成長を加速させる「非合理的なワクワク」――若者の熱量をカルチャーへ昇華するHA-LUの挑戦

株式会社HA-LU 代表取締役 岡 春翔氏

2024年4月に創業し、わずかな期間で急成長を遂げている株式会社HA-LU。代表の岡春翔氏は、「家なし・金なし・人脈なし」というゼロの状態から、独自の行動力と周囲を巻き込む力で資金調達に成功し、今やSNSマーケティングを中心に多方面から注目を集める新鋭経営者です。今回は、その破天荒とも言えるスピード感の源泉と、岡氏が経営を通して描く未来についてお話を伺いました。

独自のマーケティング戦略と「直感」で勝ち抜く

――現在の事業内容や特徴、強みについて教えてください。

現在、弊社は主にショートコンテンツを活用したマーケティング支援を行っています。具体的には、広告代理店のような立ち位置で、企業のブランディングやマーケティング、さらにはオフラインのリアルイベントとデジタルを掛け合わせたハイブリッドなマーケティング施策を提供しています。

最近では、TikTokやInstagram、YouTube、XといったSNS活用がまだ本格的ではない大手企業様に対し、SNSサポートからPRまで一貫してサポートさせていただくことに注力しています。また、新規事業として美容メディアの立ち上げや、ライブコマースにも力を入れています。今後ますますコンテンツが溢れる時代だからこそ、私たちが作るコンテンツは「信用できる」「紹介する商品は確かだ」と思っていただけるような、コンテンツの信頼性を担保する存在を目指しています。

「逃げ続けた先」にあった社長という道

――経営者になられた経緯を教えてください。

私が社長になったきっかけは、非常にシンプルです。元々はサッカー選手を目指していましたが、高校時代にプロの世界を目の当たりにし、「自分には厳しい」と現実を知りました。それから「サッカー選手以外のかっこいい職業は何だろう」と考えた末に辿り着いたのが「社長」という職業です。

実は、私の人生は「逃げ」の連続なんです。就職したくない、誰かの下で働きたくない、好きな時間に寝て、好きな人と働きたい。そうやって自分のやりたくないことから逃げ続けて、最後に残ったのが社長でした。私の場合、最初から成功の再現性やビジネスモデルを深く理解していたわけではありません。家も人脈も資金もなく、所持金すら1万円に満たない状態からのスタートでした。とにかく社長たちにDMを送りまくってランチに誘い、そこで起業の相談をするという、今思えば無茶苦茶な方法をとっていました。しかし、その無知さと行動力があったからこそ、奇跡的な出会いを経て短期間で資金調達に成功し、今こうして経営者として立たせていただいています。

組織運営と「熱量」が交差する場所

――組織運営で意識していることを教えてください。

現在、社員とアルバイトを合わせて40名ほどの体制で運営しています。採用において私たちが大切にしているポイントは、「素直さ」と「パリピではないこと」、そして「弊社が一番だ」と熱量を持って言ってくれるかどうかです。特に素直な人材は、私たちのノウハウを一度自分の中で受け入れてアウトプットできるため、圧倒的に伸び代があると感じています。

組織の運営については、案件が急増しているため、それを回しきれるプロデューサーや営業人材の採用が現在の最優先課題です。今後は、自ら積極的に開拓に行けるような、野性味のある営業マインドを持ったメンバーが増えていくことを期待しています。クリエイターに関しては、私たちのノウハウが再現性の高い仕組みになっているため、体制は整いつつあります。

「非合理」の中にこそ、未来の価値がある

――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。

今後、3年後にはさらなる成長を目指していますが、企業として究極的に目指しているのは「世の中のトレンドを創り続ける会社」であり、「自社プロダクトが日常的に街中で使われている状態」を作ることです。渋谷の街を自社の広告でジャックした時の高揚感は忘れられません。ああした景色を日常にしたいと思っています。

また、社会に対して「何かを変えたい」という大それた目標を今の段階で掲げることはしません。しかし、一つだけ強く思っているのは、「若者の持ってる熱量をカルチャーにしたい」ということです。大人になるにつれて現実が見えてくると、人は本当にやりたいことを忘れてしまいがちです。夢を追い続け、熱量を持ち続ける若者が、そのままの熱量で輝けるカルチャーを私たちの周りから作っていきたいと考えています。

――経営の中でこれだけは譲れない思いはございますか。

私が経営において譲れないポリシーは、「非合理的でワクワクする選択肢を取り続けること」です。AIを使えば誰でも合理的な判断が下せますが、それでは誰にも響きません。合理的で正解とされるルートではなく、非合理的であっても心躍るような選択をした方が、結果として大きなレバレッジがかかり、予想を超える成果を生み出せると信じています。

思考をリセットする「非合理的な時間」

――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。

仕事以外のリフレッシュ方法は、喫茶店巡りや映画鑑賞、そして一人旅です。特に一人での神社巡りは欠かせません。先日、北海道の知床にある、ヒグマが出没する危険なエリアの神社へ一人で行ってきました。行く前は怖さももちろんありましたが、参拝を終えた後のアドレナリンが出る感覚は、何物にも代えがたい最高のリフレッシュでした。

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