エンジニアの挑戦を、社会を変える力へ——『TECH PLAY』が目指す未来 

株式会社TECH PLAYーX 代表取締役CEO 武藤 竜耶氏

株式会社TECH PLAY-Xは、テクノロジーを武器に挑戦する「TECH PLAYER」に、いま必要な学びを届けるメディアプラットフォーム『TECH PLAY』を中核に事業を展開しています。AIやデジタル技術によって産業のあり方が大きく変わる中、同社が目指すのは、エンジニアの技術や挑戦が社会の変化につながる機会を増やすことです。本記事では代表取締役CEOの武藤氏にお話を伺い、現在の取り組みや経営の考え方、今後の展望について伺いました。

エンジニアが活躍する舞台を、あらゆる産業へ 

――現在の事業内容や特徴について教えてください。

私たちTECH PLAY-Xは、2026年4月15日に設立され、同年6月にパーソルイノベーション株式会社から『TECH PLAY Branding』事業を承継して始動しました。事業の中核となる『TECH PLAY』は、エンジニア・IT人材を取り巻く課題の解決を目指し、2013年にパーソルグループの新規事業として立ち上げたメディアです。現在は約32万人の会員を擁し、エンジニア・IT人材に学びや交流の機会を提供しています。このメディアとコミュニティを基盤に、企業のエンジニア採用や技術ブランディングも支援しています(=『TECH PLAY Branding』)。

――事業をカーブアウトし、TECH PLAY-Xとして新たに始動した背景について教えてください。

『TECH PLAY』はこれまで一貫して、エンジニア・IT人材の学びや交流、挑戦を支えてきました。この軸は、TECH PLAY-Xになった現在も変わりません。

一方で、エンジニアが力を発揮する場所は、IT業界だけではなくなっています。製造、物流、医療をはじめ、あらゆる産業でテクノロジーの重要性が高まり、エンジニアが事業や社会の変化を担う存在になっています。だからこそ、私たちが培ってきたメディアやコミュニティを生かし、エンジニアの技術や挑戦が、より多くの産業や社会の変化につながる環境をつくりたいと考えました。

その可能性を広げるために、企業や自治体のDX・事業変革を支援するINDUSTRIAL-Xグループに参画し、同社の100%子会社としてTECH PLAY-Xを設立しました。『TECH PLAY』が持つエンジニアとのつながりと、株式会社INDUSTRIAL-Xが持つ産業変革の知見を掛け合わせることで、エンジニアが活躍できる舞台を、さまざまな産業へ広げていきたいと考えています。 

――ミッションには、どのような思いが込められていますか。

私たちは、「TECH PLAYER / TECH COMPANYを増やす」をミッションに掲げています。「TECH PLAYER」とは、自らの意志でテクノロジーの可能性を引き出し、変化を生み出す人。「TECH COMPANY」とは、テクノロジーを自らの力として取り込み、挑戦を続ける組織のことです。

テクノロジーには、社会をより良く変える力があります。しかし、技術があるだけでは変化は生まれません。その可能性を引き出し、社会の価値へと変えていく人と組織が必要です。そして、その中心を担う存在がエンジニアだと考えています。

現在は、あらゆる産業でソフトウェアやAI、データの活用が進み、エンジニアの技術が事業や社会に与える影響も大きくなっています。だからこそ、エンジニアが持つ技術や知見をより多くの場所で生かし、変化を生み出せる環境をつくることが重要です。

私たちはこれまで、『TECH PLAY』を通じて、エンジニアや技術組織の挑戦や試行錯誤、成果にスポットライトを当ててきました。その取り組みを広く届け、ほかのエンジニアの学びや次の挑戦につなげていくことが、メディアとしての私たちの役割です。これからも、技術で変化を生み出すエンジニアと、その力を生かして挑戦する組織に伴走し、エンジニアが社会のさまざまな場所で活躍できる未来を後押ししていきたいと考えています。

『TECH PLAY』の次の成長を、自ら牽引する 

――経営者になられた経緯を教えてください。

『TECH PLAY』をさらに成長させ、より多くのエンジニアに価値を届けるために、自ら経営を担うことを決めました。私にとって経営者になることは、肩書きやキャリア上の目標ではなく、事業の可能性を最大限に引き出すための選択です。これまで長くこの事業に向き合い、エンジニアや技術組織とともに業界の変化を見てきた自分だからこそ、次の成長を牽引できる。そう考え、意思決定からその結果まで責任を持つ覚悟で、代表を務めています。 

挑戦するエンジニアの、伴走者でありたい 

――社内で共有している、大切な価値観を教えてください。 

最も大切にしているのは、テクノロジーで変化を生み出そうとする方々への敬意です。社内でも、「私たちは、世の中を変えていく方々の伴走者でいよう」と日頃から話しています。

私たちがいま、さまざまなテクノロジーを活用できているのは、技術の基盤を築いてきた先人の方々と、その可能性を広げようと挑戦を続ける方々がいるからです。そうした積み重ねへのリスペクトを忘れず、自分たちが主役になるというよりは、挑戦する人や組織に光を当て、その価値を社会へ届ける姿勢を持つことを大切にしています。

――一緒に働きたい人物像について教えてください。

エンジニアや技術組織の挑戦に敬意を持ち、その思いの実現に向けて一緒にチャレンジできる方と働きたいと考えています。

私たちの仕事には、企業や自治体のエンジニア、技術組織に伴走し、その取り組みや成果を広く届けるプロジェクトが数多くあります。一つひとつの挑戦に向き合い、発信を通じて共感や次の挑戦を生み出していくことが、「TECH PLAYER / TECH COMPANYを増やす」というミッションにつながります。そうした仕事におもしろさを感じ、同じ方向を向いて取り組める方と、一緒にチームをつくっていきたいです。

エンジニアの知見が、次の挑戦を生むメディアへ 

――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。

エンジニアがIT業界だけでなく、あらゆる産業や社会の中で変化を生み出す存在として活躍できる未来をつくりたいと考えています。そのために『TECH PLAY』を、エンジニアや技術組織の挑戦と知見が集まり、それが次のエンジニアの学びや新たな挑戦へとつながっていくメディアに成長させていきたいです。 

その実現に向けて、現在注力していることの一つが、発信チャンネルの拡充です。これまでは技術イベントやオンラインでの勉強会を中心に、エンジニアや企業の技術組織との接点をつくってきました。今後は動画メディア『TECH PLAY Channel』にも力を入れ、イベントに参加する人だけでなく、より多くのエンジニアに、技術やキャリア、組織づくりに関する知見を届けていきます。 

もう一つは、第一線で挑戦するエンジニアや開発者の声を、より多くの人に届けることです。彼らがどのような未来を見据え、現場でどのような試行錯誤を重ねているのかを伝えることで、ほかのエンジニアにとっての学びや、新たな挑戦のきっかけをつくりたいと考えています。 

私たちはまだ小さな組織ですが、「TECH PLAYER / TECH COMPANYを増やす」というミッションは大きなものです。エンジニアの挑戦に伴走し、その価値を社会へ届けるメディアとして成長することで、ミッションの実現に近づいていきたいです。 

――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。

休日は、マラソンと剣道で体を動かしています。仕事で難しい局面に向き合うためにも、日頃から心身のコンディションを整えておくことを大切にしています。

マラソンは、毎年フルマラソンを1回、ハーフマラソンを2回走ることをルーティンにしています。体力をつけるだけでなく、自分自身とじっくり向き合う時間にもなっています。

剣道は、毎週稽古をしています。その日の心身の状態が動きに表れるので、自分がニュートラルな状態にあるか、難しい場面にも向き合えるコンディションにあるかを確認する機会になっています。

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