持つ人もいます。全員に同じ役割や働き方を求めるのではなく、それぞれが力を発揮できる環境を整えることが、組織全体の成長につながると考えています。

新たな事業の柱を育て、自由な組織を目指す

――今後取り組んでいきたいことはありますか。

今後は、CXO支援を事業の柱として確立していきたいと考えています。壁打ち支援や経営相談を通じて築いた信頼関係を基盤に、より経営に近い立場から企業の成長を支援できる体制を構築していく方針です。

また、現在引き継ぎを進めているIT事業も新たな事業の柱として育てていきます。既存事業との相乗効果を生みながら、事業基盤を強化するとともに、若手人材が挑戦できる環境づくりにもつなげていきたいと考えています。

――現在向き合っている課題はありますか。

現在の課題は、事業の認知拡大と資金調達です。これまではサービスの品質を重視してきた一方で、情報発信やプロモーションには十分な時間を割けていませんでした。今後は認知向上にも力を入れ、事業の成長につなげていきたいと考えています。

資金面についても、事業をさらに拡大していくための基盤づくりが必要だと考えています。着実に実績を積み重ねながら、資金調達にも取り組み、事業の成長を加速させていく方針です。

――最後に、経営において譲れない想いをお聞かせください。

人生は一度きりだからこそ、自分らしさを大切にしたいと思っています。人に迷惑をかけず、法律に反しない限り、自分が信じた道を貫くことが私の軸です。

経営においても、自分だけが幸せになるのではなく、関わる人たちも幸せになれることを大切にしています。会社の常識や固定観念にとらわれることなく、一人ひとりが自分らしく挑戦できる環境をつくっていきたいと考えています。

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